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企業父権主義
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The New Order
企業父権主義 | ||
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英名 | Corporate Paternalism |
別名 | ||
登場作品 | The New Order | |
上位イデオロギー | 父権主義 | |
主要なイデオローグ |
投資家や企業家たちの利益を何よりも優先する政治の中でさえ、ほとんどの企業支配体制は対外的な便宜のために国民国家の形態を維持している。国の成功は国民、すなわち労働から利益を生み出す機械の中でなんの発言権も持たない「従業員」によって支えられているのである。
企業エリートの間で、資本は労働に対抗する搾取的な企業であるべきだという考えに対し異議を唱える異端派が台頭している。賛成派は、労働者の要求を「合理的」な範囲で経営判断へ反映させることを提唱し、それにより発生する利益よりも安定性へのメリットを主張する。支配を受け入れる労働力の方が、長期的に考えて生産性が高いと主張しているのだ。
このような労使関係モデルは資本主義社会では珍しくないが、企業を中心とした政治という特殊な状況下においては、この経済理論は必然的に大きな政治的意味を持つことになる。この理論の提唱者は、新たな「国民従業員」に対して公共サービスを提供するという、政府としての役割の拡大を構想している。それと引き換えに、労働者は企業や市場原理による公共生活の支配を受け入れ続けるのだ。
(TNO日本語化Modより引用)