6つの瞳は、ただ真っすぐに渦巻の中心を見つめていた。
何も言わずに青白く光り、ぐるぐると回り続けているそれを見つけてから、数分ほど経過した。


カイン・ハイウインドは考察する。


彼の考え方は、シンプルな場合分けに基づいた思考方法だ。
敵勢力は参加者同士の殺し合いを望んでいる以上は、この渦を踏むことが即死につながるとは考え難い。
逆に会場内に即死のギミックがあるとしたら、これまで動いた場所でそこかしこに罠が置いてあるはずだ。
この渦がデビルロードにあるワープゾーンだったと仮定した場合、どこへ飛ばされるかと言うことだ。


1. この会場の外に出られる
2. 最初に集められたあの広間に出ることになる
3. この会場のどこかに移動する
4. この塔のどこかに移動する


1ならばこれが早い段階で見つかったことは、この上ないアドバンテージだ。
勿論主催者の脅威は消えていないし、首輪という邪魔者も残っているが、外側で準備を整え、再度元の場所に戻るという手もある。
また、この殺し合いに参加させられていないリディアやシド、フースーヤ辺りに協力を求めることも出来る。
最もこれが一方通行で、戻るのに難儀するという可能性も十分あるが、使わないという手はない。


2ならばそれは最悪だ。
転移した先に主催者がいるのはほぼ確定事項だし、良くて元の会場に戻され、最悪の場合逃走を目論んだペナルティとして、その場で殺される。
即死のギミックで無かったとしても、自分達の状況が悪い方向に傾くことは間違いないと考えていい。


3ならば1には遠く及ばないが、中々のアドバンテージだ。
この渦が一方通行か否かは分からないが、広い会場を行き来するのに非常に役に立つ。
当然、自分の目的の1つとしているセシルやほかの仲間の捜索にも使えるだろう。


4ならば危険ではないが、期待外れもいいところだ。
塔のどこかに転移されても、精々その場所までに行く体力と時間の節約ぐらいにしかならない。

安全と言うにしろ、危険と言うにしろ、結論付けるには余りにも情報が足らなさすぎる。
今一番やるべきことは、「この塔について知っている者を探す」ことだ。
この殺し合いの会場は、バロン城があるように、理由こそは分からないが参加者の世界のゆかりの地がある。
ミキタカの話によると「杜王駅」という場所は彼の町にある駅らしいので、この塔とゆかりの深い参加者もいる可能性はそう低くない。
この渦は元々塔にあったのか、あったとするならどのような目的で使われていたか、そういった情報を根掘り葉掘り聞いてから、この渦に入っても遅くはない。

ヌ・ミキタカゾ・ンシは考察する

彼の場合は、この渦に対する興味を基盤にした思考だ。

この渦の形は、どこかで見たことがあると思ったら、ワープ装置を使った時に宇宙空間上に現れるワームホールと似ている。
何万光年も離れた地球に来れたのも、宇宙船に搭載されたワープ装置の賜物だ。
従って、この光を放っているものが同じように、どこかへ飛ばされるものだと容易に推測できた。
しかし、これはワームホールとは決定的に違う点がある。
それは何もない空間上に現れるそれとは異なり、床に設置されているということだ。


この渦は床を吸い込まず、それでいて人を吸い込むのだとしたら、それは自分達の星の技術を集結させても出来ない大発明だ。
カイン曰く敵はスタンドとは異なる「魔法」を用いているとのことだが、この際どんな技術でも良いので、この渦が作られる過程を見たくなる。
それを知るには、まずは入ってこの力をみなければならない。
きっとカインもスクィーラも反対するはずだが、それを押し切ってでも調べてみたい。




スクィーラは考察する。

彼の場合は、「いかにしてこの渦に入らないか」という算段建てだ。

大方どこかへ移動できるらしい渦を目の前にして、他の2人が何を考えているのかは察しが付く。
恐らくは、脱出の可能性があるのではないか、もしそうでなかった場合のリスクはいかほどのものかなどを考えているはず。
しかし、自分にとって「生還」「脱出」という言葉はない。
戻れた所で、元の世界で敗れた自分に残っている時間は、ただ苦しめられるためだけにある。
よしんばこの姿で戻れたとしても、秘密兵器である悪鬼もおらず、部下のほとんどは殺されている以上は、ただ人間達に逆転の余地もなく追い回されるだけの余生を送ることになる。
もしかするとカインかミキタカの世界に行けるかもしれないが、そこでも力を持った人間が統治権を握っているようだし、そこで醜い姿をした自分が高い立場に立つのは難しそうだ。
自分に残されている道とは「優勝して、バケネズミの帝国を作るように願いをかなえてもらえる」という事しかないのだ。
従って、「生還」の必要がない自分にとって、この渦はシンプルにデメリットとなる可能性が極めて高い。
仮にこのどこかへ行けるという渦が、殺し合いに優勝することを考えている者に有利になるように作られていたのだとしても、試しに入るにはリスクが高すぎる。


