デマオン、アイラ、ナナの3人は焼け落ちた図書館を捨て、デパートへ向かっていた。
しかし、その3人の間には沈黙が支配していた。
図書感へ向かう時の行脚とは異なり、デマオンもその沈黙に関して物申さなかった。
3人がそうなった理由は、言うまでもなく図書館での惨劇だ。
拠点のみならず、殺し合いを打破するために集った8人のうち、3人が拠点と共に荼毘に付されたからだ。
ただし、それはあくまで『共通の』沈黙の要因になっていること。
3人の内の中でアイラは、別の理由でも沈黙を貫いていた。
それは、同行者の柊ナナに対する疑惑の感情だ。
先程の乱戦の中、彼女は今までとはまるで違う態度で、満月博士を襲っていた。
勿論悪かったのは満月博士、正確に言うと彼の憎しみを増幅させた剣なのだが。
図書館で出会った時からそうだったが、どうにも柊ナナという少女には、裏表がある印象だった。
この殺し合いから脱出しようとしているのは確かではあるが、どうにも信用できなかった。
(もしかすると、図書館の襲撃も……?)
あの赤髪の少女とベビーゴイルのような魔物だけではなく、内通者によって図書館の襲撃は行われたのではないか。
そこまで考えて、思考をいったん止めた。
過剰なまでの疑心は、対主催の輪を不必要に壊してしまうことになる。
アイラ一人で首輪を解除することが出来ない今、そうなるのは致命的だからだ。
その内がどうであれ、柊ナナという少女は、殺し合いに乗るつもりはないのは確かだ。確かなはずなのだ。
だから、隠し所の1つや2つ大目に見てやろうと考えた。
(これは……策を変えた方が良いかもしれないな。)
一方で柊ナナも、3人の中で気付かれることなく思考を巡らせていた。
拠点が壊れ、半分近くの仲間を失い、この対主催勢力は半ば崩壊しているようなものだと考えていた。
ならば他の対主催陣営に移るか、と考えていたが、その考えもすぐに破棄した。
その懸念となったのが、自分の世界から参加させられ、今も生きている3人。
彼らが陣営を組んでいるかいないかは分からないが、誰かに何らかの形で自分が鼻持ちならない人物だと吹聴しているだろう。
特に小野寺キョウヤなどは、自分が危険な存在だと同行者に吹聴している可能性が著しく高い。
だから、安易に他の対主催陣営に入ることは出来ないと考えた方がいい。
今いる対主催陣営は、半壊とは言え、自分が怪しい者ではないことを示す隠れ蓑になる上でも捨てられない。
ならば、もしこの陣営が完全に壊れてしまえば?
流石にデマオンやアイラが簡単に殺されるとは思えないが、先のようなケースもある。
仮に自分だけが助かったとしても、自分は他の陣営に入れてもらえないかもしれない。
そして自分一人では、首輪を解除することは出来ないため、この陣営が壊れればやることは一つ。
残る参加者を皆殺しにして、この会場から脱出する。
それに関しては彼女にとって問題は無かった。
この殺し合いが始まる前から、彼女は似たような状況下にいたし、殺すことに躊躇は無い。
デマオンのような能力だけではなく、生命力まで人とは一線を画す相手でさえ、弱点を付けば殺せることが分かった。
難しくはあるが、脱出も不可能では無いと考えていた。
毒針が無いのが残念だが、どこかでもう少し殺傷力のある武器を調達して――――
そこまで考えて、思考のベクトルを変えた。
優勝はあくまで彼女にとって、最後の手段だからだ。
流石に参加者が多く生き残っている中、それは考えが早すぎる。
状況によっては、1対30数人という状況にだってなりかねない。
死亡者が呼ばれる放送で残りの参加者が何人か知って、かつデパートにあるという『かぎ』が何なのか知ってから行動に移しても遅くはない。
燃える図書館から出る時に、本を数冊持ってくればよかったと、今になって後悔した。
少しでも首輪を解除できる手掛かりを持っておけば良かったし、別陣営で信頼を掴む手段にもなり得る。
「森を抜けるぞ。危険かもしれぬが、時間が無い。」
先頭を歩いていたデマオンが、そう呼びかけた。
本当は昼頃にはデパートにたどり着いていたはずだった。
だが、図書館で一悶着も二悶着もあったがために、大幅に時間をロスしてしまった。
この殺し合いにタイムオーバーは示されておらず、あるとすれば会場全てが禁止エリアになった時だが、それは大分先になるはず。
だが、最初の6時間での死者の多さから考えても、モタモタすれば参加者の全滅もそう遅い事ではない。
その時、森の方から一人の男が走って来た。
白いスーツで趣味の悪いネクタイをした、仕事の慣れたサラリーマンと言った印象の男だ。
「止まれ!!ワシらは殺し合いに乗るつもりはない!!」
