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  • ひょんなことから女の子
  • 『練乳ミルクフランス』2

ひょんなことから女の子

『練乳ミルクフランス』2

最終更新:2006年09月04日 03:34

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管理者のみ編集可
895 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/08/31(木) 13:41:28.73 ID:l5KWbqUi0
      ぴぴぴぴぴぴっぴぴぴぴぴぴっ
      目覚ましの音に起こされる。
      ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪
     「……死んでねえよ。」
      目覚ましと携帯のアラームを止める。まだ少し眠いが起きあがる。そこでふと違和感を
     覚えた。なんだろうか。……そうだ、オレは今女なんだった。そのことを思い出すと同時
     に、昨日のことも思い出してしまった。しかし気持ち良かった。そういえば十分満足した
     つもりだったが、ベッドの中でまたヤってしまい、疲れて寝たんだった。思い出すとまた
     ヤりたくなる。……アレ? ベッドでヤったんだよね? 少し不安になり掛け布団をどか
     すと、案の定シミが出来ていた。……コレは結構恥ずかしいな。シャワーを浴びる間に洗
     濯することにしよう。シーツを外して洗濯機に入れる。ついでに今着ているパジャマも入
     れる。洗剤を入れ、スイッチを入れると、自分はお風呂場に行きシャワーを浴びる。
      …………。
      思いのほか時間がかかってしまった。きっとこの身体が悪いんだ。男の時はこんなこと
     なかった。きっとこの身体が淫乱なんだ。オレは悪くない。むしろ気持ち良かった。しか
     し、コレは結構問題だ。この身体は欲求不満過ぎる。一人の時はまだしも、誰かに見られ
     ている時はヤバイ。誰かに見られてる時にヤりたくなったら…………あ、ヤバ、こんなこ
     と考えたらまた興奮してヤりたくなっちゃうじゃん。どうしよ、本格的にヤバイ。やっぱ
     エロいのはオレ自身か。とりあえず我慢しよう。我慢すれば良いんだ。
      気持ちの整理もついたところでシーツとパジャマを干す。なんか、おねしょしたみたい
     じゃん。……こんなことで興奮しちゃダメだ。
      気持ちの整理もついたところで朝ご飯を食べる。めんどくさいのは嫌いだから、パンを
     食べることにする。っていうか、親がいないとどうしてもパンが多くなる。こんなんで一
     人暮らし出来んのかな? 悩んでもしょうがないか。それにしてもイチゴジャムうめー。
     でもトーストにバターもシンプルだが捨てがたい。ところでバター犬ってどうなんだろ?
     舐めるんだよな? 気持ち良さそうだなぁ…………って、興奮しちゃダメだ。
      気持ちの整理もついたところでケータイでトモを呼ぶ。さて、今の内に荷物でも用意し
     ておくか。財布はまあ三千円あれば足りるよな。定期は…………切れてるか。夏休みだし
     な。勿体ないから普通にキップ買うか。ついでたからTSUTAYAで借りたフリクリとピロウ
     ズのCDも返しに行くか。あとはmp3プレイヤーの充電ぐらいか。


896 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/08/31(木) 13:42:13.90 ID:l5KWbqUi0
      ピンポーン。
      おっ、トモが来たみたいだ。荷物を持って玄関に行く。
     「よう、じゃあ早速行くか」
     「ああ、別に良いけどさ。昨日は楽しんだか?」
     「なっ、へ、変なこと聞くなっ///」
     「その様子なら楽しんだみたいだな」
     「お、お前こそ頭ん中でオレのこと犯したんだろっ!?」
     「えっ、あ、いや、何のことですか?」
     「…………お前、マジにやったのかよ」
     「あー、いや、だからさ、その……」
      友達に脳内で犯されて気分良いヤツなんて普通いねえ。正直、オレもかなりひいた。ま
     だちょっと裸を想像して勃起したぐらいなら許せるが、オカズにされるなんて最悪だ。
     「ついカッとなってやった。今は反省している」
     「カッとなってヤるな」
     「いや、マジゴメン。反省してるから」
     「……ホントか?」
     「本当です。だから友達のままでいてください」
     「……準友達に格下げな」
     「マジっすか!?」
     「そんなことより早く行こうぜ」
     「あ、うん」
      自転車に乗り、家をあとにしてTSUTAYAに向かう。
     「……何か遠回りしてない?」
     「ああ、TSUTAYA寄ってくから」
      そういえばコイツに言ってなかったな。まあいいさ。……それより鍵かけてきたっけ?
     やべ、すっげー不安だ。


