登場話
書籍版 Ⅶ~
略歴
- 読み:こくしょくふげんネクテジオ
- 種族:菌魔
- クラス:農家
書籍版Ⅶにて登場する、魔族。
その名前は以前のエイプリルフールイベント
『虚実侵界線』の10連ガチャにて排出されていた修羅の中に見ることができたが、永らく詳細不明の存在であった。
地群のユーキスによって製作された
菌魔という新種の魔族。
国防研究院の大温室に集められた獣族の死骸や貴重な資材を養分にして誕生したもの。
書籍版Ⅶ劇中で詞術を用いた会話はなされていないが、ユーキスによれば自意識は発生しているらしい。
書籍版Ⅶ段階においてはその正確な能力は不明であるが、第九試合にて投入された細菌兵器に用いられた新種の菌類はこのネクテジオが作り出したものである。
人物
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書籍版Ⅷネタバレ |
「 ――り、りりりり。ネクテジオは、め覚めています 」
たどたどしい口調によって丁寧な文脈と馴れ馴れしい語尾で話す。ひどく小さな、羽虫のさざめきのような声。
強固な意志や感情といったものが感じられず、状況の説明や報告を上記口調で淡々と返しているような印象であった。
詞術が通じる心があり、珪素氏によれば何らかの情動も持つ、とのこと。
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外見
様々な異形の外見をした菌類の子実体の集合体と表現される生物群体。
あるものは人間の身長を超える柄を伸ばし、あるものは沸き立つ泡の如き傘を持ち、またあるものは真昼でも認識できるほどの明瞭な光を放っているという。
それら全てで構成される異形の生物相そのもの、それこそが刻食腐原ネクテジオという存在である。
能力
前述のように、新種の菌類を生み出し、未知の毒性物質を合成する。
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書籍版Ⅷネタバレ |
それは基盤たる大地を侵し、進化と変質とともに蔓延する。
それは生命も非生命も等しく朽ち果て滅ぶ、未知なる毒を生む。
それは無限の増殖と無尽の多様を以て、遍く対処を圧殺する。
全ての在来種を駆逐する、現世を異界と化す殺戮の生態系である。
自身の領域内の構成生物群を変化させ、防御と攻撃を自在に行う意志持つ有毒城砦。
多種多様な菌糸体によって菌糸迷宮を造り上げる。
書籍版Ⅷ劇中では焼夷弾の解析・変質による無害化や、子実体を炸裂させ音速を超える速度で胞子を対象に発射する等の能力を見せた。
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書籍版Ⅸにおいては―― |
書籍版Ⅸにおいては、
鋼線以上の硬度を有する菌糸を繭状に形成して相手を捕らえる“紡糸種” ネルメロリエ・リャダティスナの第六変種
紫色に発光する小型の茸“腐食種” コールカティサノ
網目状に絡まる菌糸で構成された七本の腕を有する“掃討種” ネルトラル・テツニヤテス
“寄生種” クヤティエ・フォトス
とさまざまな種が生み出されていた。
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こうした複数種類の菌類・細菌類が織りなす生態系そのものが、一つの心、意思、知性を持って自衛や攻撃を行う存在、それがネクテジオである。
(ちなみに多にして一という存在ゆえに 静かに歌うナスティークに対して特攻となる)
また、彼?彼女?が現出すると通常の生物は常在菌が未知の致死病原体へと変異し、凄惨な死に至る。例外は現状製作者である 地群のユーキスのみである。
領域を侵食することで新たに“迷宮”を作り上げる。即死の汚染を広げる最悪の魔族である。
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最終更新:2025年05月28日 23:53