ひょんなことから女の子
クイニーアマン2
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10 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [唐突なるクイニーアマン] 投稿日: 2006/10/12(木) 23:41:00.67 ID:UG0qWuxRO
そのチャイムが鳴ったのは突然だった。
「はーい」
玄関のドアを開け、訪問者と対峙する。そこで気付いたのだが、訪問者は一人ではなく
二人だった。一人はメガネを掛け、もう一人は掛けていなかった。二人とも男だ。メガネ
を掛けている方が翔太。掛けていない方は裕輝。間違いない。僕の友達だ。もっとも、三
人とも高校は違うが。二人とは小学校と中学校が一緒だった。まあ、そんな二人が家を訪
ねてきた。なら用件はわかる。
「えっと、あの……和正君いますか?」
だろうね。さて、どうしようか。ま、この二人なら平気だろう。
「Oh, Mr.Yuki and Mr.Syota. I am Kazumasa」
「「…………」」
「How are you?」
二人とも固まっている。…………やり過ぎたかな? 理解してない?
「Oh, are you Kazumasa? Realy?」
問題ないみたいだ。
「まあなんだろ、話せば短いから話すけど、一昨日から急に女になった」
「…………なんだそりゃ?」
「さあ? 僕にも原因とかそういうのは何も分からないんだ」
「ふぅーん」
「…………あんまり驚かないね。それにあっさり信じるし」
「結構驚いてるって」
「でもま、いきなり英語で話しかけられりゃ和正かなって思うよ」
そのチャイムが鳴ったのは突然だった。
「はーい」
玄関のドアを開け、訪問者と対峙する。そこで気付いたのだが、訪問者は一人ではなく
二人だった。一人はメガネを掛け、もう一人は掛けていなかった。二人とも男だ。メガネ
を掛けている方が翔太。掛けていない方は裕輝。間違いない。僕の友達だ。もっとも、三
人とも高校は違うが。二人とは小学校と中学校が一緒だった。まあ、そんな二人が家を訪
ねてきた。なら用件はわかる。
「えっと、あの……和正君いますか?」
だろうね。さて、どうしようか。ま、この二人なら平気だろう。
「Oh, Mr.Yuki and Mr.Syota. I am Kazumasa」
「「…………」」
「How are you?」
二人とも固まっている。…………やり過ぎたかな? 理解してない?
「Oh, are you Kazumasa? Realy?」
問題ないみたいだ。
「まあなんだろ、話せば短いから話すけど、一昨日から急に女になった」
「…………なんだそりゃ?」
「さあ? 僕にも原因とかそういうのは何も分からないんだ」
「ふぅーん」
「…………あんまり驚かないね。それにあっさり信じるし」
「結構驚いてるって」
「でもま、いきなり英語で話しかけられりゃ和正かなって思うよ」
11 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [今回は結構細かく区切ってます。] 投稿日: 2006/10/12(木) 23:44:31.18 ID:UG0qWuxRO
「よし、じゃあ遊戯王やろうぜ」
…………遊戯王? カード? マジで? 僕のデッキどこにしまったかな?
「……本気で言ってる?」
「ああ、デュエルだデュエル」
「なんでまた……」
「俺も裕輝にいきなり言われたんだよ。デッキ用意しろって」
しかたない、観念しよう。確か机の引き出しにしまったんだけどな…………あ、あった
あった。ちゃんと四十枚あるかな。確か一番強かったのはレッドアイズだよね…………一
番強いのがレッドアイズ。……負けるよね、普通。確か2450/2550ぐらいだったハズだ。
生け贄とかどうだったかな…………
「よし、じゃあ遊戯王やろうぜ」
…………遊戯王? カード? マジで? 僕のデッキどこにしまったかな?
