とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 1-562

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匿名ユーザー

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(な・・・・・・、何じゃこりゃああああああ!?)
突如、上条の体が驚愕に凍る。
彼の手札は以下の通り。

スペード、ダイヤの3
ハートの8
スペードの11
クローバーの13
スペードの1
ダイヤの2
ジョーカー

(俺の人生史上最高の手札!い、いける。いけるぞぉおおおおおお!!)
結構紛らわしいよねコイツ。
「おっ、どしたん、カミやん?暗い笑み浮かべて。やっぱり『不幸にも』手札悪かったんかいな」
「こういう時はポーカーフェイスで行かなきゃいけないにゃー。これだから勝負時の不幸に慣れてない奴は」
「・・・・・・上条ちゃん、あまり落ち込んではダメなのですー。先生は最強カードが8だった時は平民に収まった事があったんですよ」
「とうま、とうま。私の手札はまあまあ強いから無問題だよ」
「・・・・・・(なんか、哀れよね)」
「お気を落とさずに、とミサカは一応励ましの言葉をかけます」
「そんな事で同情を得ようなんて腹黒いわね上条当麻!」
「おっしゃあ!上条の優勝確率がほぼ零%に!」
「フラグゲッターの醜態を見られる確率がほぼ壱百%に!」
もう外野がナニを言おうと構わない。
それらの高い鼻を思う存分へし折ってやればいい。
上条ははスペードとダイヤの3をペアで出す。
「二枚出しだとぉ!?カミやんのクセに生意気な!」
「焦るとダメだぜい。カミやんの事だからこれが最初で最後だにゃー」
青髪ピアスが出さないのを見ると、土御門はにやけながらクローバーとダイヤの5を出す。
「先生はパスですねー。手札が少なくなると二枚出しも難しくなるのですー」
「うう・・・・・・、二枚はないかも」
「じゃあ私ね」
美琴は手札を吟味しながらスペードとハートの9を出した。
おそらくペアは複数持っているのだろう、と上条は適当な推測をする。
(しかしこっちにはジョーカーがあるからペアなんていくらでも作れるのだよ)
彼は心中で笑った。
「では私の番ですね、とミサカはカードを出します」
御坂妹は手札から二枚抜き出す。
どんなカードが来ても余裕綽々ですよ、と上条は手札でパタパタと仰ぎ、

彼女が出したのは2のペアだった。

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