「ミサカ、巫女と美琴(7)」
「で?総司令!学園都市に一体どんな危機が迫っているんだ?」
「…………え?」
「…………え?」
「何が『えっ?』だ!
まっ、まさか。実は何も無いってオチじゃねえだろうな?」
「なっ、何を言うのかな?ちゃんと危機は迫っているんだから
ってミサカはミサカは額に吹き出した汗を拭いつつしどろもどろに反論してみる」
「……………………」
「そうだ、学園都市に宣戦布告してきた秘密結社からの脅迫ビデオが届いていたの
ってミサカはミサカはすっかり忘れていたことを微塵も悟られないようさりげない
仕草でビデオの再生ボタンを押してみたり」
まっ、まさか。実は何も無いってオチじゃねえだろうな?」
「なっ、何を言うのかな?ちゃんと危機は迫っているんだから
ってミサカはミサカは額に吹き出した汗を拭いつつしどろもどろに反論してみる」
「……………………」
「そうだ、学園都市に宣戦布告してきた秘密結社からの脅迫ビデオが届いていたの
ってミサカはミサカはすっかり忘れていたことを微塵も悟られないようさりげない
仕草でビデオの再生ボタンを押してみたり」
すると上条達の右側の壁が開き、出てきた巨大モニターに脅迫ビデオが映し出された。
黒い画面には映画のように③、②、①と数字がカウントダウンされている。
そして海岸の岩に荒波が打ち寄せる映像がドドーンと映し出される。
「ジャッ、ジャジャッジャアーーン」とジングルが鳴り終わると一人の男が画面に映し出された。
しかし口元をスカーフで隠した男は正面を向いていなかった。
その男は手鏡をのぞき込みクワガタみたいに黒光りするツンツンした黒髪を整えている。
どうやら撮影が始まったことに気付いていないようで横から小さな声が掛けられた。
黒い画面には映画のように③、②、①と数字がカウントダウンされている。
そして海岸の岩に荒波が打ち寄せる映像がドドーンと映し出される。
「ジャッ、ジャジャッジャアーーン」とジングルが鳴り終わると一人の男が画面に映し出された。
しかし口元をスカーフで隠した男は正面を向いていなかった。
その男は手鏡をのぞき込みクワガタみたいに黒光りするツンツンした黒髪を整えている。
どうやら撮影が始まったことに気付いていないようで横から小さな声が掛けられた。
「建宮さーん。もうキュー出しちゃいましたよ」
「なにっ!
ウォッホン。我々は謎の秘密結社キシサクマアであるのよな!
我々は学園都市に宣戦布告する!恐れおののけ!科学を盲信するものどもよ」
「なにっ!
ウォッホン。我々は謎の秘密結社キシサクマアであるのよな!
我々は学園都市に宣戦布告する!恐れおののけ!科学を盲信するものどもよ」
宣戦布告する謎の人物を見て上条の肩が小刻みに震えだした。
「…………ゴォら!天草式!テメーらまで一緒になって何遊んでやがる!」
「何を言う。我々は天草式とは何の関係もないのよな」
「そんなちゃちな変装で何言ったって…………って、おい!お前!今オレに返事したんじゃ?」
「ビデオに問いかけても無駄なことなのよ。ウワッハッハ!」
「何を言う。我々は天草式とは何の関係もないのよな」
「そんなちゃちな変装で何言ったって…………って、おい!お前!今オレに返事したんじゃ?」
「ビデオに問いかけても無駄なことなのよ。ウワッハッハ!」
「おい!総司令。何が脅迫ビデオだ!キッチリ生放送してんじゃねえか!」
「むむっ!
ここまでこちらの反応を読み切ってビデオを作っていたとはこの組織は侮れないかも
ってミサカはミサカは追求するあなたの視線から目を外しつつ敵の強大さに驚愕したりして」
「…………もういい。追求する気も失せた」
「むむっ!