「……本気で言ってる?」
「ああ、デュエルだデュエル」
「なんでまた……」
「俺も裕輝にいきなり言われたんだよ。デッキ用意しろって」
しかたない、観念しよう。確か机の引き出しにしまったんだけどな…………あ、あった
あった。ちゃんと四十枚あるかな。確か一番強かったのはレッドアイズだよね…………一
番強いのがレッドアイズ。……負けるよね、普通。確か2450/2550ぐらいだったハズだ。
生け贄とかどうだったかな…………
12 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [一次合格] 投稿日: 2006/10/12(木) 23:48:06.04 ID:UG0qWuxRO
ま、予想通り負けた。サイコショッカーとかズルいよ、トラップ使わせて。
「ところでさ、女ってどんな感じ?」
「…………どういう意味?」
「いや、トイレとかさ」
「う~ん……大変だね。やっぱ立ってる方が楽だし、小でも拭かなきゃいけないし」
「そうなのか……」
「でさ、胸のサイズはどうなんだ?」
「ひゃうっ!?」
裕輝が僕の後ろから胸を掴んできた。いつの間に背後に回ったんだろう? まあとりあ
えず、問題は胸を掴まれていることだ。変な声も出しちゃったし。
「……何するの?」
「よいではないか、よいではないか」
「よくないよ!」
「じゃあ俺は下を確認しよう」
翔太がズボンを脱がしてくる。
「コラ、やめろ、変態!」
「ぐへへへ、変態だぜ」
「よいではないか、よいではないか」
こういう時の悪ノリは困る。裕輝もしつこく胸を揉んでくる。少し気持ち良いのが悔し
い。その間に翔太は僕のトランクスを下ろし、恥ずかしい部分をあらわにした。
「おお、マジで女だ」
「ジロジロ見ないでよっ…………///」
かなり恥ずかしい。この後は…………まあ考えるまでもないか。仕方ない、覚悟を決め
よう。見ず知らずの人じゃない、裕輝と翔太なんだ。
ま、予想通り負けた。サイコショッカーとかズルいよ、トラップ使わせて。
「ところでさ、女ってどんな感じ?」
「…………どういう意味?」
「いや、トイレとかさ」
「う~ん……大変だね。やっぱ立ってる方が楽だし、小でも拭かなきゃいけないし」
「そうなのか……」
「でさ、胸のサイズはどうなんだ?」
「ひゃうっ!?」
裕輝が僕の後ろから胸を掴んできた。いつの間に背後に回ったんだろう? まあとりあ
えず、問題は胸を掴まれていることだ。変な声も出しちゃったし。
「……何するの?」
「よいではないか、よいではないか」
「よくないよ!」
「じゃあ俺は下を確認しよう」
翔太がズボンを脱がしてくる。
「コラ、やめろ、変態!」
「ぐへへへ、変態だぜ」
「よいではないか、よいではないか」
こういう時の悪ノリは困る。裕輝もしつこく胸を揉んでくる。少し気持ち良いのが悔し
い。その間に翔太は僕のトランクスを下ろし、恥ずかしい部分をあらわにした。
「おお、マジで女だ」
「ジロジロ見ないでよっ…………///」
かなり恥ずかしい。この後は…………まあ考えるまでもないか。仕方ない、覚悟を決め
よう。見ず知らずの人じゃない、裕輝と翔太なんだ。
13 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [さっど☆さっど☆きでぃー] 投稿日: 2006/10/12(木) 23:55:14.09 ID:UG0qWuxRO
「…………何言ってんだよ、ヤるわけないだろ」
「俺達はそこまでヒドイ人間じゃないぞ」
「え…………じゃあ、その」
「ちょっと見てみたかっただけだってば。…………怖がらせてゴメンな」
「いいよ、別に。……それと、見るだけでいいのなら、いつでも見せてあげるよ」
「マジで?」
「変なことしないならね」
「…………直接は触んない」
「俺も直接はヤらない」
「それなら…………」
こうして、僕と二人のちょっとえっちな関係が始まった…………なんてことはない。
「いいよ、なんて言うと思った? バーカ!」
「なっ!?」
「思うに決まってるだろ!」
「オカズにされるなんて真っ平ゴメンだよ!」
「オー……マジデ?」
「マジで」
「チョトグライヨクナイ?」
「ヨクナイヨ」
「ヨイデハナイカ」
「マジデコワイカラヤメテ」
「イーチャン、Eジャン」
「イーチャンジャナイヨ、フザケナイデヨ」
「オーソーリー、ドントクライ」
「ナカナイヨ、コートノナカダモン」
「フザケテンジャン」
なんだろ、わけわかんないや。でも、まあいいか、楽しいし。僕がふざけてるって?
「…………かもね」
間違いようもなく僕はふざけている。ああ、本当に楽しいよ。不安なんて嘘みたいに。
「…………何言ってんだよ、ヤるわけないだろ」
「俺達はそこまでヒドイ人間じゃないぞ」
「え…………じゃあ、その」
「ちょっと見てみたかっただけだってば。…………怖がらせてゴメンな」
「いいよ、別に。……それと、見るだけでいいのなら、いつでも見せてあげるよ」
「マジで?」
「変なことしないならね」
「…………直接は触んない」
「俺も直接はヤらない」
「それなら…………」
こうして、僕と二人のちょっとえっちな関係が始まった…………なんてことはない。
「いいよ、なんて言うと思った? バーカ!」
「なっ!?」
「思うに決まってるだろ!」
「オカズにされるなんて真っ平ゴメンだよ!」
「オー……マジデ?」
「マジで」
「チョトグライヨクナイ?」
「ヨクナイヨ」
「ヨイデハナイカ」
「マジデコワイカラヤメテ」
「イーチャン、Eジャン」
「イーチャンジャナイヨ、フザケナイデヨ」
「オーソーリー、ドントクライ」
「ナカナイヨ、コートノナカダモン」
「フザケテンジャン」
なんだろ、わけわかんないや。でも、まあいいか、楽しいし。僕がふざけてるって?
「…………かもね」
間違いようもなく僕はふざけている。ああ、本当に楽しいよ。不安なんて嘘みたいに。