(あんな剣幕で言われたら、恐怖で止まるかもしれないわね……)
(これはこれで、交渉には向いているかもしれないな……。)
デマオンの警告と、その仰々しさに呆れるアイラとナナを前に、男は立ち止まった。
立ち止まった、というより尻もちをついたのだが。
「私は吉良吉影といいます……私を襲った者から逃げてきました……。」
その男は、上司に頭を下げるかのようにへりくだった態度を取った。
「私は殺し合いには乗っていません!!なので、そう睨まないでください……。」
「面を上げよ、地球人よ。」
それに対し、いつもと変わらぬ傲岸不遜な態度でデマオンは返した。
「ワシらはこの殺し合いを壊し、あのデク人形共の鼻を明かそうと考えている。
最も、歯向かう場合なら話は別だが。」
「とんでもありません!!私もこの殺し合いを壊そうと考えていました。」
「なら良い。きさまもこれからデマオン軍の一員……と言いたい所だが、どのような力を持っておるのか?」
王たる者、配下の能力や何が出来るかは知っておくべきだ。
大魔王の城でゼルダとアイラを加えた時は、彼女らが何が出来るのか前もって知ることが出来たので、聞く必要は無かった。
だが、この男が何者か知っておくためにも、それを聞いておきたかった。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
(何だコイツは……!?)
吉良吉影がデマオンに抱いた第一印象は、それ以上でもそれ以下でもなかった。
175センチの吉良を優に凌ぐ巨体。
両の眼孔はメラメラと炎のように燃え盛り、口は大きく裂け、牛鬼もかくやというほど立派な角を2本持っている。
その男に止まれと警告されて、前のめりに走っていたというのに、尻もちをついてしまった。
だが、それぐらいは許して欲しいと思った。
それほどまでに、この男は禍々しい気迫を放っていた。
植物のような生活を営むためには、絶対に関わってはならない存在だと、第六感が告げていた。
そして、キラークイーンを使ったとしても勝てるかどうか怪しい相手だということも。
無敵のスタンド使いである承太郎は殺せても、この男は殺せないだろう。
吉良吉影とは、杜王町の裏に潜む殺人鬼であると同時に、ただの平穏な生活を夢見る凡庸な男の面もあるのだ。
故に、自分とデマオンには越えられぬ壁があるということを、あると認識した上で生きねばならないことを即座に知ってしまった。
尻もちをついたまま、殺し合いに乗っていないことを主張し、頭を垂れるという大嫌いな行為でさえ平然とやってのけた。
こんな風貌だというのに、殺し合いに乗っていないというのは聊か驚いたが、それでも安心は出来なかった。
殺し合いに乗っていないというのなら、それはそれで問題はある。
この男が、自分が人殺しだと気付いたら攻撃してくるだろうと考えたからだ。
(待てよ……)
デマオンの大魔王の風格に圧倒されて、思考停止に陥っていたが、少し冷静になると思考の幅が広がる。
1たびこの輪の中に入ってしまえば、これほど安全な場所もそう多くは無いとも思った。
この男以外にも、殺し合いに乗っていない者が2人もおり、なおかつ3人共自分が人殺しだとは考えてもいないからだ。
加えて、デマオンと一緒にいるピンクのツインテールの少女は、寺で殺した少女、犬飼ミチルが言っていた少女だ。
頼りになるリーダーとして尊敬していた、柊ナナだとも気付いた。
あの少女の言っていることがどこまで正鵠を射ているのかは分からないが、この陣営は安定しているのは間違いないと考えた。
この陣営は、多少不都合を考慮しても、安全な隠れ蓑になり得るのは間違いない。
などと思ったのが間違いだと感じた。
この男は勝手に自分をデマオン軍団の一員とか宣い、挙句の果てに面接でもするかのように自分の出来ることは何かと聞いてきたのだ。
しかし、言われてみるとどうすべきか困る。
自分に能力があることを明かすべきではあるのだが、迂闊にスタンドのことまで言うべきではないとも思った。
スタンド、しかもその能力を見せつけるということは、自分の尻の穴を見せつけるような行為だ。
だが、この会場では自分のスタンドはスタンド使いで無い者でも見ることは出来る。
「このような力を持っています。キラークイーン。」
スタンドを具現化させることにした。
その右腕を振り下ろし、近くにあった岩を殴り潰した。
「この力で私の力ではどうにも出来ないほど大きい物でも壊せるのです。」
ただし、触れたものを爆発させるという真相には触れず。
「重清君の能力に似てますね。」
(………!!!!!!!!)