ここまでこちらの反応を読み切ってビデオを作っていたとはこの組織は侮れないかも
ってミサカはミサカは追求するあなたの視線から目を外しつつ敵の強大さに驚愕したりして」
「…………もういい。追求する気も失せた」
「取り込み中すまんが本題に入っても良いかな?」
「もう好きにやってくれ!」
「では改めて、ウォホン。
我々は学園都市に制裁を加えるために恐怖の新兵器を開発したのよな」
「はあ?新兵器?」
「もう好きにやってくれ!」
「では改めて、ウォホン。
我々は学園都市に制裁を加えるために恐怖の新兵器を開発したのよな」
「はあ?新兵器?」
上条がやる気のなさ100%の声で繰り返すと、
謎の男はフリップボードを持ち上げて黒いマジックをキュキュキューッと走らせる。
クワッ!!と男の目が開かれると男はそのフリップボードをドン!と提示した。
謎の男はフリップボードを持ち上げて黒いマジックをキュキュキューッと走らせる。
クワッ!!と男の目が開かれると男はそのフリップボードをドン!と提示した。
「そう、それは恐怖の『ヒヨコ爆弾』ッッッ!!」
「……………………」
「どうだ?恐ろしさのあまり声も出ないか?」
「……………………」
「どうだ?恐ろしさのあまり声も出ないか?」
「あのー、総司令。やっぱ俺帰って良いですか?」
「怖じ気づいて逃げだそうっていうの!
ってミサカはミサカは男らしくないあなたにプンプン憤慨してみる」
「いや、そうじゃなくて。こいつらもう放っといても良いんじゃないかと……」
「お前達、このヒヨコ爆弾の恐ろしさを判っておらぬな。見よ!この勇姿!」
「怖じ気づいて逃げだそうっていうの!
ってミサカはミサカは男らしくないあなたにプンプン憤慨してみる」
「いや、そうじゃなくて。こいつらもう放っといても良いんじゃないかと……」
「お前達、このヒヨコ爆弾の恐ろしさを判っておらぬな。見よ!この勇姿!」
画面が切り替わるとドーンとヒヨコ爆弾のアップが映し出された。
「見よ!このまんまるフォルム、フカフカの質感、そしてラブリーな表情。
これほどの出来映えのヒヨコ爆弾を見たことあるまい。どうだ恐れ入ったか。
我々はこのヒヨコ爆弾を第13学区のとある小学校のヒヨコ小屋にセットしたのよな。
爆破時刻は12:30だ。
貴様達に本物のヒヨコと我々のヒヨコ爆弾が区別できるかな?
早くしないと何の罪もないヒヨコ達が巻き込まれるぞ。
せいぜい、慌てふためくがよい!ウワッハッハッ!」
これほどの出来映えのヒヨコ爆弾を見たことあるまい。どうだ恐れ入ったか。
我々はこのヒヨコ爆弾を第13学区のとある小学校のヒヨコ小屋にセットしたのよな。
爆破時刻は12:30だ。
貴様達に本物のヒヨコと我々のヒヨコ爆弾が区別できるかな?
早くしないと何の罪もないヒヨコ達が巻き込まれるぞ。
せいぜい、慌てふためくがよい!ウワッハッハッ!」
ここでビデオ(?)はブチンッと切れてしまった。
上条達は呆れてものが言える状態ではなかった。一人を除いて。
上条達は呆れてものが言える状態ではなかった。一人を除いて。
「な、なんて恐ろしい兵器なんでしょう、とミサカは全身の震えを押さえきれずに呟きます。
あんなまんまるでフカフカでラブリーなヒヨコ達が爆弾にされてしまうなんて…………
ミサカはあなた達の非道を許しません!
ミサカのラブリーなヒヨコ達はミサカが必ず守り抜いてみせます!
とミサカは力強く宣言します」
あんなまんまるでフカフカでラブリーなヒヨコ達が爆弾にされてしまうなんて…………
ミサカはあなた達の非道を許しません!
ミサカのラブリーなヒヨコ達はミサカが必ず守り抜いてみせます!
