漢字の大海
贅
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houji
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【贅】
読み
- 音読み
- 訓読み
いぼ、こぶ、むだ、よけい(な)、いりむこ、ぜい(する)、ふすべ
字義
①てなずける。
物を与えて帰服させる。
物を与えて帰服させる。
②くっつけてあわせる。
衣服を縫ってつぎ足す。
例:「贅衣(ゼイイ)」
衣服を縫ってつぎ足す。
例:「贅衣(ゼイイ)」
③娘にくっつけた入りむこ。
また、人質・抵当として相手にわたした子ども。
例:「入贅(ニュウゼイ)」
また、人質・抵当として相手にわたした子ども。
例:「入贅(ニュウゼイ)」
④いぼ。
皮膚の一部分の肉がもりあがったもの。こぶ。
例:「附贅(フゼイ)」
皮膚の一部分の肉がもりあがったもの。こぶ。
例:「附贅(フゼイ)」
⑤よけいな。
余分で不必要なもの。むだ。
例:「贅言(ゼイゲン)」「贅物(ゼイブツ)」
余分で不必要なもの。むだ。
例:「贅言(ゼイゲン)」「贅物(ゼイブツ)」
解字
会意。「貝+敖」
[敖]は「余分の、ありあまる」の意で、よけいな財貨があまっていることをあらわす。
[敖]は「余分の、ありあまる」の意で、よけいな財貨があまっていることをあらわす。
補遺
- 音読みの「ゼイ」について
「ゼイ」は慣用音。
本来は「セイ」だが、この読みを持つ熟語は
「出贅(シュッセイ、シュツゼイ)」しか見つからなかった。
試験で解答する際には「イク」で答えておけばほぼ問題ないと考えられる。
本来は「セイ」だが、この読みを持つ熟語は
「出贅(シュッセイ、シュツゼイ)」しか見つからなかった。
試験で解答する際には「イク」で答えておけばほぼ問題ないと考えられる。
- 訓読みの「ふすべ」について
ふすべ【贅】
(1)瘤(こぶ)の古称。
(2)黒子(ほくろ)。転じて、無用の物。
<広辞苑第六版>