しまった、と吉良は思った。
ピンクのツインテールの少女が言う重清君とは、以前殺した中学生だというのは間違いない。
既に名簿でどういうわけか参加させられているのを見たが、まさかこの少女と会っていたとは。
「はて……誰のことでしょうか……。」
「ナナちゃん、もしかすると同じ世界出身ってことだけじゃない?」
赤い服の女性がそう聞いてきた。
「そう言えば、重清君も吉良さんのことは話してなかったですね。私ってばうっかりしました!」
頭に手を当て、てへ、と言った様子でナナと呼ばれた少女はポーズをとった。
「知り合いがどうのと話をしている場合か。早くデパートへ向かうぞ!!」
デマオンは森に入って行く。
「あの……」
そっち側に行けば、自分を敵だと知ってる連中に遭ってしまうので別の方向へ行ってください、とは言えない。
森の中なので、鉢合わせする可能性自体はそれほど高く無いが、それでも敵がいる方向に向かうのは心臓に良くない。
「言いたいことがあるなら早く言え。」
どうにかしてこの先には危険な男たちがいるので、迂回して行って欲しいと頼みたかったが、迂闊な申し出で波風を立てたくなかった。
「いえ、何でもありません。」
「吉良さんは向こうの場所で襲われたから、森の中へ戻りたくないんじゃないですか?」
ナナが妙に聡く訪ねて来た。
「ええ、そちらのお嬢さんの仰る通りです。あの森では私を襲って来た人間がいたので、あまり戻りたくはないなと。」
「それは大変でしたね。どんな人だったんですか?」
(…………。)
ここで吉良が面倒だと思ったのが、迂闊にその名前を言いたくなかったということだ。
もしもこの3人の内いずれかが、自分が犯人に仕立て上げようとした者と知り合いならば、悪いのは自分だと露見してしまう。
少し前シャーク・アイと川尻早人を、ヤンと伊東守に犯人に仕立て上げようとしたが、それも上手く行かなかった。
なので、こう答えることにした。
「それが、森の木に隠れて私の背中を狙って来たので、どのような風貌だったかまるで分かりません。」
「モタモタするな。早く行くぞ。」
デマオンは森の中に入って行く。
「は、話を聞いていたのですか!?」
「襲ってくる不届き者がいるなら、返り討ちにすれば良いだけ。
その為だけに遠回りなど、意味のないことだ。」
一瞬この男から離れようかとも思ったが、この先入ることが出来る陣営が無いかもしれない以上は、入らざるを得なかった。
デマオンを利用することの安全と、ここを抜けることの危険を天秤にかけて、吉良は付いて行くことに決めた。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
それからは、吉良が加わり、4人で森の中を進むことになった。
(どうにか方向転換してくれないものか……)
鬱蒼とした森の中なので、可能性はさほど高く無いが、この方向に海賊男や川尻早人、あの禿げ頭の男がいるかもしれないと考えると、気が気ではなかった。
森は鬱蒼としており、しかも様々な種類の樹木が立ち並んでいた。
太陽が出ていたので夜よりかは快適に進めたが、それでも進みにくいのに変わりは無かった。
ただし、それはあくまで杜王町から滅多に出ない吉良の話。
魔界星の過酷な環境に適応して来たデマオンや、世界中を冒険して来たアイラ、小柄さを活かせるナナにとっては、そこまでの悪路でも無かった。
「吉良さん、もう少し早く歩けませんか?」
「す、すいません。ですが警戒はした方が良いのではないでしょうか?」
腸の煮えくり返る思いで、ナナに謝罪する。
こんな場所では、『森の中で木々に隠れて襲ってくるものがいる』という自分の付いた嘘が、誠になりかねない。
何度目か、ひときわ大きな大木を曲がった時だった。
バキバキ、と何かが木々を倒す音が聞こえた。
「止まれ!!わしらは殺し合いに乗るつもりはない!!」
「ウガー!!」
デマオンの警告も空しく、機械兵バルナバは4人に襲い掛かった。
「ブリキ人形ごときが、わしに敵うと思うな!!」
かつてのび太たちを纏めて城のてっぺんから吹き飛ばした魔法を受け、バルナバは大木に叩きつけられる。
吉良とナナはデマオンより後ろに立って、それぞれスタンドと空気砲で準備をしているが、これは自分にはやることないなと思っていた。
だが、機動力には難あれど、力と耐久力は補って余りあるのがバルナバだ。
「ウガガガ!!」
ムクリと起き上がり、襲い掛かろうとする。
しかし、アイラがディフェンサーを掲げて斬りかかった。
バルナバの拳が彼女を襲うが、いとも簡単に躱す。
彼女はプロトキラーやポンコツ兵など、機械系の魔物との戦いには慣れていた。
その点に至っては、科学や工学に関して門外漢であるデマオン以上に優位に戦えた。
(こういう奴らは動きが大振りだから前もって懐に潜っておいて……)
バルナバは拳が意味のない場所に潜りこまれるが、もう遅い。
(そして関節の部分を狙う!!)