とミサカは力強く宣言します」
一人熱く燃える御坂妹に上条達はヤレヤレって感じで顔を見合わせた。
「まあ確かに。ヒヨコ達には何の罪もない。」
「そうね。それにたまにはフカフカでまんまるでラブリーなヒヨコ達に囲まれるのも楽しいかもね」
「仕方ねえな。それじゃあ皆さん、行きますか!」
「そうね。それにたまにはフカフカでまんまるでラブリーなヒヨコ達に囲まれるのも楽しいかもね」
「仕方ねえな。それじゃあ皆さん、行きますか!」
「ミサカ、巫女と美琴(8)」
学園都市の某所にて
「カーーット!」
「お疲れ様でした。建宮さん」
「皆もご苦労であった。しかしこれからが本番なのよな」
「お疲れ様でした。建宮さん」
「皆もご苦労であった。しかしこれからが本番なのよな」
「しかし上条さん(あの人)怒ってましたよ。本当に大丈夫なんですか?」
「それは心配せずともよいことなのよ。
我らは学園都市(ここ)の統括理事長からの依頼で動いておるのだからな。
今回のことも例の件の遂行に不可欠だということで統括理事長(あやつ)に認めさせた。
例の件さえ遂行しておけば我らが多少脱線しても大目に見るという約束になっておる。
しかも必要な費用も全て学園都市(あちら)持ちだ。
我らは、外の連中の目を逸らすためにも、奴らが監視する気も起こらぬほど派手に
馬鹿馬鹿しく振る舞えば良いのよ」
「それは心配せずともよいことなのよ。
我らは学園都市(ここ)の統括理事長からの依頼で動いておるのだからな。
今回のことも例の件の遂行に不可欠だということで統括理事長(あやつ)に認めさせた。
例の件さえ遂行しておけば我らが多少脱線しても大目に見るという約束になっておる。
しかも必要な費用も全て学園都市(あちら)持ちだ。
我らは、外の連中の目を逸らすためにも、奴らが監視する気も起こらぬほど派手に
馬鹿馬鹿しく振る舞えば良いのよ」
「でも学園都市の依頼だっていっても統括理事長って本当に信用できるんですか?」
「ふっ、そんなもの信用できるハズ無かろう。
だがな、こちらでもウラを取ったが今回の依頼に怪しい所は見つからなかった。
ならばこの依頼を断る理由は無いのであるのよな」
「まあ、あの人に関連する依頼ですからねぇ」
「ふっ、そんなもの信用できるハズ無かろう。
だがな、こちらでもウラを取ったが今回の依頼に怪しい所は見つからなかった。
ならばこの依頼を断る理由は無いのであるのよな」
「まあ、あの人に関連する依頼ですからねぇ」
「我ら天草式十字凄教は上条当麻殿からひとかどならぬ恩義を受けておる。
我らはその恩義に報いるためにもこの依頼は完遂しなければならんのよ」
「そうですね。
女教皇様(プリエステス)ですらどう恩返ししようかと未だに悩んでいる位ですから」
我らはその恩義に報いるためにもこの依頼は完遂しなければならんのよ」
「そうですね。
女教皇様(プリエステス)ですらどう恩返ししようかと未だに悩んでいる位ですから」
「上条当麻殿(あの方)は皆も知っての通りその右手に神をも凌駕する力を備えておる。
しかしそれ以外は一般人と何も変わらないのよな。
いや、防御術式や補助魔術が一切効かない分、一般人より危ういかもしれん」
「それでもあの人は他人を守るために真っ先に飛び込んでいきますからね」
しかしそれ以外は一般人と何も変わらないのよな。
いや、防御術式や補助魔術が一切効かない分、一般人より危ういかもしれん」
「それでもあの人は他人を守るために真っ先に飛び込んでいきますからね」
「だからこそ、この建宮斎字は秘密戦隊を装ってあの5名を集めたのよな」
「えっ?あの5人を選んだのは建宮さんだったんですか」
「その通り。この学園都市で最も信頼でき頼りになる5人なのよ」
「信頼できる5人ですか……」
