【初出】
禁書SS自作スレ>>672
禁書SS自作スレ>>672
結標・淡希は自慢の後ろで二つに結った髪を揺らしつつテーブルの向かい側に座っている少女を見ていた。
窓際の席、無邪気そうにテーブルの上に乗ったパフェを頬張る茶色いショートカットの少女。
頭頂部から出ている一本の毛がなんとも愛らしく揺れている。
「これ美味しいね、淡希ってミサカはミサカはパフェの美味しさに感嘆を漏らしつつ言ってみる」
「……少し聞いて良いかしら?」
「ん?なに?とミサカはミサカは相も変わらずパフェを食べつつ聞き返してみたり」
「貴女、どこにそんなに入れてるの?」
ふえ?と可愛らしく首を傾げる少女を余所に淡希は少女の横に並べてあるパフェの容器を指差す。
その数四つ。
正直この様な小さい少女が食べれる量ではない。
「それは乙女の秘密だったりする、ってミサカはミサカは大人の女を気取って見たりしてみたり」
「……」
半目で少女を見やるが、少女は既に五つ目のパフェの攻略へと差しかかっていた。
そして淡希は思う。
……本当にこんな子があの一方通行に勝つ為の切り札になるのかしら?
打ち止めと資料には書かれていた少女の頬についていた生クリームを指で取りつつ、淡希は窓の外を見る。
不幸だ、とか叫びつつ見覚えのあるような無いような妙なツンツン頭の少年が走っていった。
再びテーブルの向かい側に目を向けて見れば打ち止めがコチラを向いてニヘラと笑顔を向けていた。
こちらも僅かに笑みを浮かべ返しつつ、淡希は思う。
……平和ねぇ。
正直なトコロ淡希はこの少女が対一方通行への切り札になると聞いて、復讐に利用してやろうと思っていたのだ。
しかし、この少女の姿を見ていたら何故かその様な熱も下がってきてしまった。
それは少女の人徳が為す事なのか、単に自分が飽きっぽいだけなのか。
とりあえずは和みつつ少女の猛烈な食いっぷりを淡希は見ていた。
窓の外では叫びと共に見覚えのある雷が先程の少年を追っていたが、淡希は気にしない。
テーブルの近くを通った筋肉質な店長がその声達に嫌そうな顔をするが、なんにせよ、今日は妙に平和だった。
窓際の席、無邪気そうにテーブルの上に乗ったパフェを頬張る茶色いショートカットの少女。
頭頂部から出ている一本の毛がなんとも愛らしく揺れている。
「これ美味しいね、淡希ってミサカはミサカはパフェの美味しさに感嘆を漏らしつつ言ってみる」
「……少し聞いて良いかしら?」
「ん?なに?とミサカはミサカは相も変わらずパフェを食べつつ聞き返してみたり」
「貴女、どこにそんなに入れてるの?」
ふえ?と可愛らしく首を傾げる少女を余所に淡希は少女の横に並べてあるパフェの容器を指差す。
その数四つ。
正直この様な小さい少女が食べれる量ではない。
「それは乙女の秘密だったりする、ってミサカはミサカは大人の女を気取って見たりしてみたり」
「……」
半目で少女を見やるが、少女は既に五つ目のパフェの攻略へと差しかかっていた。
そして淡希は思う。
……本当にこんな子があの一方通行に勝つ為の切り札になるのかしら?
打ち止めと資料には書かれていた少女の頬についていた生クリームを指で取りつつ、淡希は窓の外を見る。
不幸だ、とか叫びつつ見覚えのあるような無いような妙なツンツン頭の少年が走っていった。
再びテーブルの向かい側に目を向けて見れば打ち止めがコチラを向いてニヘラと笑顔を向けていた。
こちらも僅かに笑みを浮かべ返しつつ、淡希は思う。
……平和ねぇ。
正直なトコロ淡希はこの少女が対一方通行への切り札になると聞いて、復讐に利用してやろうと思っていたのだ。
しかし、この少女の姿を見ていたら何故かその様な熱も下がってきてしまった。
それは少女の人徳が為す事なのか、単に自分が飽きっぽいだけなのか。
とりあえずは和みつつ少女の猛烈な食いっぷりを淡希は見ていた。
窓の外では叫びと共に見覚えのある雷が先程の少年を追っていたが、淡希は気にしない。
テーブルの近くを通った筋肉質な店長がその声達に嫌そうな顔をするが、なんにせよ、今日は妙に平和だった。
【とある打ち止めと座標移動】 ~ほのぼの学園都市物語スパイスもあるよ~
番外【旗男を倒せ ~我等BF(ブレイクフラグ)団!血に染まる学園都市~】