アイラの斬撃が、バルナバの右脚の関節に入った。
「からの……剣の舞い!!」
続けざまに、目にもとまらぬ速さで左脚の関節も斬りつける。
それだけではない。踊るように繰り出す4連撃は、デマオンやナナが援護射撃を入れる間もなく、バルナバの四肢を壊した。
戦士としての力強さ、踊り子としての身軽さを兼ね揃えたアイラの身が出来る技だ。
図書館で戦った秋月真理亜とは異なり、バルナバはまごうとなき危険な魔物だったので、アイラには躊躇う必要は無かった。
「実に見事なり。流石デマオン軍の幹部だけある。」
「話半分聞かなかったことにして、ありがとうございます……。」
アイラはデマオンの称賛を流し、先へ進もうとする。
「あの……一つお聞きしたいのですが、吉良さんを襲ったのはあのロボットさんじゃないでしょうか?」
「……分かりませんが、恐らくそうでしょう。」
吉良は、生きているか死んでいるか分からない参加者よりも、壊れたロボットを犯人へとすることにした。
死人に口なし、もとい、壊れたロボットには口なしということだ。
「犯人探しをしている場合ではない。行くぞ。」
デマオンの呼びかけで先へ進もうとした所で、バルナバが何か呟いた。
「ウ……ガ……ガ……」
「まだ動いているのでしょうか?」
吉良が遠くからも、訝し気に眺める。
「もう動くことは無いだろうし、捨て置……」
デマオンがセリフを言い終える前に、バルナバが自爆した。
辺り一面に、炎と鉄の欠片がぶち撒けられる。
一番バルナバの近くにいたアイラが吹き飛ばされる。
慌ててゼルダから承った魔法の盾でガードするも、風圧までは凌ぎ切れない。
「く……。」
吹き飛ばされても、スーパースター特有のボディーバランスでひらりと着地する。
だが、その様子を後方の者達は煙に遮られて分からない。
「アイラさん!!」
ナナが声を上げる。
後方に構えていたナナと吉良吉影は、風圧に煽られ、巻き上がる煙によって視界を遮られるるだけだった。
だが、被害はそれだけではない。
そして、この場所は木々が立ち並ぶ森。
そんな場所で炎が散布されれば、木に火が付くという常識を知らぬ者以外は、どうなるか一目瞭然だろう。
「吉良さん!!デマオンさん!!危ないです!!」
すでにバルナバの暴虐によって倒れかけていた大木が、自爆によって倒れて来た。
そのまま、密林の木々が続けざまに倒れ、ナナと吉良、デマオンとアイラが完全に分断されてしまう。
「デマオンさん!!アイラさん!!無事ですか?」
ナナは木々の倒れた所に向けて声を上げる。
アイラは言わずもがな、デマオンとてどうなるか分からない。
「私は無事よ!そっちは!?」
「ワシも気にするな!それよりワシから出来るだけ離れろ!!西側の森の出口で合流する!!」
倒れた木の上から首だけが見えるが、逆に大丈夫なんだと
「はい!」
「分かりました!!」
デマオンの意図は分からなかったが、ナナと吉良はその場から離れる。
この殺し合いで、誰かに殺されずに一酸化炭素中毒で死ぬほど間抜けな話は無い。
2人が火の元から走ってなお炎は広がり続け、森火事は止まらぬ様子はない。
そこに誰かの手が加えられなければ。
「落ちよ 水柱!!」
水魔術は1つ星クラスの悪魔、なんなら多少魔法を嗜んだ人間でさえ出来る簡易的なものだ。
だが、それを悪魔族の首魁たる者が使うことによって、大滝にも見紛うほどの水を落とせる。
図書館の時と違い、密閉空間ではない以上は味方を巻き込むことを恐れる必要もない。
天から降り注いだ水は、今度はデマオンの周りを流れ、青い大蛇、あるいは龍のように暴れる。
それはうるさく広がる炎を、瞬く間に飲み込んだ。
彼が柊ナナと吉良吉影を出来るだけ遠ざけたのは、水魔法に巻き込まないためだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
黒い煙が消えた時、大雨の時の川のような音を聞いた時、離れた2人もデマオンが魔法で火を消したのだと確信する。
既に彼が見えないほど離れてしまったが、2人で西へと進むことにした。
幸いなことに、支給品にはコンパスもあるため、森で迷うことは無い。
「さてナナさん。早くこの森から出ましょう。いつ新たな敵が現れるか……」
吉良吉影がコンパスをザックから取り出し、西向きを確かめようとする。
