I2Pの匿名性についてやってはならないこと
ポート番号を公開してはならない
I2Pは匿名性を確保するためにあらゆるノードを経由しています。この経由しているノードは、つながっているノードのIPアドレスと署名が記されています。
もしもあなたがI2Pの使用しているノードを誰かに公開してしまうと匿名性が損なわれてしまいます。万が一ポート番号とIPアドレスが誰かに知られてしまった時は必ずポート番号を変更しましょう。
使用しているバージョンを公開してはならない
I2Pを使用していると、自分のI2Pルーターに(全てのノードについてではありませんが)どの国のどのバージョンを使っているノードどれくらいいるのかを知ることができます。万が一eepsiteを使っている場合、あえてバージョン情報を公開してしまうとバージョン情報だけでノード数をある程度絞ることができます。
たとえばこの記事の執筆時点ではI2Pの最新版は0.9.2.3です。
一般に、バージョンは自動的にアップデートされるため、古いバージョンから最新バージョンを使うユーザーが移行して、古いバージョンを使うユーザーの数が減少するのはいたって自然です。
http://127.0.0.1:7657/netdbにアクセスします。すると自分と接続しているピアのバージョン数とユーザー数がわかり、最新版を使っているユーザーは多いですが、とても古いバージョンを使用している場合はたったの数ノードしか見つけられません。
このことからバージョン情報を知るだけで数少ないノードを知ることができ、匿名性に影響すると考えられます。
このことから、利用しているバージョン情報はむやみに公開してはなりません。
また、出来る限り新しいバージョンを使用することを心がけましょう。
ローカル識別子を公開してはならない
最終更新:2015年12月22日 13:11