「えっ?あの5人を選んだのは建宮さんだったんですか」
「その通り。この学園都市で最も信頼でき頼りになる5人なのよ」
「信頼できる5人ですか……」
「ミサカ、巫女と美琴(9)」
「まず『一方通行』は言うまでもなく学園都市最強の超能力者だ。
きやつは自分のことを悪党だとうそぶいておるがその性根には一本筋が通っておる。
一度約束を交わせばそれを反故にすることは絶対にあり得ん。
だからこそ信頼することができる」
「そういうもんですかねえ?」
きやつは自分のことを悪党だとうそぶいておるがその性根には一本筋が通っておる。
一度約束を交わせばそれを反故にすることは絶対にあり得ん。
だからこそ信頼することができる」
「そういうもんですかねえ?」
「学園都市第三位の『超電磁砲』は、第二位が所在不明の今、事実上のNo.2だ。
その真っ直ぐな性格は十分に信頼できる。
しかも我らの独自の調査によればあの方にホの字のようなのだよ。
もっとも本人は否定しておるがな。
全くあの方の懐の広さには恐れ入るばかりなのよ」
「羨ましいというか何というか……」
その真っ直ぐな性格は十分に信頼できる。
しかも我らの独自の調査によればあの方にホの字のようなのだよ。
もっとも本人は否定しておるがな。
全くあの方の懐の広さには恐れ入るばかりなのよ」
「羨ましいというか何というか……」
「次に『癒之御使』は世界で唯一あの方を治癒できる存在だ。
故にあの方を狙うものからすればその存在は不都合極まりない。
つまり真っ先に狙われる可能性が高い訳よ」
「だから我々の目が届くようにメンバーに誘ったんですね」
故にあの方を狙うものからすればその存在は不都合極まりない。
つまり真っ先に狙われる可能性が高い訳よ」
「だから我々の目が届くようにメンバーに誘ったんですね」
「あのーっ」
「残る『欠陥電気』『最終信号』は学園都市が造った『超電磁砲』の体細胞クローンだ。
彼女たちもオリジナルの『超電磁砲』と同様に信頼できる。
残念ながらその能力はオリジナルの1%にも満たぬが、『一方通行』の能力に深く
関わっているから外すことはできん。
さらに『欠陥電気』には9968名の姉妹がいて全員があの方に惚れているようなのだ。
全くあの方の器は我々常人では計り知れぬほど大きいのよな」
「競争相手がざっと1万人ですもんね。五和も大変だな。こりゃ」
彼女たちもオリジナルの『超電磁砲』と同様に信頼できる。
残念ながらその能力はオリジナルの1%にも満たぬが、『一方通行』の能力に深く
関わっているから外すことはできん。
さらに『欠陥電気』には9968名の姉妹がいて全員があの方に惚れているようなのだ。
全くあの方の器は我々常人では計り知れぬほど大きいのよな」
「競争相手がざっと1万人ですもんね。五和も大変だな。こりゃ」
「えーっとですね……」
「とにかく、学園都市においてあの方と共に戦ってもらう能力者を集めることはできた」
「建宮さーん!」
「しかし彼女らは魔術について疎すぎるのよな。
魔術を理解する必要は無いが超能力とは違う力がこの世界に存在することをこの機会に
肌で感じて欲しいのよな。
その経験があれば魔術的な配置や魔術が発動する予兆をいち早く感知できるかもしれん。
そうすれば対魔術師戦において足下をすくわれる危険性は格段に下がるはずなのよ」
魔術を理解する必要は無いが超能力とは違う力がこの世界に存在することをこの機会に
肌で感じて欲しいのよな。
その経験があれば魔術的な配置や魔術が発動する予兆をいち早く感知できるかもしれん。
そうすれば対魔術師戦において足下をすくわれる危険性は格段に下がるはずなのよ」
「ホントは聞こえてるんでしょ!」
「次は右方のフィアンマですか?」
