Apacheを使う場合

Apacheを使用したeepsite構築方法

サーバーソフトウェアApacheを使ってeepsiteを構築する方法を記述しています。Apacheが既にインストールされていることが前提です。Apacheを簡単にインストールする方法としてXAMPPを使用することをオススメします。ここでは詳しいApacheのインストール方法や使用方法を記しませんので、それについては別途他のWebサイトを参照してください。
ここではXAMPPを使ってWindows7にApacheがインストールされているという場合を記します。OSやインストールパスが異なる場合は各自の環境に合うように読み替えてください。
XAMPPインストール先 C:\xampp
Apacheのインストール先 C:\xampp\apache
Apacheの公開ディレクトリ C:\xampp\htdocs

公開のための設定

①I2Pを起動します。
②XAMPPのコントロールパネルを開き、Apacheを起動します。デフォルトではポート番号80番を使いますが、変更しても構いません。(ここでは80番を使うという想定で話を進めます)
③Apacheの公開ディレクトリ下のファイルとディレクトリを全て削除し、公開したいファイルを置きます。動作確認をしやすくするために任意のテキストを記したindex.htmlを置いておくといいでしょう。
HiddenServiceマネージャ にアクセスします。
⑤最低限変更する必要のある箇所を記します。
Website nameに任意の値を入れてください。http://hogehoge.i2p/でアクセスできるようにしたい場合はそのフィールドに
hogehoge.i2pを入力してください。ポートには80を入力してください。
Apache-HiddenServiceマネージャ.png

トンネルマネージャ にアクセスしてStartボタンをクリックします。
HiddenServiceマネージャ2.png

⑦1分ほど待ち、ステータスが緑色になればeepsiteは稼動しています。
HiddenServiceマネージャ3.png

⑧アドレスブックに登録します。 publishedアドレスブック - susidns にアクセスして【追加】をクリック
HiddenServiceマネージャ4.png

以上です。

他のサーバーソフトウェアの場合

nginxなど他のサーバーソフトウェアを用いる場合でもI2Pの設定はほとんど変わりません。(ポート番号に気をつけるくらい)

注意

eepsiteを稼働していても、アドレスブックに登録する作業をしなければ誰もあなたのeepsiteを見ることができません。
また、アドレスブックに登録してもその登録内容が各I2Pユーザーに伝播するためには時間がかかります。登録作業をしてから2日間ほどお待ちください。
http://*.i2p/の形式でアクセスできない場合はB32アドレスでアクセスすることができます。ただし、B32アドレスでアクセスした場合、CGIスクリプトによっては環境変数をうまく処理できずに期待した動作をしない可能性があります。
HiddenServiceマネージャ5.png

アドレスブックについて注意

アドレスブックにデフォルトで設定されているサブスクリプションではうまくhosts.txtを更新できない可能性が高いため、安定して稼働しているサブスクリプションを新たに購読リストに追加する必要があります。
これについてはサブスクリプションとJump URLをお読みの上、設定してください。

参考

次のサイトが導入にあたって非常に参考になります。原語はロシア語ですが、Google翻訳を通して英語で読むことができます。
habrahabru(Google翻訳ロシア語→英語)
見られない場合はこちら→ Archive.isでのアーカイブ
最終更新:2015年12月22日 01:48