両院議員総会(りょういんぎいんそうかい)は、
保守党における最高意思決定機関である。
概説
設立
党の設立以降、保守党は長らく、
大峰義人(初代
総裁)による独裁体制によって運営されてきた。しかし、1954年8月15日、保守党の転換を図る目的で「第1回両院議員総会」を開会する。これ以降、両院議員総会長以下、同総会を常設の機構として運営することを定めた。設立以降、年に一度必ず開催される。特に、3年に一度は、総裁の選出が行われる。それ以外に開催される場合も当然存在する。特に、党務上における重大問題が発生した場合や党の今後の方針を左右するような重篤な問題が発生した場合において、問題の解消を目的として開催されることになる。年に1回開かれる総会は、回数で計測するが、それ以外の総会は「臨時両院議員総会」と呼ばれ回数はつけられない。総会の開催に関しては、総会長の求め、所属国会議員中の10%にあたる人数の求めに応じて開催されることになる。
役職者
この両院議員総会は、総裁の管理指揮権が及ばない独立機構として運営されることとなり、議長役に両院議員総会長、書記役に両院議員総会副会長を選出することとなった。
決議事項
上記事項に基づいた、総会の開催が行われると、基本的には両院議員総会の決議事項に該当する項目を審議する。決議事項は、基本的に2種類に大別されており、それぞれに審議上程の条件が異なる。
- 通常の決議事項(所属する国会議員の10%にあたる人数による議案提出が必要)
- 人事及び問責に関わる決議事項(所属国会議員の過半数が出席していること、決議に関しては2/3以上の賛同票があること)
組織
両者とも、任期は両院議員総会閉会の翌日から、次の両院議員総会(臨時ではない)の最終日までと定められる。選出方法は特殊であり、両院議員総会(臨時ではない)最終日に、最終の審議事項として選出することとなる。とくに、選出される議員は、党籍を持つ国会議員の中で、当選4回以内であり官僚及び党幹部の地位にあったことのない者が選出されやすい。また、この役職の後、ほとんどの人物が党の要職を務めることになる。
歴代両院議員総会長
最終更新:2025年01月14日 13:43