QuickTimeの明日はどっちだ
自分は動画エンコードに於いて、Appleが提供するものをあまり信頼していません。環境・能力・目的によっては違うと思いますが。
理由は三つ。
理由は三つ。
1.MPEG-4規格「映像コデック」のライセンサーリストにAppleの名前が無い事(コンテナ規格のリストにはある)。
AVC/H.264は始まったばかりであり、コデックの競争はこれからです。Appleが映像コデック専業メーカーやオープンソースの開発速度に追いつく事は考え難いです。3ivxでも買収すれば別でしょうが。
2.iPod関連事業の拡大とCPU転換を控えたAppleに、QuickTimeの信頼性向上に割ける余力は少ないと考える事。
Tigerの登場でサードパーティ製QuickTimeコンポーネントに軒並み不具合が出ました。動画のエンコードをQuickTimeだけに依存した場合、年間のトータルダウンタイムが問題になると考えます。
iPodのビデオ対応はTVキャプチャのエンコードにとって望ましくないかもしれません。ユーザが地上波番組を簡単にエンコードして楽しめるなら、本質的にiTMSの番組の売り上げの邪魔になるからです。この目的に有益な機能はDVDリッピングにも有益であり、プロプライエタリな企業には期待しがたいでしょう。P2Pにも直結するからです。
iPodのビデオ対応はTVキャプチャのエンコードにとって望ましくないかもしれません。ユーザが地上波番組を簡単にエンコードして楽しめるなら、本質的にiTMSの番組の売り上げの邪魔になるからです。この目的に有益な機能はDVDリッピングにも有益であり、プロプライエタリな企業には期待しがたいでしょう。P2Pにも直結するからです。
3.QuickTime は、Win/Linux界の先人たちが使い慣れた「AVIを土台に発展して来たエンコード環境」との親和性が低い事。
これは、単純にAppleの提供するAVI importer/Exporterの出来が良くない事です。AppleにAVIサポートを充実させるメリットは無いので仕方がありませんが、AVIはWin/Linux界の動画エンコード環境の「インフラ」と化しています。この「インフラ」にアクセスし難い事が、彼我の動画エンコード環境の差の一因と考えます。
付け加えるなら、ISO MPEG-4は「国際標準規格」ではありますが「デファクトスタンダード」ではありません。
とはいえ、
Macを捨てるメリットは無いでしょう。エンコードばかりするわけでもないですし、使い慣れた環境を全部捨てるのは愚かな事です。
自分の性格では、エンコ専用にWinを買ったところで、すぐにWinならではの機能を使いたくなり、結局細かい作法の違いに、時間を取られると思います。また自分の技量では、家庭内に複数OSがある状況を「楽しい」とは思わないでしょう。
Macを捨てるメリットは無いでしょう。エンコードばかりするわけでもないですし、使い慣れた環境を全部捨てるのは愚かな事です。
自分の性格では、エンコ専用にWinを買ったところで、すぐにWinならではの機能を使いたくなり、結局細かい作法の違いに、時間を取られると思います。また自分の技量では、家庭内に複数OSがある状況を「楽しい」とは思わないでしょう。
プログラミングやなんやらの腕が無いとはいえ、所詮プロプライエタリのAppleに文句ばっか付けるのもアレな話です。むしろ、そういう自分のスタンスが、自分のフラストレーションの根本と判断しました。
Winの動画エンコード環境だって、マイクロソフトが提供するもんに不満な層があれこれやったから今日の状態があるわけですし。
Winの動画エンコード環境だって、マイクロソフトが提供するもんに不満な層があれこれやったから今日の状態があるわけですし。
Mac OSXにおけるエンコード環境の不安定要因が、Appleが提供する部分にあるのなら、必要な範囲でそこを迂回すれば良い。
自分自身をエンコードに関わる1パーツと見た場合、GUIを捨てて人間が機械に適応するのもアリだよなって事です。
あくまで自分にとっては。ですからね。
ネダルナ、カチトレ、サスレバ、、、与えられるかなぁ?