897 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/08/31(木) 13:43:23.01 ID:l5KWbqUi0
      TSUTAYAに寄ってから駅に来たので少し時間がかかった。途中、自転車のサドルがイイ
     感じに当たった時はヤバかったが、何とか乗り切れた。少しだけ声を出してしまったが、
     トモにもバレてないと思う。キップを買い、電車を待つ。目的の電車は五分ほどでやって
     きた。玄関の鍵をちゃんとかけてきたことを願いつつ、電車に乗り込んだ。
     「痴漢にあったりしたら面白いのにな」
     「まあな。でもそれはないだろ」
     「確実に捕まえられるよな」
     「もし痴漢にあったら、そん時は俺が取り押さえてやるよ」
     「ならオレはお前を警察に突き出してやるよ」
     「ちょっ!? おい!」
     「冗談だよ、冗談」
     「……ならいいけどさ」
      まあ痴漢に会うことなんてないだろう。夏休みとはいえ、平日の昼前。生憎、座席は埋
     まっているが、立っているのはオレ達を入れてもたったの四人だけだ。この状態でやった
     らただの自殺行為だろう。案の定、何も起きずに目的の駅に着いた。
     「さてと、変態屋に行く前にどっかで飯食ってこうぜ」
     「賛成の反対の反対」
     「じゃ、すぐそこのマックでいいか?」
     「OK,BOSS」
      駅を出ると、すぐそばに商店街がある。目的のマックはその商店街の中にある。運が良
     かったのか、マックもかなり空いていた。
     「オレ、テリヤキセット。ドリンクはコーラで。それからスマイルな。注文しといて」
     「わかった。金は出せよな」
     「いらっしゃいませ。こちらでお召し上がりですか?」
     「はい」
     「ではご注文をどうぞ」
     「ビックマックセットとテリヤキセット。ドリンクは両方コーラで。あとスマイル」
     「え、あ、はいw」
     「…………///」
      やっぱバカだアイツ。普通にスマイル頼みやがった。


898 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/08/31(木) 13:44:34.75 ID:l5KWbqUi0
     「おー、こっちこっち」
      二階の窓際にある席に座っていると、トモが上がってくるのが見えた。
     「お前なぁ……人にスマイルなんて注文させるなよ!」
     「普通は注文する前に気付いてやめるだろ」
     「気付かなかったんだからしょうがないだろ!」
     「じゃあ600円払うからさ」
     「……しょうがねえな」
     「トモは少し多めに代金を貰った」
     「俺は人から貰ったポケモンかっ!?」
      適当な会話をしながら飯を食う。女になって少食になったのか、それともただ単に昼飯
     が早かったのか、食べ切るのがツラかった。前ならセット+単品一つ食ってたっていうの
     に。飯を食い終わり、しばらく他愛もない話をしてから店を出た。あとは変態屋にいくだ
     けだ。変態屋まではココから歩いて約5分。別に遠い距離ではない。商店街を通り抜け、
     信号を渡り、一回右に曲がる。少し歩き、歩道橋を渡った先、そこにウチの高校がある。
     高校からさらに80メートルほど行くと、そこに目当ての変態屋がある。
      店の中に入ると、いつもどおりコンビニなんかでは見かけないような、変な商品がたく
     さん置いてある。店の奥のカウンターに行くと、この店の主がいた。
     「おい、オッサン!」
     「ん、何かな? お嬢さん」
     「ここで売ってるHKOKってジュース飲んだら女になったんだよ!さっさと戻せやコラ!」
     「あー、元男? でもさー、文句言うのはひどくない? ちゃんとこの貼紙見た?」
      そう言って、店主は一枚の紙を指差す。その紙には『このジュースを飲むと女の子にな
     れます!』と書かれていた。その紙の下にはHKOKが置かれていたらしいが、今は何も置か
     れていなかった。
     「……とにかく、オレは知らずに飲んだんだ。男に戻してくれ」
     「勿体ないなー」
      そう言いながらも、店主は一本のジュースを差し出してくれた。そのジュースを見てみ
     る。またもや成分表はない。