よく言えば人当たりが良く、悪く言えば警戒心の無いミキタカの尽力もあって、比較的口数の多かったこの3人は、一気に静かになってしまった。

「あの……差し出がましいようで非常に申し訳ありませんが……。」
長い、とは言っても2分もないのだが、非常に長く感じた沈黙を破ったのはスクィーラだった。

「この渦に入るのは、危険ではないでしょうか?そう思いませんか?」
「ああ。俺も同感だ。何より情報が少なすぎる。」

2人が渦に入ることを反対し、これにて渦はひとまず放置されて終わりかと思ったら、そういう訳にもいかなかった。

「ならば、私が入ってみましょう。」
「ミキタカ……あんたは人の話を聞いていたのか?」

興味本位で危険な道へ行こうとするミキタカに対し、流石のカインも呆れざるを得なかった。

「あなた方には被害はありません。それでいいじゃないですか。」
「アンタだけが汚れ仕事を引き受ければいいって訳じゃない。残った俺たちはどうする。
その先が良い場所か悪い場所かは、戻ってこなければ分からない。」

ここへ一人だけで飛び込んでも、状況が好転する保証はない。
そしてこの渦が一方通行という可能性はある以上、帰ってこれない可能性も考慮しなければならない。
結果がどちらに転んだにせよ情報が伝わらなければ意味が無い。

「勿論、私も無策で飛び込むわけではありません。」
ミキタカは塔を上った時の様に、下半身をひらひらとした布状に変化させる。

「カインさんはあそこの柱に、私の下半身を結び付けてください。」
「考えたな。命綱という訳か。だが、これでいいのか?」
「私は構わないと言ったはずです。」

カインが彼の下半身を結び終わると、すぐに渦に飛び込む

「「!!」」
渦から出る光が一層強くなり、カインは目を眩ませる。
暗い場所を良しとするバケネズミのスクィーラは、猶更だった。

「こ、これは!?」
どうなっているのか2人には伝わらなかったが、ミキタカは驚嘆の声を上げた。
しかし、問題はすぐに起こる。
ミキタカの下半身を結び付けた柱が、ボコリと音を立てて崩れた。
古い建物の柱だからか、はたまた渦の力が強いのかは不明だが、2人はまずいことになったと瞬時に気付く。
そのまま上半身のみならず、下半身までも渦に吸い込まれていく。


「ミキタカ!!スクィーラ、お前も手伝え!!」
慌ててカインはミキタカの下半身を掴む。
渦に飛び込むことは最初から反対していたスクィーラも場の圧力に同調して、掴まざるを得なかった。
しかし、常識的に考えて人間の数十倍はある重さの柱が重石として役に立たない状況で、人間やバケネズミが重石として役に立つわけがない。


そのまま3人共吸い込まれていく。


渦に飲まれてから、見えるのは3つの色だけ。
周囲を覆いつくす白。
進行方向でぐるぐると光を飛ばしながら回り続ける青。
青の中心にある黒。


「「「うわあああああああああああああ!!!」」」
そこに響くのは3重の悲鳴。

目がちかちかする上に、自分が立っているのか倒れているのか分からないほど平衡感覚が覚束ない。
3人共同じような状況になっていた。

兎に角カインは二人の手を必死で掴んでいた。
こんな場所で手など離したら最後、永遠に会えなくなるような気がしたからだ。
別にこの二人に好意などあるわけではないが、それはさておきこのような場所で別れてしまったら、寝覚めが悪いのは良く分かっていた。

しかし、それが不幸に繋がった。
まだミキタカの下半身はカーテンのレースのようになっている。
その様になっている相手が、空間が回っている中ですぐ近くにいればどうなるか、幼き頃にカーテンに入ってぐるぐる回る悪戯をした者なら容易に分かるだろう。


予想に違わず、カインもスクィーラも、スパゲッティーを食べる時のフォークの様になる。
藻掻こうにも、重力がどっちの方向に向いているのかさえ分からない状況では、余計事態が悪くなる一方だ。



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



「………ここ………は?」
一番先にカインが目を覚ます。
片手は冷たいレンガに触れていた。
まずは自分に絡まっているこれをどうにかすべきだと考えて、辺りをそっちのけてミキタカの下半身を解く。


「カインさん、スクィーラさん、巻き込んでしまい、申し訳ありません。」
丁度全てが解き終わる頃にミキタカも目を覚まし、下半身の姿を戻しながら謝罪する。

「カインさん?」
返事が無いのを案じ、もう一度声をかける。

「何だ……これは……。」
カインの返事は、ミキタカに対して返ってこなかった。



最初の場所とは違う広い部屋にあったのは、大量の石像。
1つ1つが不気味なまでに、人とそっくりだった。
全て男の石像だが、ほとんどが戦士か船乗りのような力仕事をやっていることが分かる屈強な姿をしている。
しかし全員、何か恐ろしいものでも見たかのように、恐怖に満ちた表情を浮かべている。
それが逆に恐ろしさを伝えてきた。


