リコ・水瓶座 - 崩壊学園wiki

キャラの基本情報

• 身長　156cm
• 体重　40kg
• 3サイズ　80/64/75
• 趣味　凄くたくさん

• 親ページ　リコ

No.OS-05-SPRの空想神格。いわゆる「水瓶座のお嬢様」の影響下にある状態です。
とても楽天的な性格で、誰とでも楽しく会話することができるが、すぐに脱線して気になることに話がそれてしまう。
また、リコはとてもかわいい女の子で、その可愛さは奇跡を起こせるほどである。

絆ストーリー

水瓶座のお嬢様

「もう、また反応が無い！推測は間違ってたみたい。私たちは……この遺跡に入れない……」
「498周目、早く次に行こう？499周目、進んで、ほらほら、500周目、完了！あれ？どうしたの？」

リーダーである「しし座のお嬢様」が諦めた時ですら、「水瓶座のお嬢様」はその歩みを止めなかった。
こうやって楽しく500周を終え、最後の1歩を踏み込んだその時、遺跡の門が足音に反応して開いた。
映画『星座の旅人』の中で、いつも部隊から浮いた存在であるが、極めて楽天的な姿勢で何度も奇跡的に窮地を救ってきた「水瓶座のお嬢様」は、隠れた人気が非常に高い。
その後のインタビューで、水瓶座のお嬢様は「偶然仕掛けが解けただけだよ？」と言っていた。
しかし、彼女のファンは、水瓶座のお嬢様は奇跡を起こす体質であると確信しており、女優のリコ自身も奇跡を起こすことができる存在であると信じている。

リコ観察団

短期間の観察を経て、ファンたちはリコが外出先で、折れた葉っぱ、変わった形の雪の吹きだまり、壊れた窓など、奇妙な現象の前で長い間立ち止まることが多いことに気がついた。
——これは正に映画の「水瓶座のお嬢様」の習慣であった。
多くのファンは、リコが「遺跡の門を開くために500周歩く」のような独特な儀式を行い、その中から奇跡を引き起こす方法を探していると考えた。

真相を知るため、ファンはリコ観察団を設立した。彼女たちは、リコの毎日のスケジュールを細かく記録し、リコが何度も足を止めたものを研究した。
ファンたちは1ヶ月ほど観察を続けたが、「奇跡」に関する手がかりは何も見つけられなかった。
しかし、多くのファンが葉っぱの標本、雪の像、古い街並みなどの景色を好きになったそうだ。
リコ観察団はしばらくして『リコの瞳に映る美しい景色』という題名の写真集を出版した。
ヘルは、このような唐突な行為がリコを困惑させるのではないかと思った。
そこでリコにインタビューを行ったところ、リコは非常に興味を持ち、それぞれの写真について感じたことを話してくれた。
あの数日間、リコのファンたちはバビロンが以前に比べ美しくなったと感じた。
彼女たちは、それこそリコの起こした奇跡だと考えた。

リコの1日の軌跡

ある日、リコは道端の陰影に興味を持った。
いくつかの路地を過ぎたところで、リコはふと、ある通りの間の影がゆっくりと動いているように見えることに気づき、その影をずっと追いかけてあるものを見つけた。
——グレイのナイフがネロの胸元に充てられていた。

「こいつがこそこそとリコを尾行していた」

グレイは簡単に説明した。

「私は……ただ……リコの……」

ネロは驚きのあまり言葉を失っていた。
彼女は、リコが本当に奇跡を起こせるのか気になっていたが、恥ずかしくて直接聞くことができず、こっそりリコの様子を観察することにしたのだが、たまたま通りかかったグレイに不審者扱いされてしまったのだ。

「あれ？リコとお友達になりたいの？そっか……じゃあこの影をシェアしてあげる！みてみて、グレイの影はこんな感じなの」

そう言いながら、リコはグレイのスカーフを取った。

「でもこうしたら、影が細くなるの！面白いよね！」

グレイは突然、顔を隠すためのスカーフを失い、恥ずかしさのあまり赤面してしまった。
リコはネロとグレイを連れて、1日散歩をし、卵焼きを食べ、一緒に温泉の影、花の海の影、夕焼けの名残を見た。
3人の少女は夕日のもとでずっと笑い合っていた。
ネロは寝る前に洗顔する時、顔に笑みが残っているのに気づいて、今日は不運とは無縁の生活を送っていたことに気づいた。
もしかして、これがリコのファンが言っていた奇跡なのだろうか？

リコ風

しばらくして、バビロン学園ではリコの話し方を真似るのが流行った。
流行りの発端は、とある動画だった。
ある日、リコ観察団のメンバーであるヴィーザルが次の魔法の薬に使うガラス瓶を買いに行った時、リコもたまたまショーウィンドウ越しにガラス瓶を見ていた。

ヴィーザルは「今日は特別だけど普通の一日だ」と言った。
リコは「この瓶は普通の色だけど、特別な見た目だと思う」と言った。
ヴィーザルは「今はまだ早い時間だけど、今の時間は遅い」と言った。
リコも「あの瓶のように本体は青い朝、そこは深い夜空のようだ」と言った。

このような不思議な会話が長い間続き、更に一部始終がヨーコによって撮影され、バビロン学園でしばらく話題の動画となった。
この気の抜ける会話は「リコ風」と呼ばれ、一時期「リコ風」の動画はどんどんアップされていた。
リコはこの「リコ風」という話し方にとても興味を持ち、ライブ配信で「リコ風」の真似をしようとしたが、意識するあまり全く脱力感は出なかった。

「リコはただの水瓶座のお嬢様だよ、リコ風を理解できるはずがない」

これがライブアーカイブの言い値数が1番多いコメントだった。

リコはここだよ

リコの人気が最高潮に達していたある日、彼女は番号札を付けてバビロン弁論大会に登場した
——もちろん、それはパジャッソの仕業である。
彼女がこっそりリコをエントリーさせ、大会当日にリコを会場に連れて行き、トークセラピーに精通したフロイト選手の前まで連れて行った。
弁論について何も知らず、事前準備もしていなかったリコは、目が覚めてから一生懸命に競技のルールを理解し、ルールを読んでいるうちに興味を持った。
もちろん、全くの初心者であるリコはフロイトにまったく歯が立たないし、どうにか懸命に努力しても劣勢だった。こんな性急な戦いのどこが面白いのだろうか？

この疑問の答えは、1試合目の祭典で明らかになった。バビロン弁論大会は、ネット投票で勝敗が決められる。
パジャッソは、このような明らかな格差を前にして、リコのファンはどう動くのか知りたかった。
パジャッソの予想を裏切り、試合はフロイトの圧勝で終わった。
そして、リコは試合後にフロイトの実力を褒めちぎり、その後は観客席に座り、優秀な選手たちを応援していた。
弁論大会はネット上では予想をはるかに上回る人気だったが、炎上する雰囲気はなさそうだった。
リコのファンにとっては、リコが弁論で奇跡を起こそうが起こすまいが関係ないようだ。
彼女がいるだけで、近くにいるみんなの気分が高揚し、楽観的にすべてを楽しむことができることこそ真の奇跡である。