「いや、それを恐れる必要は無い。」
簡単に柊ナナは、吉良の言葉を遮った。
「私にとっての敵は、お前だからだ。」
ナナは吉良の後ろで、空気砲を向ける。
「いえ……あの機械兵が……。」
「アイツに不意打ちのような器用な真似が出来ると思ったのか?」
「お前は後ろから襲われたと聞いたが、背中にそれらしき傷は無い。何故嘘をついた?」
この時、吉良という男は知らなかった。
最もこの陣営の中で警戒すべきは、大魔王デマオンではなく、柊ナナという少女だということを。
【D-4 森 昼】
【吉良吉影@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:ダメージ(小) 困惑(大) 苛立ち(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品 ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本行動方針:脱出派の勢力に潜り込み、信頼を勝ち取る。
1.名簿に載っていた、仗助、康一、重ちー、隼人、そしてシャークに警戒。争うことになるならば殺す
2.早人やミチルにもスタンドが見えたことに対する疑問
3.ヤン達からは距離を置きたい。
4.絵の中の少女、秋月真理亜の手が欲しい
5.柊ナナをどうする?
※参戦時期は川尻耕作に姿を変えてから、カップルを殺害した直後です
【柊ナナ@無能なナナ】
[状態]後頭部に打撲 吉良吉影への疑い(大)
[装備]空気砲(80/100)@ドラえもん のび太の魔界大冒険
[道具]基本支給品、ランダム支給品0〜1(確認済み)、名簿を七並べ順に書き写したメモ、
[思考・状況]
基本行動方針:最低でも脱出狙い。可能ならオルゴ・デミーラ、ザントの撃破。最悪は優勝して帰還。
1.デマオン、アイラと共に、デパートへ向かう
2.殺し合いに乗っていない参加者と合流を目指す。
3.回復能力を持つ東方仗助と合流したいが、1よりは優先順位は低め
4.小野寺キョウヤはこの殺し合いの中なら始末できるのか?
5.佐々木ユウカは出会ったら再殺する。
6.スタンド使いも能力者も変わらないな
7.吉良と重清、能力は似ているが何か関係があるのか?
8.吉良吉影を……?
※参戦時期は20話「適者生存PART3」終了後です。
※矢安宮重清からスタンドについて、東方仗助について聞きました。
※広瀬康一、山岸由香子、ヌ・ミキタカゾ・ンシをスタンド使いと考えています。
※異世界の存在を認識しました。
【【C-4 森 昼】
【デマオン@のび太の魔界大冒険 】
[状態]:健康 魔力消費(小) 精神疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1〜2
[思考・状況]
基本行動方針:不遜なるデク人形(オルゴ・デミーラ、ザント)をこの手で滅し、参加者どもの世界を征服する
1.デパートへ向かい「鍵」の正体が何なのか調べる
2.何だ……この気持ちは……。
3.デマオン軍団の一員として、対主催の集団を集める。
4.刃向かうものには容赦しない
5.アイラと共に、森の西側でナナ、吉影と合流
【アイラ@ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち】
[状態]:ダメージ(中) 火傷(中) 職業 調星者 (スーパースター)
[装備]:ディフェンダー@ FINAL FANTASY IV 魔法の盾@ドラゴンクエストVII
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0〜1モーテン星@魔界大冒険 、イツーモゲンキ@ペーパーマリオRPG、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本行動方針:オルゴ・デミーラを再度討つ
1.デマオン、ナナと共にデパートへ向かう
2.アルスとメルビンが心配
3.柊ナナに対する疑い
4.森の西側で、ナナ、吉影と合流
※職業は少なくとも踊り子、戦士、武闘家・吟遊詩人・笑わせ師は極めています。
参戦時期はED後。
最終更新:2022年07月18日 17:29