「これは……一体……どういう?」
この部屋の持ち主が、石像を集める趣味を持っているだけとは到底思えず、仮面越しの表情はここにある石像の様に恐怖で引き攣る。

「神様。」
背後から声をかけたのは、スクィーラだった。
相変わらず得体のしれない存在だが、その声や姿さえも愛おしく感じるぐらいには、この空間は未知なる恐怖で包まれていた。


黒いレンガに覆われたこの部屋が妙に明るいと思ったが、そこで初めて、そのタネがつかめた。
しかし、そのタネが掴めた時、カインは先ほどの石像が可愛らしく思えるほど、悍ましい存在を知ってしまった。


石像から背けた視線の先にあるのは、赤赤と光を放っている、大量の蝋燭。
その数は百なのか、千なのか、とにかく数えようのないほど多くの数があった。
問題は蝋燭ではない。
その先にあった2つの物体だ。

蝋燭が置いていない所に、道が作られており、その終点に2つの異物が置いてある。
片方が黒い色の巨大な棺。
そしてもう片方が、人が簡単に入ってしまいそうな、赤やオレンジなど明るい色で覆われた直方体の巨大な箱。


「何だ……あれは。」
片方の棺からは、凄まじく禍々しいものが伝わってきたが、むしろ恐怖を感じたのは、隣の箱の方。
そこから感じたのは何なのか分からない反面、数段恐怖を感じた。

「電話ボックス……?」
ミキタカが呟く。

「何だそれは?」
カインはそれを尋ねる。
勿論声を殺して。
いつこの部屋に誰が入ってくるのかは分からないし、それが主催者であるという可能性も十分にある。

「遠くにいる人と話をするためのものです。しかしなぜこんな所にあるのでしょう。」
ミキタカは不用意に近づこうとする。
それを慌てて羽交い絞めにして止めるカイン。


ミキタカの言うことは最もだったが、まずいのはこれだけでは無かった。

「オロロ〜ン……」


近くにあった扉の方向から、うめき声とも鳴き声とも解釈できる奇怪な声が聞こえてきた。
続いて聞こえて来るのは、カツン、カツンと階段を下りる音。


「もうすぐ……送か。既に10人以上…牲が出て……とは、予想以上だな。」

「!!」
そしてもう一つ声が聞こえて来る。
それは主催による声。
2人組のうち、気味の悪い仮面をつけた黒服の男のものだった。
階段を下りる足音に消されて、上手く聞き取れなかったが、この殺し合いで10人以上犠牲が出た、と言うことで三人の心臓は高鳴った。

「メ………サ。しっかり……むぞ。」
「お〜ま〜か〜せ〜を〜。」

しかし、そうこうしているうちに階段を下りる音はどんどん大きくなる。
即ち、この部屋に近づいているということだ。

あえて奇襲をかけるという手もあるが、それが成功する確率はあまりにも低い。
今の所首輪を付けられているままである以上、攻撃する前に爆破される可能性も十二分にあるし、まだ他の罠を持っているかもしれない。

「カインさん。」
小声でミキタカが指をさした先には、石像の間に紛れて、小さな渦があった。
山奥の塔で見かけた渦、この場所に来たものと同じだ。
我先にと、最初は一番飛び込むのに躊躇っていたスクィーラは、今度は何のためらいもなく飛び込む。


この渦は元の会場に戻るのか、はたまた別の場所に飛ばされるかは分からないが、それでも先程と違い、入らざるを得なかった。


再び、あの青白黒のみで構成された空間の中を、流されていく。
今度はミキタカの下半身は人間のものだったから、最初の時の様に絡まるということはなかった。
しかし、カインとミキタカの心象は穏やかでは無かった。
あそこで見た物は何なのか。
実はこの殺し合いは氷山の一角でしかなく、その裏では何か予想もつかぬことが為されようとしているのか。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


そうこう考えているうちに、次第に目に映る色が多様性を増してくる。
幸か不幸か、その場所は渦に入る前とほとんど変わらない、山奥の塔の1階。
いや、幸か不幸かというのは間違いかもしれない。
彼等にとっての不幸は2つあったからだ。


1つは、出てからすぐに渦巻きが消えたこと。


「どうにか無事に戻ってこれましたね……カインさん、危険な目に遭わせて申し訳ありません。」
「いや、謝罪は無事に帰ってから……スクィーラは!?」


もう1つは、スクィーラが姿を消したことだ。
元々何を考えているのか分からない相手だったが、いざいなくなると何をしでかすか分からない。

「足跡が続いているようです、何があったか不安です。追いかけましょう。」
カインはもちろん、彼ほどスクィーラを疑っている訳ではないミキタカもまた、気になりだして追いかける。