899 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/08/31(木) 13:45:27.86 ID:l5KWbqUi0
      …………って、ちょっと待て。
     「なんでまたHKOKなんだよっ!元に戻るヤツ出せよっ!!」
     「いや、落ち着いて良く見て欲しいんだ。ホラ、『ひょんなことから男の子』だろ?」
     「紛らわしいんじゃボケ!!」
     「じゃあ120円」
     「しかも金取んのかよ……」
      しかし、背に腹は変えられないので払う。大した額でもなし、問題ない。その後、「何
     か問題があったら連絡してくれ」と、電話番号を書いた紙を渡された。その紙とジュース
     をバッグにしまうと、変態屋を出た。駅に着くと、ちょうど電車が来ていたので、スムー
     ズに帰ることが出来た。


905 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/08/31(木) 13:54:44.13 ID:l5KWbqUi0
      家に着くと、早速バッグからジュースを取り出す。これさえ飲めば元に戻れる。
     「よし、じゃあ飲むか」
      パキッ、パシッ、ゴクゴクゴクゴク…………
      ……へ? アレ? パシッて何? パシって。
     「アレ?」
      落ち着いて辺りを見回す。するとトモが缶ジュースを飲んでいた。あー、そっか。さっ
     きの『パシッ』は、トモにジュースを取られた音だったのか。
      …………ってええええぇぇぇぇ!!??
     「おま、何飲んでくれてんだよっ!?」
     「ぷはー。うん、確かにマズいね」
     「マズいじゃねえよコノヤロ!」
     「ん、アレ、なんか意識が朦朧と……や…………死ぬ……?」
     「え、おい、大丈夫か?」
     「あ……ヤバ…………」
      倒れた。トモが倒れた。どうしよ。…………電話!そうだ、変態屋に電話だ!貰った紙
     を出して、携帯に入力して、発信!
      プルルルルルルル…………ガチャ。
     「もしもし、こち」
     「変態のオッサンか!?」
     「うるさ……変態じゃないですけど」
     「HKOK飲んだらぶっ倒れたぞ!」
     「ああ、気にしないでください。一回意識失うだけですから」
     「え、そうなの?」
     「……ってかキミが飲むんじゃなかったの?」
     「いや、友達に取られて……」
     「その子、女の子?」
     「いや、男なんだけど」
     「…………何が起きるかわからないな」
     「マジ?」
     「マジ」


