世界について

ここでは、ハニームー学園の存在する世界について説明する。



世界の地理

この世界の地理は、現実世界の地球とほぼ同じである。
ただし、魔法の影響により一部の地形や気候が変化している部分もあり、まったく同じというわけではない。
また、この世界は現在、四つの国家に分かれている。(>四大国家を参照)
世界の情勢は現在安定しており、今のところ紛争などの兆候は見えない。

世界の歴史

この世界では、1500年前に産業革命が起こっている。
未熟な社会制度・製鉄技術、更に魔法の存在のためそれほどの効果は無かったが、長時間の安定した動力を得たことにより外洋の航海が可能となった。
ただし、方角を見る手段も未熟だったために、決して安全な旅ではなかったが……。
そうしておおよそ1400年前に南北アメリカ大陸の発見。
この発見者たちは報告のため何度か本国に帰った後、アメリカ大陸に移住。西帝ゴールドラッシャーの祖となる。
1200年ほど前になると、ヨーロッパに存在した小国が産業の発展と共に侵略戦争を計画。
技術の遅れていた東南アジアの弱国の一つを植民地化する。当時はまだ植民地という概念が生まれたばかりであり、属国のような扱いであった。
それから時が経ち、1000年ほど前になると、植民地の量も増え、扱いもまさしく奴隷のような扱いにまで悪化していた。
それを見た世界の国は様々な反応を返し、太正日ノ本桜国・EDU・サバンナインド連盟公国の三つ巴による1000年戦争へと発展していく。
この時はまだ西帝は参戦していなかったが、戦争開始から300年ほど経った時に、旗色の悪くなったEDUから援軍要請を受け参戦する。

そうして、それから偉大なる魔法使いによる和平調停があるまで、世界は戦乱の渦に巻き込まれ続けていた。

世界の宗教

この世界にはメジャーマイナー様々な宗教が入り混じって存在している。
人類の大部分は無宗教であり、そのため宗教同士の諍いは少なく、熱狂的な信仰者というのもあまり数はいない。
だがまったくないわけではなく、熱心すぎる布教や教義の相容れない宗教同士の対立などがたまに問題になっていたりする。
しかし和平の成ったこの世界では言い争い以上に発展することは皆無である。

世界の技術レベル

戦争をずっとしていたとはいえ、近年では国境線近くでの小競り合いが主であり、国内部では一生を平和に過ごす人も珍しくはなかった。
故に、娯楽などもほどほどに発展しており、また情報面は軍から流れてきた技術を流用しているため高性能である。
サブカルチャー、インターネット網などは現実の世界と同じ程度に発展しており、携帯電話は地下や密閉空間からでも通じるほどである。
兵器や、兵器から技術転用できる医学・機械工学などは魔法の存在もあってか、SFの世界に近い技術を実現している。

人類と動物と魔物

この世界では、生物の大きな区分けとして「人類」と「動物」と「魔物」の三種類がある。

まず、人類の定義とは「言語を扱う能力を持ち、既存人類との意思疎通が可能である程度の知性を持つ種族の総称」である。
この世界にもともと存在した種族や、異世界の扉により移住してきた種族がいる。
あまりにも様々な種族がいるため、世界全体でいくつの種族が存在しているのかは把握されていない。1万を超える程度だとも、文字通り八百万だとも言われている。

次に、動物の定義とは「言語を扱う能力を持たず、自衛や食物入手以外で攻撃的な行動を取らない種族の総称」である。
動物の多くは家畜として人類と共にあるが、少数ながら強力な戦闘力を持ち、野生で生き抜いている動物も存在する。
そのような動物は縄張りを侵さない限り人類と敵対することはないため、巣の位置は把握されているが人類との関わりはほとんどない。

最後に、魔物の定義とは「言語能力に関わらず、人類や動物に対して目的も無く攻撃的な行動を行う種族の総称」である。
魔物は魔物同士で争うこともあるが、その場に人類、もしくは動物がいると優先して人類や動物を襲う。
多くの魔物は優れた筋力や爪、牙などで襲い掛かってくるが、道具を用いたりすることもある。
また、体そのものが罠のような魔物や精神を侵してくる魔物、精力を吸い取り命を奪う魔物も存在する。
稀に突然変異として、人類や動物に友好的な魔物も生まれることがあり、この突然変異が子孫にまで受け継がれると認められた場合、その種族は人類や動物として定義し直されることもある。
何故このような生態を持つのかはわかっていないが、魔物が存在するために、人類は戦いの術を磨き続けている。
最終更新:2013年07月01日 11:34