「確かに康一君トランプで見る限りかっこよさそうだよね~。」
「……」
「あ、でも別に彼を取る気はないから安心して!
私もシンジって奴がいるからもうずっと一筋だし!」
「そう。」
「でもやっぱ、恋する乙女って無敵だよねー。
こういう時でも由花子ちゃんは康一君を大事に思ってるわけだし!」
「ええ。」
殺し合いと言う場には似合わない笑顔と会話の内容が湖の傍で繰り広げられる。
年頃の女性二人で恋バナとは、状況を理解できてないのではないかと思うが、
これについてはその談議に付き合わされてる当人、山岸由花子も思っていた。
と言うより、これはほぼ一方的な会話に等しい。
二人の出会いは大層なものではなかった。
E-2の杜王駅へ向かおうと湖を歩いていれば、
近くから彼女、佐々木ユウカがやってきただけのこと。
関係のある場所がなく、当てもなくさまよっていたらしい。
(学校だけであの学校かどうかを判断するのは、当然だが無理と言うものだ。)
合流した後は情報交換をした後雑談をしているのだが、
(何なの、この子。)
はっきり言うと、彼女は少し苛立ってきていた。
最初の情報交換ではただのフランクな人物で別段何も思わなかった。
だが康一君について強く尋ねたことで、興味を示されて答えれば今に至る。
彼女の性格を知っている人がいればプッツンを起こすかもしれないが、
余り自分が敵意を示して康一君に被害が及ぶのは避けたいところだ。
「何故、そんなに恋愛の話をしたがるの?」
湖付近の線路へつくと、いい加減うんざりしてきた。
恋する乙女ではあるが、他人の恋愛事情に別に興味はない。
一体何がしたいのか分からず尋ねると、ユウカは表情に影を落とす。
「……シンジさ。死んじゃったんだよね。」
映画館で起きた火事。
それが原因で命を落とした。
でも死なせない。ずっと一緒にいると決めた相手だ。
だから死体操作の能力を使って、シンジを維持させていた。
何時までも一緒にいるために。
「まさか、この殺し合いに乗るつもり?」
大事な恋人を生き返らせる。
実にありふれた願いではあった。
最初の犠牲者となった少女の知り合いも、
事と次第では乗っていることが伺える。
「いや、最悪乗らないつもり。
さっきも言ったでしょ。あたしの能力は死体操作。
死者を蘇らせられるから、シンジとはずっと一緒だよ。」
死んでも愛し続ける。
その気持ちは十分に理解できることだ。
康一君と死別しても、この愛は変わりはしない。
死んでも会話ができるなら正直羨ましくすら思える。
彼女を異常と思わないのは、由花子自身も異常故に。
「でもあくまで最悪の場合なんだよねーこれが。
この場にあったらそれを見つけて帰れたら、それでいいから。」
「……何を探してるの?」
「シンジの遺体と、テストの切れ端。」
死体操作の条件である遺体と縁のある物。
確かに、シンジをそこまで愛するのであれば、
その二つがあればそれでも構わないのは分かる。
別に生き返らせると言うリスクのある行動はとらないのも納得だ。
特に彼女には武器となる死体がなく、確保はこの場では容易でも、
その死体を作った相手との鉢合わせの方が可能性はありうる。
後半まで人と出会わず潜み続ける戦術も、地図は全体的に開けた場所ばかり。
はっきり言って彼女の戦術には余りに相性が悪い状況だ。
「でもこの場にあると思うの?」
「ああ、それなんだけど……これ。」
「写真?」
ユウカが出したのは一枚の写真。
男女の大人二人と、小さな子供二人。
見たところ何の変哲もない親子の写真だ。
「そ。虹村って人の写真なんだけどね。」
「虹村……」
「知り合い?」
「多分。」
腐ってもクラスメイトだ。
名前ぐらいは一応だが覚えてはいる。
とは言え此処まで幼さすぎると流石に判断は付かない。
兄がいることも、康一君経由で聞いただけで顔も知らないのだから。
「こんな感じで、ザント達が言ってた何が入ってるか分からないって、
多分こういう参加者に縁のあるものも支給してるんだとあたしは思うの。
もう一つはイリアって子の馬笛で、こっちは多分最初に殺された子の奴。
だから、多分シンジの遺体も誰かに支給されちゃった可能性はあると思うんだ。
あたしみたいに写真や馬笛とか使い道がない外れ枠で渡してるかもしれないし。」
「確かに、それなら分からないわね。」
馬笛はひょっとしたら誰かに馬が支給されていて、
それを利用できると考えれば意外と分からないかもしれない。
写真については、完全に外れ枠の部類だろうことは分かるが。
「でしょ? だからお願い! シンジを探すの手伝って!