906 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [正直メチャクチャでも許して] 投稿日: 2006/08/31(木) 13:55:29.06 ID:l5KWbqUi0
     「ちょ、どうすんだよ」
     「ま、あとで報告よろしく。死にはしないでしょ」
      ガチャ。
     「切りやがった……」
      仕方ない。どうなるかわからないが、トモが起きてくれるのを待とう。
      …………。
     「んん…………」
      トモの声? 寝言か? それとも起きたのか?
     「おい、トモ、大丈夫か?」
     「ん、アレ? 俺……」
     「良かったぁ……」
      トモは生きていた。とりあえずそれでいい。ジュースを取られたなんて関係ない。また
     明日買いに行けば良いだけの話だ。
     「お前、大丈夫か?」
     「うん、大丈夫」
     「なんともないか?」
     「それは……どうだろ?」
      トモの身体に別段変化は見られない。…………もしかしたら少し、2センチぐらい伸長
     が高くなったかもしれない。あと、少し筋肉質になったか? 胸板厚そう…………って、
     何考えてんだオレは。変化はそんなもんかな。
     「少し男らしくなったんじゃないか? まあ良かったじゃん」
     「ああ、まあ、良かったかな」
     「でもさ、なんでいきなりジュース取るんだよ。昨日の復讐か?」
     「…………違う」
     「じゃあ何でジュース取っ……」
      え、ナニコレ? コレなんてエロゲ? kneg? 何が起きた? why? 幻覚?
     オレとトモが、唇で繋がっていますよ? なんの冗談? ってかちょ…………マジかよ。
     オレ、やっぱおかしいぞ。なんか身体が火照ってきてるし。どうしよ、顔が熱い。絶対赤
     くなってる。マジシャンズレッドだよ。恥ずかしいよ。何やってんのオレッ!!


907 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/08/31(木) 13:56:19.95 ID:l5KWbqUi0
     「…………出火原因はお前だぜ?」
      ツッコめねえよ。何言ってんだよコイツ。オレの出火原因はお前だよ!!
     「……かわいかったから、好きになっちゃったから、男に戻したくない」
     「…………え///」
      こ、こ、こ、告白ぅっ!!?? マ、マジで!? 好きとか、ヤバイ、どんどん顔が赤
     くなってく。顔が熱くなってく。…………え? ちょ、マジでオレ、淫乱じゃん。変なト
     コまで熱くなんなよっ!!
     「俺、マジだから」
     「え、あ、いや、その……///」
     「お前と一緒になれるなら、強引でも構わない」
     「え…………」
      押し倒された? ってか一緒になるって? 押し倒したってそういうこと?
     「や、やだ、やめっ……んんんんっ…………!!?」
     「……んっ、昨日は一人でヤってたんだろ? ならいいじゃねえかよ」
      トモが強引にキスをしたり、服の下から胸を揉んでくる。…………なんでオレは、こん
     な時にまで感じてるんだよっ!? トモを見ると、ズボンを脱ぎ始めていた。
     「だ、だめ、やめてって!」
     「自転車で感じてたくせに何言うんだよ」
      バレてたっ!? ヤバ、かなり恥ずかしい。……ってかトモのデカッ!? デカすぎ!
     あんなんムリ。絶対ムリ。入らない。死ぬ。でも入れてみたい。……じゃないっ!
     「ちょ、落ち着け」
     「…………俺は落ち着いてる。冷静にお前を犯したい」
     「いや、ちがっ」
      今度はオレのズボンを脱がし始めた。ヤバ、トランクス恥ずかしい……じゃないっ!
     「見ないで!見ないでっ!!」
      必死の抵抗も虚しく、あっさりと脱がされてしまった。オレのアソコがあらわになる。
     …………見られた。もうお終いだ。


908 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU 投稿日: 2006/08/31(木) 13:57:40.62 ID:l5KWbqUi0
     「……お前、濡れてんじゃん」
     「…………///」
     「嫌がったくせに濡れてんのかよ……」
     「…………///」
     「……挿れるぞ」
     「……ちょ、だめ、やめて、むり、入んない、死んじゃう」
     「…………」
      アレ? 挿れてこない。なんで? やめてくれた? でもそれじゃあトモのが…………
     って、何考えてんのっ!? あー、もう、やっぱダメだ。オレ、エロすぎ。淫乱。変態。
     なんでこんなことばっか考えちゃうだろ。わかんね。そういや、トモはマジでオレのこと
     好きなのかな? ……マジで好きなんだろうな。なんだかんだ、肝心なトコで嘘つくヤツ
     じゃないし。じゃあオレはどうなんだ? オレはトモのコト好き? それは友達として?
     …………違う。さっき見られたくなかったのは、恥ずかしかったからじゃない。濡れてる
     のが情けなかったからでもない。トモに幻滅してほしくなかったからだ。ムリヤリ迫られ
     て感じてるなんて変態だもんな。そんなの知られたくないよ。好きな人には。
      気持ちの整理はついた。オレはトモが好きだ。でも、だからこそ正直に言おう。オレの
     全てをさらけ出そう。そうじゃないと、告白なんて意味ねーよ。
     「……あのさ、聞いてほしいんだ」
     「…………何?」
     「正直に、全部言うから。嫌うなら嫌って」
     「…………」


