概要
3サイズ:87/58/88
身長:166cm
体重:56kg
誕生日:2月14日
種族:人間→
転生悪魔
ランク:「騎士」→「王」
短めの青髪に緑色のメッシュを入れている、目つきの鋭いイタリア人美少女。
悪魔としての階級は
下級悪魔→
中級悪魔→
上級悪魔。
後述の戦闘スタイルから「
破壊の双聖剣」の異名を持つ。
経歴
元々はカトリック教会の聖剣使いで、生まれながらにして高い「聖剣使いの因子」をもつという希少な存在であり、
アーシアに負けないくらい敬虔な信徒だった。
教会時代は神の剣として
悪魔・
吸血鬼・魔物を容赦なく断罪してきたため、いつしか「斬り姫」「破壊魔」「神の許した暴挙」と揶揄されるようになる。
しかし、聖剣奪還任務の際に「神の死」を知ったこととそのせいで教会から異端認定されてしまったこと、その両方のショックから自暴自棄になっていたところに勧誘を受け、
リアスの眷属になって悪魔に転生する。
そして、リアスのはからいで「
駒王学園」の高等部2学年に転入する。
22巻で3年生に進級し、イッセーと同じ3年B組のクラスになる。
人物
悪魔に転生してからは「強い子どもを産みたい」という望みを抱くようになり、赤龍帝である
イッセーに子作りとその練習を大胆に迫るようになるなど、教会育ちで一般人と接する機会が少なかったせいか空気が読めないことや羞恥心に欠けている一面がある。
以上のように、当初はイッセーを子作りの相手として見ていなかったが、「
禍の団」との初戦闘の後で彼が
ミカエルに対してアーシアやゼノヴィアの神に祈ることの許可を直談判したことをきっかけに、彼を異性として意識するようになる。
好みのタイプは「何事にも真っ直ぐな奴」。
対人関係
イッセーが独立を果たした暁には彼の眷属としてついていくと宣言しており、彼の
上級悪魔昇格に伴い「騎士」として「
兵藤一誠眷属」に移籍、主に活動系の仕事を受け持っている。
なおリアスへの呼び方は、「部長」から「マスター・リアス」に変えている。
「
アザゼル杯」での「天界の切り札」チームとの戦いの最中、劣勢に立たされる状況下で景気付けのようにイッセーに逆プロポーズする。
教育の大切さを実感したこともあって子供は最低でも5人は作って幼稚園から私立に通わせたいと考えている。
14歳の時に出会った
イリナは、信仰する宗派こそ違えど、同年齢のエージェントとして幾度も戦いを乗り越えてきた相棒にして親友である。
神の剣として努めていた自分が少女としての顔も見せるように変わっていったのも彼女の影響が大きい。
自身の転生騒動の折に喧嘩別れし一時期絶縁状態となるも、
三大勢力の和平後に和解している。
悪魔に転生したアーシアに対しては当初、事情を知らずに一方的に「魔女」呼ばわりしたうえに自殺を助長する発言をしたことから、のちに自身が悪魔に転生したのを前後して謝罪している。
同時に、アーシアとイッセーとの恋仲を進展させようと後押ししている場面も多くみられる。
同じ施設で育ったグリゼルダは姉のような存在で、幼少期から一向に頭が上がらない。
悪魔に転生してからは、三大陣営で和平が結ばれ彼女が
転生天使となって駒王町に赴任してきてからも連絡を取っていなかったが、「
魔獣騒動」後に再会し今までのことを叱られており、以降もたびたび説教されている。
能力
剣士としての技術面は
木場に劣るがパワーで勝るタイプであり、破壊力特化の
デュランダルとの相性もいい。
得意技は開戦直後にデュランダルの聖なるオーラを叩き込む「
開幕デュランダル砲」。
しかし、「時間をかけて短所のテクニックを補うよりも、強みのパワーを伸ばす」というテクニック軽視の指向にあったため、木場に大きな負担をかけていた。
