クイニーアマン幕間３ - ひょんなことから女の子

125 名前： Ego ◆iqP3HuSAqU [クイニーアマン幕間?] 投稿日： 2006/10/15(日) 06:14:25.63 ID:JtT6OUYJO
　　　　　　俺がリビングにいると、瑞恵がやってきた。
　　　　　「……で、なんであんなことに？」
　　　　　「ちょっと身体検査のついでにね、つい出来心で」
　　　　　「つい出来心で襲うなよ。痴漢よりタチ悪いぞ」
　　　　　「痴漢よりタチ役の方が悪い？」
　　　　　「質悪い。タチネコじゃない」
　　　　　　俺はとりあえず昼飯を食っていた。思いっきり床の上、それも一番人目につく玄関だっ
　　　　　たから、俺が雑巾で拭いた。しかも瑞恵は手伝わないし。まあそんなわけで、床拭く時に
　　　　　ちょっと粘着質な液に触れちゃったんで、石鹸で手を洗ってもイマイチ綺麗になった気が
　　　　　しなかった。しかし、腹が減っていたので、余り気にしないで飯を食っていた。
　　　　　「……どんだけやったんだ？」
　　　　　「和正が一回イッただけよ」
　　　　　「そうか」
　　　　　　じゃあアレは和正の…………って何考えてんだ俺は。
　　　　　「和正、すごくかわいかったわよ。胸も良い形してたし」
　　　　　　それは見た。少し小さめだけどかわいい感じで和正らしい胸だった。
　　　　　「和正さ、部屋に閉じこもっちゃったみたいよ」
　　　　　「瑞恵が変なことしたせいでな」
　　　　　「一真が帰ってきたせいよ」
　　　　　　俺は悪くないと思うんだが。むしろ赤の他人に見られるよりはずっとマシだろう。つま
　　　　　り俺はむしろ褒められるべきだ。…………まあ今はどうでもいい。問題は和正だ。ちょっ
　　　　　と恥ずかしい姿見られただけでひきこもりやがって。
　　　　　「さて、どうしたもんかな…………」
　　　　　　瑞恵も悩んでいるのか、俺の呟いた一言に対する答えは返ってこなかった。