あたしは上のエリアの人達に聞くから、下のエリアだけでいいの!」
手を合わせながら強く頼み込むユウカ。
正直なところ、疑わしい要素がないとは言い切れない。
彼女にとって全面的に信用できるのは康一、ついでに仗助だけだ。
名前に覚えがある人もいるが、名前だけで面識なんてほぼない。
なのでこれは別にユウカ自身に限った話と言うわけでもなかった。
単純に死体操作と言う物騒な能力で警戒してる先入観、と言うのは少々否定はできない。
スタンドが己の精神の具現化のように、能力者もその類なのではと言う考えもある。
性格が能力に反映されてる説が能力者にもあるなら、あまりいい印象は抱けないだろう。
「いいけど、条件があるわ。」
しかし信用しないと言うわけでもなかった。
正直、彼女と自分は似た立場にあるのだから。
このまま康一が死んだ場合死体操作がない分、
優勝してでも彼を生き返らせることを考えてしまう。
何より今の彼女は死体がない以上一般人と変わらない。
康一と敵対しても、大して脅威になるとも思えなかった。
「吉良吉影って男を、可能なら生きたままで連れてきて。
死体操作で誤魔化すようなら内蔵引きずり出すから気を付けなさい。」
「コワッ! 殺人鬼って聞いたけど何するの!?」
「康一君に酷い目に遭わせたゲス野郎よ。許すわけがないわ。」
仗助のお陰で生き延びたとは言え、
腹に風穴をあけられたと聞く。そんな奴は絶対に許さない。
瞳の中に黒い炎が揺らめくのがユウカからも感じ取れて、
余りの殺気に距離を置いてしまう。
「……じゃ、じゃあさ、あたしももう一つお願いがあるんだけど。
殆ど由花子ちゃんと同じ内容で。ナナちゃんは殺さないでおいて。」
「? おかしなことを尋ねるわね。柊ナナって、あなた達のリーダーじゃあないの?」
最初に出会った情報交換では、
さほど悪い人物のようには見えない。
明るくムードメーカーでクラスを纏めていた。
死体操作についても容認してそうな気もするし、
そもそも乗ってないなら殺す理由がないではないか。
吉良の場合は殺人鬼だからやむなく殺した展開はありうるが。
「……あいつはあたしとシンジの仲を引き裂いた奴だよ。
由花子ちゃんも、康一君との仲を裂いた奴いたら許さないでしょ。」
声のトーンが明らかに低い。
彼女らしからぬ憎悪の瞳もあって、
詳しいことは分からないが自分にとっての吉良みたいなもの。
そう思えば彼女のその考え方も納得ではあった。
忘れてはならないが、
由花子は自分のしたことを悪いことと思わない行動も多い。
康一のクラスメイトを火だるまにしかけたり、
この場にもある別荘の避暑地を勝手に使ったりとか。
彼女は別に悪びれもせず行ってるのだから性質が悪い。
康一と成就した今は流石になりを潜めてるのだろうが、
吉良に対する報復も、罪悪感と言うものは欠片もない。
だから、もとより薄い他人への関心は報復と言ったものでも薄い。
関係ないから勝手にやってくれ、みたいなもの。
「その通りね、分かったわ。」
人物的には殺し合いには乗らないだろう。
ならそもそもいざこざが起きる可能性は低い。
康一君を狙うようなら話は別だが、そういう人物でもなさそうだ。
「じゃ、あたしABCDの人に聞くからそっちもよろしくね!