909 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [さるさん] 投稿日: 2006/08/31(木) 14:02:37.07 ID:TcvAgB+HO
     「……正直な気持ち、犯してほしいです、はい」
     「……ホント?」
     「オレ、淫乱ですから」
     「ホントにやるよ?」
     「オレ、変態ですから」
     「……良いの?」
     「我慢出来ないから。トモの、その、デカいの、欲しいから///」
     「……初めてだし、ヘタクソだけど、それでもか?」
     「オレ、きっと、トモが好きだから///」
     「……俺も好きだよ」
     「ありがと。オレ、トモに、ぐちゃぐちゃにしてほしい」
     「…………」
     「もう何もわかんないぐらいに犯してほしい」
     「……わかった。やるよ?」
     「うん……わかる?」
     「なんとなく」
     「…………///」
      恥ずかしかったけど、左手の指でアソコを開き、右手でトモのを案内してあげた。


910 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [らすと] 投稿日: 2006/08/31(木) 14:04:24.38 ID:TcvAgB+HO
     「ふぅ…………」
      今は部屋に一人。少し前まで二人が重なっていたベッドを見ると、思い出してしまい、
     かなり恥ずかしい。シーツには二人分の汗も、初めての証しである血も、オレの愛液も、
     トモの精液も、二人が一つになったその全てが残っていた。「……また、洗わないと」。
     小さく呟く。激しい運動の後だからか、シャワーを浴びた後だからか、なんだか妙にスッ
     キリしている。トモと一緒になった。そのことが、なぜかとても清々しく思える。「大人
     に成ったって、こういうことなのかな」。また、呟く。トモがシャワーから出るまで、あ
     とどれくらいあるだろう。……やっぱり、世界が違う。今は、トモがいない世界なんてつ
     まらない。「早く、出てきてくれないかな」。まだ、呟く。出てきたら出てきたで、また
     重なってしまいそうだけど。それでもいい。楽しいから。トモと一緒なら、つまらない世
     界でも最高に見える。どんな日常でも、関係ない。トモと二人なら、それでいい。もう、
     男に戻る気もない。トモと一緒にいるなら、女の方が都合がいい。バイバイ、男のオレ。
      携帯を開く。まだ一分しか経ってない。トモと離れている時間が長く感じる。暇を潰そ
     うと、インターネットをやってみる。それでもまだ、退屈だ。……ふと、気になる文字列
     があった。それは、今の自分にピッタリの文字列だった。暇潰しにはもってこいかもしれ
     ない。トモがシャワーからでてくるまでの間、オレはずっとパソコンに向かっていた。


     735:Ego◆iqP3HuSAqU :2006/08/30(水) 18:56:13.97 ID:V6hqPZ/n0
      いつもと何も変わらない景色。つまらない日常。意味のない会話。そんな味気ない、当
     たり前の日々を過ごしていた。
      オレは現在高校三年。世間的には受験で厳しい時期だが、幸いにもオレは指定校推薦を
     貰えた。だから受験勉強も小論文の練習も必要ない。ただ一度面接を受けるだけで良いの
     だ。ハッキリ言って余裕、楽勝だ。そのせいか、今は思いっきりダレている。まあ夏休みだし。
      そんなわけで、オレは今日もトモと遊んでいた。



     ~fin~
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ひょんなことから女の子
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