「
魔獣騒動」後に、ミリキャスに自分の弱点を指摘されたことが堪えて、現在では
エクス・デュランダルの力を十全に扱えるようになるための訓練を行っているが、元から使っていた「破壊」の力以外の習熟度には相性の問題などからかなりムラがある。
そのあと、
ストラーダとの戦闘でデュランダルの特性を理解し、真の
エクスカリバーとの聖剣二刀流というスタイルを確立する。
さらにイッセーとリアスの合体技を参考にした強化形態「真紅の破壊龍騎士」も開発している。
また「
アザゼル杯」予選終盤にてシェムハザから「
エクスカリバーの鞘」を譲渡され、限定的な不死性を獲得する。
デュランダルの使い手として類い希な才能を持っているが、「歴代最高峰」にはなれてもストラーダを超えて「歴代最強」にはなれないと言われている。
教会の戦士たちのクーデターでストラーダと戦った時には、戦いの中で
デュランダルの本質について教授され、仲間と共に老齢でスタミナが尽きた彼を退けた。
「
アザゼル杯」本戦1回戦にて全盛期のストラーダと再戦し、イリナと黄龍を交えて試合終了まで粘ったが、終始圧倒され続けるという結果に終わる。
だが、ストラーダがあと30年は現役を続けることを宣言したことを受け、いつか必ず彼を超えたいと決意を新たにする。
人手が足りない状況下では率先して穴を補おうと考えるが、人手が足りている状況になると途端に気が抜けるという欠点があり、今ではイッセーと並ぶ新旧
オカルト研究部における脳筋の代表格になってしまい、同学年で一番の問題児扱いされている。
ただ、方々から「パワーバカ」呼ばわりされているものの実際は頭脳明晰であり、学園生活における座学に関しては小説17巻で期末学力テストで高得点を取っている。
また、運動神経が抜群で、誰とでも分け隔てなく接するため、男子と女子の両方から慕われており、とくに1年女子からは人気がある。
駒王学園への転入以前は通学経験がなく、わずか1年に満たない学生生活で多くのことを得られたと感じており、学校への感謝の念から17巻で生徒会長に立候補し、19巻の生徒会選挙で
花戒桃と生徒会長の席をめぐって争った。
スピーチで生徒たちと学園への愛を貫き通して語った結果、アーシア、イリナ、桐生、グリゼルダも涙を流して感動するなど多くの生徒の支持を得た接戦の末、新生徒会長に当選する。
この件が契機となったのか何かを教える仕事に就きたいと思うようになり、将来は進学を目指す生徒のための塾を開きたいと考えている。
活躍
「
アザゼル杯」予選での「
ソーナ・シトリー」チーム戦では、
レイヴェルにわがままを言って前生徒会長のソーナと一騎打ちに望み、自身の不足を認めた上で己の考えを突きつけ激戦の末に辛勝する。
「
地獄事変」の後で上級悪魔に昇進した際に、イッセーの元から独立しないまま訳ありの者を集めて眷属を作りたいと考え、
アジュカに直接相談して処分を保留していたバルベリスとヴェリネの身柄を引き取り、レーティングゲームの試合や大会に出場できない代わりに特例として「女王」と「戦車」を「変異の駒」にしてもらったほか、前科や出自を危険視されていた
黒歌も眷属に入れ、シトリー当主になったソーナから仁村を預かる。
未来ではイッセーの仕事を手伝う傍らで、
冥界の一流大学を目指す学生が通う塾の塾長をしている。
青春を人並みに謳歌できなかった反動で誰より教育熱心になり、赤龍帝一家の教育係になっている。
また、13年後、30歳前後で長男の漸・クァルタを出産する。
「
D×D」人気総選挙での順位は、「全キャラ部門5位」「ヒロイン部門4位」。
最終更新:2023年08月29日 17:19