合流場所は……とりあえず昼になったらDエリアのどっかで!」
「ええ。」
必要な約束を取り決め、ユウカは由花子の方角とは逆へと向かう。
丁度上のエリアにいるので、行動を起こすにはそう苦労はしない。
彼女を見届けた後、線路沿いに歩いて杜王駅へと目指す。
偏向的『だった』愛と、一方的な憎悪と共に。
【C-2とC-3の境界線/線路脇/一日目 深夜】
【山岸由花子@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:吉良への憎悪(極大)、ユウカに対するいら立ち(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~3(未確認)
[思考・状況]
基本行動方針:康一君の敵の排除。彼が死亡した場合……
1.杜王駅へ向かう。
2.康一君に酷い目に遭わせた吉良は絶対に許さない。
3.シンジと言う名前の遺体を探しておく。範囲はE~F。昼になったらDの何処かで合流
4.最初に殺された子の知り合い(リンク)にも少し警戒
5.余裕があればキョウヤ達との合流。ナナは……状況次第。
※参戦時期は少なくとも吉良が顔を変えて逃亡してるよりも後です。
※ラブ・デラックスの髪の毛を植え付けての操作の制限は、後続の方にお任せします
※無能なナナの参加者の能力と人柄、世界観を理解しました。
ただし一部嘘が吹き込まれており「死体が自分の意思で喋ってる」などがあります。
他にもどのような嘘があったかは後続の書き手にお任せします
また、レンタロウについての情報は乏しいです。
「あーうまくいった。」
由花子が見えなくなった後、
明るさとは無縁そうな虚ろ目で不敵な笑みを浮かべるユウカ。
これが本来の彼女。シンジの彼女ではないし、ストーカーで毛嫌いされてた存在。
殺すつもりはなかったが、どちらにせよ嫉妬だけで放火に手を出した人物だ。
最期はあっさりとあの女───柊ナナに殺されたのだが。
優勝を目指さないとは当然ながら嘘だ。
絶対に優勝すると言う確固たる信念を持つ。
だがこの場には自分の正体を知っているであろうナナ、
そして自分の死を誤魔化した嘘をキョウヤ達にも伝わってるはず。
だからある程度自分の信用を得られる人物が必要だった。
(今回はちょっと状況が違うよナナちゃん。)
あの襲撃の際はクラスのリーダーと言う立場を使われると、
立場が圧倒的に不利な状況だから拘束を諦めざるを得なかった。
此処では無関係な人間が多い。ならば先に多く人の信用を得た方が有利となる。
勿論最初から向こうは三人。既に他と接触してる可能性もあるだろう。
その前になるべくユウカと敵対する側を丸め込める程度に信用は得ておきたい。
だから能力も死体操作を隠さず言ったし、シンジの遺体を探してることも言った。
常人からは間違いなく引かれる要素を隠さずに言えば、信用は十分に得られる方だ。
余りに誠実にやりすぎると信用を得たそうで必死に見えてしまうところもあるので、
やるとしてもあと一人か二人にしておきたい。後は勝手に仲間を増やしてくれる。
(運営の二人も、あたしのことよくわかってくれてるし助かるなぁ。)
支給品が写真と馬笛なのも当然嘘だ。
いや、厳密には間違っているわけではない。
確かに支給品の枠として組み込まれてる物だ。
だがそれはおまけ。本来の支給品は別にある。
「さてと、どっちを使おうかな~。」
ザックから取り出したのは二つの紙。
普通の紙ではなく、物が収納できる紙『エニグマの紙』だ。
ただし、これはあくまで運営の計らいによって小分けされただけのもの。
本来のエニグマの紙であるあらゆるものを収納できる効力は存在せず、
あくまで入ってるものを出し入れするためだけの、臭い避けの物に過ぎない。
(戦力的にはこっちか。)
エニグマの紙に書かれてた説明を見ながら、
試しに一枚の紙を開くと出てくるのは黒焦げの学生服の男性。
中々に惨いが、まだ十分原形を保ってるためマシな部類か。
どことなく髪型が先程の写真の彼と似てるが、どうやら成長した姿らしい。
由花子の言うスタンドを所持しており、軍隊を展開できるスタンド使いだ。
紛れもなく此方の方が優れてはいるのだが、もう片方も調べて出してみる。
(うっわ……ひっどい状態。)
潰れた果実のような酷い有様。
死体操作で見慣れたユウカも流石にこの状態と臭いには距離を置きたくなる。
誰かは知っている。最初に殺し合いで爆発の実験にされた少女だ。
此方は大した戦闘能力はないものの、少なくとも知り合いがいるのは分かる。
(リンクにモイ……へぇー意外と知り合いいるじゃん。)
記憶を覗けば昔からの馴染みの子のようだ。
死んだ人間が生きていれば不審に思うかもしれない。
だがイリアはちゃんとトランプに参加者として存在する。
最初のはデモンストレーション用で生き返らせてもらった、
という誤魔化しもギリギリ通るだろう。戦闘力も皆無なのだから。
それに人格も問題なく記憶の共有でトレース可能。騙せる相手には十分騙せる。
状態の酷さも、ユウカの死体操作は元通りの綺麗なままにもできるので問題ない。
だから十分に誤魔化すことは可能た。場合によっては知人なら武器の調達はいるが、