その足跡を追いかけ、1階の端、塔の廊下を走っていた時のことだった。

「うわあああ!!」
「ミキタカ!走れ!!」

急に柱が二人に倒れこんでいた。
パーティーの中でもエッジに次いで瞬発力に長けていたカインがミキタカを引っ張ったことで、事なきを得る。

「やられたな。」
柱が倒れたことによる二次災害が起こらないか、辺りを見回した後にカインはこう呟いた。
仮面を被っていてもその表情は、仲間を助けたものとはとても思えないほど浮かないものだった。

「足跡が無くなっている。大方奴は先に戻ってから、俺たちを嵌めるつもりだったんだ。」
「トラックバック……でしょうか。」

ミキタカは経験したことは無いが、彼の友達である東方仗助から聞いたことだった。
ネズミのような小動物が敢えて足跡を付けることで、それを追いかけた獲物を狙った場所におびき寄せるという戦法ということだ。

「奴は……逃げやがった。」

カインはそう力なく呟いた。
恐らく、相当な奇跡でも起こらない限り、スクィーラはもう見つからない。
そして、万が一追い付き、自分達を嵌めようとしたことを糾弾しても、きっと「それは運が悪かっただけだ」とぼけられってしまう。


朝日が差し込む塔の中を、力なく2人は立ち尽くしていた。



【C-1/山奥の塔/1階 早朝】

【カイン@Final Fantasy IV】
[状態]:健康 服の背面側に裂け目 不安
[装備]:ホーリーランス@DQ7  ミスリルヘルム@DQ7
[道具]:基本支給品 
[思考・状況]
基本行動方針:憎まれ役を演じ、対主催勢力を繋げる。
1.セシル、お前はどうしている?
2.あの渦の中で見た物は?
3.スクィーラ……
※参戦時期はクリア後です



【ヌ・ミキタカゾ・ンシ@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康 不安
[装備]:なし
[道具]:基本支給品 魔導士の杖@DQ7 バッジ?@ペーパーマリオRPG 紫のクスリ@ゼルダの伝説トワイライトプリンセス
[思考・状況]
基本行動方針:カインに協力する
1.自分のせいで起こってしまったことへの申し訳なさ

※参戦時期は少なくとも鋼田一豊大を倒した後です。










既に壁の隙間から脱出し、塔から大分離れたスクィーラは、説明書を読んでいた。

「なるほど。そういうことだったのか。」
先程、蝋燭と石像で満ちていた謎の部屋で、スクィーラは一瞬のスキを使ってあることを行っていた。
それは、ニトロハニーシロップの説明書の隠された文字を、部屋の蝋燭で炙り出すことだ。


『ニトロハニーシロップ
普通に飲めば人の怪我を立ちどころに全回復してしまう素晴らしい薬ですが
貝殻などから取れるカルシウムと
「金(きん)」を混ぜ合わせてしばらくすると
 電 車 を 吹 き 飛 ば し て し ま う ほ ど の 爆 発 を起こします』                                       


ただでさえ醜悪に見えるバケネズミ特有の表情が、さらに歪む。
これからの方針は定まった。
まずはカルシウムと、金をどこかで調達すること。
そして、上手く対主催の勢力に匿ってもらうことだ。


自分を守ってくれるという点にのみ注目すれば、カイン達は有用な存在ではあったが、警戒心が強すぎたので、逃げ出すことにした。

「さて……次は誰に遭えるか……。」
塔から抜け出し、スクィーラは何処とも分からぬ方向へ走っていった。








【C-1/山奥の塔から離れた場所】
【スクィーラ@新世界より】
[状態]:健康
[装備]:毒針セット(17/20) @無能なナナ
[道具]:基本支給品、ニトロハニーシロップ@ペーパーマリオRPG 指輪?
[思考・状況]
基本行動方針:人間に奉仕し、その裏で参加者を殺す。
1:カイン・ミキタカからは逃走。新たに匿ってもらえる対主催勢力を探る
2:ニトロハニーシロップで爆弾を作る。その為にカルシウムと金を調達する。
3:朝比奈覚、奇狼丸は危険人物として吹聴する
4:優勝し、バケネズミの王国を作るように、願いをかなえてもらう


Back← 051 →Next
050:闇よりも 時系列順 052:第一回放送
投下順
034:うずまき スクィーラ 055:解答まであと一歩
カイン・ハイウインド 059:死刑執行中脱獄進行中(前編)
ヌ・ミキタカゾ・ンシ 059:死刑執行中脱獄進行中(前編)
最終更新:2021年09月22日 10:24