「ふん、それどころかひょっとするとエドワード=アレクサンダーとも闘い(やり)合うかもしれんぞ」
「その人って確か史上最高の魔術師でしたよね。でもずいぶん前に死んだんじゃ?」
「ものの例えだよ。気にするな」
「ふん、それどころかひょっとするとエドワード=アレクサンダーとも闘い(やり)合うかもしれんぞ」
「その人って確か史上最高の魔術師でしたよね。でもずいぶん前に死んだんじゃ?」
「ものの例えだよ。気にするな」
「無視しないで下さい!建宮さん!!」
腕を引っ張られた建宮は初めて気づいたとでも言う風に声の主である五和へ顔を向けた。
「ん?どうした、五和」
「私、ホントにこんな格好しなきゃならないんですか?」
「いまさら何を言う。最近の戦隊ものはヒロインの露出が少ない代わりに
悪の組織の女幹部は露出度が大幅にアップしておるものなのよな」
「だからってなにもこんなビキニ装甲(アーマー)じゃなくても…………」
「私、ホントにこんな格好しなきゃならないんですか?」
「いまさら何を言う。最近の戦隊ものはヒロインの露出が少ない代わりに
悪の組織の女幹部は露出度が大幅にアップしておるものなのよな」
「だからってなにもこんなビキニ装甲(アーマー)じゃなくても…………」
「五和、我らの話を聞いていなかったのか?
我らの受けた恩義はもう『堕天使エロメイド』と『大精霊チラメイド』の
ツープラトンアタックぐらいでは返済できぬ程膨れあがってしまったのよな」
「そっ、そんなァ……」
「だからこそ、その小悪魔エロキャットの出動なのよ」
我らの受けた恩義はもう『堕天使エロメイド』と『大精霊チラメイド』の
ツープラトンアタックぐらいでは返済できぬ程膨れあがってしまったのよな」
「そっ、そんなァ……」
「だからこそ、その小悪魔エロキャットの出動なのよ」
五和の持っている衣装は黒革製のボンデージ風コスチュームであった。
ただし服の面積は体表面の25%もなく、しかも生地の大半が膝下をカバーするブーツと
肘から先の手袋と鼻から上を隠す猫耳の付きマスクに費やされているため、
ボディーラインを隠すための生地はビキニ程度分しかない。
かろうじてそれがビキニでなくワンピースだと主張するものはチョーカーとブラとパンツ
を「とりあえず形だけは繋いどきました」と言っているヒモ状の生地のみである。
そのくせ背中とお尻には悪魔のような小さな羽と尻尾のオブジェが付いている。
ただし服の面積は体表面の25%もなく、しかも生地の大半が膝下をカバーするブーツと
肘から先の手袋と鼻から上を隠す猫耳の付きマスクに費やされているため、
ボディーラインを隠すための生地はビキニ程度分しかない。
かろうじてそれがビキニでなくワンピースだと主張するものはチョーカーとブラとパンツ
を「とりあえず形だけは繋いどきました」と言っているヒモ状の生地のみである。
そのくせ背中とお尻には悪魔のような小さな羽と尻尾のオブジェが付いている。
「こんなのを着てあの人の前に出なきゃなんないんですか?わたし」
「仕方あるまい。お前がもっと早く大精霊チラメイドを使っておればここまで利子が
膨らむことは無かったのだからな」
「だっ、だからってこんなことして遊んでて良いんですか?」
「ふっ、遊べるのは今の内だけだ。
本物の闘いが始まればこんな軽口をたたくこともできなくなるのよ。
五和は今の内に青春を謳歌していればよいのよな」
「はーっ、コスプレに命を燃やす青春か…………やだなーっ」
膨らむことは無かったのだからな」
「だっ、だからってこんなことして遊んでて良いんですか?」
「ふっ、遊べるのは今の内だけだ。
本物の闘いが始まればこんな軽口をたたくこともできなくなるのよ。
五和は今の内に青春を謳歌していればよいのよな」
「はーっ、コスプレに命を燃やす青春か…………やだなーっ」