不意打ちだって十分に可能とただの武器よりも自由度が高いものになる。
ただし、服の血とかは先に何とかするべきで、近くの湖で服の血を適当に洗わせておく。
(基本戦力はこっちの形兆。知り合いがいたらイリアかな。)
二体も死体をよこしてくれるのは、
本当によくわかってるが良い事尽くめにあらず。
(でも、やっぱ警戒するよね上の二人も。)
試しに同時に操作しようとすると、
イリアの死体が元に戻ってから形兆が動き出す。
死体操作が一体しかできないと言うのは、正直なところ予想していたことだ。
この能力を知った人達が死体を燃やしたり海に捨てたりしてしまわないと、
殺し合いが加速すればする程に死者が出てくるだけ有利になる能力。
しかも死体だから余程損壊しない限り動かすことができる無尽蔵の戦力。
後半がただの蹂躙になってしまうのを見越しての判断だろう。
何かの拍子に制限が緩和されてくれればいいが、期待は薄い。
(操作できないのは仕方ないけど、どうしようかなぁ。)
となると困るのが、遺体の出し入れと言う問題だ。
今までは動かして潜ませればそれでよかったが、
此処ではその遺体の取り扱いに少々面倒なことになる。
紙を開いて遺体を出すと言う動作が非常に煩わしい。
このタイミングはナナとの戦いみたいな場面ならまだ分からないが、
もしスタンド使いとか、それ以外の自分が知らない能力者と遭遇したら場合。
対応が一歩遅れるだけで勝負を分けてしまう可能性は十分にある。
それに、参加者ですらない形兆は明らかに不審な存在だ。
此方の取り扱いも少々気を付けるべきか。
それに、朝も遠からず迎えてしまう。
朝を迎えれば死体操作は一切使えなくなる。
そうなると日中はただの一般人になってしまう。
中々に慎重な立ち回りが要求される。
「んー、何かいい方法ないかな。」
ネクロマンサーは悩む。
『今も』偏向的な愛と、一方的な憎悪と共に。
【C-2/湖付近/一日目 深夜】
【佐々木ユウカ@無能なナナ】
[状態]:ナナへの憎悪(極大)
[装備]:虹村家の写真@ジョジョの奇妙な冒険、イリアの手作り馬笛@ゼルダの伝説トワイライトプリンセス
[道具]:虹村形兆の死体@ジョジョの奇妙な冒険、イリアの死体@ゼルダの伝説トワイライトプリンセス、基本支給品、遺体収納用のエニグマの紙×2@ジョジョの奇妙な冒険
[思考・状況]
基本行動方針:シンジと添い遂げるために優勝する
1.形兆の能力で参加者を狙っていく。
2.ナナちゃんだけは絶対に許さない。
3.リンクやその知り合いと出会ったらイリアも使ってみようかな。
4.何人かは味方と思わせるようにしておきたい。
5.ABCDの参加者と接触してシンジを探す。
6.朝の立ち回りも考えないと。
※参戦時期は死亡後で、制服ではありません。
※制限である死体操作可能なのは一体までを認識しました。
現在の操作は 遺品:虹村家の写真 対象:虹村形兆
また死体の移動距離は同エリアの端までです(此方は気づいてない)
※イリアと形兆の能力で、リンク、仗助などの情報を得ました。
イリアの参戦時期がいつ頃のかは後続の方にお任せします。
※由花子との情報交換でジョジョの奇妙な冒険の参加者の能力と人柄、世界観を理解しました。。
但し重ちー、ミカタカ、早人に対する情報は乏しい、或いはありません(由花子の参戦時期で多少変動)
【イリアの死体@ゼルダの伝説トワイライトプリンセス】
見せしめに殺された彼女の遺体
酷い状態だが、死体操作なら一時的に元通りの状態になる
残念ながら彼女自身に特別秀でた能力はないが、
名簿のトランプには参加者として残ってるのも事実
死体操作に必要な遺品は『手作りの馬笛』
使えば何処かにいるエポナを呼べるかも。いればの話だが。
【虹村形兆の死体@ジョジョの奇妙な冒険】
音石明によって殺害された虹村形兆の遺体
肉体は黒焦げだが、上述のとおり別段問題はない
死体操作に必要な遺品は『虹村家の写真』
此方はスタンド【バッド・カンパニー】を使役することが可能
ステータスは破壊力:B スピード:B 射程距離:C 持続力:B 精密動作性:C 成長性:C
ミニチュアサイズの歩兵約六十名、戦車七台、戦闘ヘリのアパッチ四機をビジョンとした群体型スタンド
歩兵はナイフや地雷もあるが主に射撃能力に優れ、サイズは小さいだけで破壊力は本物
歩兵の銃ならまだしもアパッチや戦車の威力は壁も十分に壊せるだけの攻撃性を持つ
それでいて群体型スタンドの特徴として、スタンドがやられても本体へのダメージは軽微
総じて戦闘、諜報、隠密など極悪中隊の名に恥じない多彩な用途を持つスタンド
ただし、事実上ユウカによる操作なので理知的で几帳面な彼ほどの戦術の披露は難しい
当然ながら死体操作で操作してるので、これ以上のスタンドの成長も大して望めない
【エニグマの紙@ジョジョの奇妙な冒険】
厳密には支給品のおまけ。宮本輝之助のスタンド【エニグマ】の紙。生物、物質問わず紙に取り込める
重量は感じず、臭いも嗅覚に優れなければ感じず、腐りもしない保存性を誇る。破くと中身も破損する
ただしあくまで死体を収納するためのおまけのであるため本来の収納はできず遺体にのみ限られる
一方で遺体に限れば入れることが可能。
最終更新:2023年06月14日 21:06