タナトス その5
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homuhomu_tabetai
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マデョ!! ピョンピョン アソコ!!
ホミュッ!? ミャドォー!! オネーチャンダ!! マーデョー!! オネーチャーン!!
ブチ…ブチ……
妹たちの発見のすぐ後、死骸の重みに耐え切れずにツタが切れた。
すぐさま妹達は落下地点に駆けつける。
頚部への圧迫の時間が短かったため、その死に顔には首吊り特有の苦悶の表情は見られず、自愛に満ち、神々しくすらあった。
彼女の死に顔が苦痛に歪んだものだったなら…あるいは死骸に著しい損傷があったならば……
我々はお馴染みの「ホビャァァァァァァ!!!」という悲鳴を聞くことができただろう。
だが……
姉仔ほむ「」ホンワカ
オネエチャーン… ヘンジガナイ
ホミュゥ… ツンツン ツメタイ…
マデョー… オカアサンミタイ…
……この日の出来事は幾つもの不幸な偶然が重なりあって起こったものであった。
親まどまどが子供達の眼前で死に至ったこと。
心筋梗塞の発作は一瞬であったために、その死に顔は慈愛に満ち溢れていたこと。
仔ほむ達が飼い主からの愛に満ちた箱庭の中で育てられ、『死』について何も知らなかったこと。
飼い主が親の『死』を子供だましの言葉で誤魔化したこと。
同じ日のうちに、二人目の死者が家族の中から出たこと。
そして、その死者もまた安らかな死に顔であったこと。
だから姉妹達が、
ホミュミュ~♪ マデョ~♪ ミャドドッ♪ オネエチャンモオソラニイケタンダネ♪
という結論に至ったのも無理からぬことであろう。そしてその次に取った行動も……
ホミュミュ…ホミュゥ… オカアサン…オネエチャンニモアイタイ…
マデョ~! ワタシモ!
ミャドミャド♪ アソコニイケバイインダネ♪
マッテテネオカアサン!オネエチャン!
マデョー! ホミュン! ミャドッ! タタタッ
仔ほむまど「「」」プラーンプラーン チョロロ……
♡
ザックザック
ほむほむ「ホム…マドカー…」サクッ
「よし完成だ、土を盛って枝を刺しただけの簡素な墓だが……
すまんな、俺の給料がもうちょっと良ければお前達にお墓を買ってやれたのに…」
ほむほむ「ホム ホムホムッ」ウウン マドマドモキットヨロコンデル
「本当に気の毒に……」ナデナデ
ほむほむ「ホムン……」グスッ アリガトウゴシュジン…
「……辛いとは思うけど、お前には可愛い子供達がまだ残っているんだ。まどまどの分まで一生懸命面倒を見てあげるんだぞ!」
ほむほむ「…ホムッ!!ホムホムゥ!!」ガンバル!
この子は本当に強い子だ……
最愛のつがいを失ったショックを乗り越えて、再び子育てへの情熱を燃やせるなんて……
俺は、ペットと飼い主なんて矮小な関係を飛びこえて、心底この生き物を尊敬した。
「それじゃぁあの子たちの所へ帰ろうか、『お母さん』」
ほむほむ「ホムンッ!!」ニコッ
♡おわり♡
ほむほむの死生観について考えてみた。
よく考えたら虐待でもなんでもなかったでござる
よく考えたら虐待でもなんでもなかったでござる