とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 7-291

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
学園都市の路地裏
そこは、危険な場所だ
子供が遊ぶ金欲しさに人を襲う
気にくわないという理由で襲う
何の理由もなくても襲う
けがで済むなら運がいい
運が悪く能力者に襲われれば殺される
そういう場所なのだ

そんな路地裏では、今戦いが起こっている
どこにでもいる不良達に見えるが彼らは、能力者だ
低能力者が4人と異能力者が3人に強能力者が1人
しかし、もう残っているのは、不良達のリーダーである強能力者
そして、彼らが襲った無能力者だけだ

(なんでこんなことになった!?)
強能力者は、そう思いながら後退りする
彼らは、今までと違ったことをした訳ではない
今まで通りにテキトーな人間を選び、脅し、金を奪う
もし、強能力者や大能力に出会っても能力者8人もいれば
勝つことできるし、超能力者に出会う確率なんて何百万分の一しかない
まして今回出会ったのは、無能力者勝てると思わない方がおかしい
しかし、今残っているのは、強能力者だけ
仲間はみんなのびている
(どうしてだ!? なんでこいつにはっ!?)
強能力者の手から火が飛び出す
しかし、それは無能力者に当たる前に消滅する
いや 当たらないわけじゃない当たっているのだが
右手に当たった瞬間に消えてしまうのだ

後退りする強能力者に無能力者はゆっくり近づき右腕を振りかぶる
「どうしてっ!? なんだお前は!?」
「・・・・・・・・・知るかっ」

上条当麻のパンチで強能力者は気絶した
そして当麻はその場に座り込んだ
なにか目的が有ったわけじゃない、ただ疲れたからだ
なにか飲み物でも買うかと思っていると

「どんな能力もつうじない化け物が居るって聞いたんだが」

後ろから男の声がした。
当麻はすぐに立ち上がり相手を見つめる
しかし、暗く顔はよく見えない

「随分と・・・・・・・・・普通だな」

と男がいい終わった途端、当麻は一気に男に近づき右手で殴りかかったが
それは男には届かなかった。別になにか特別なことをしたわけではない
ただ殴りかかってくる当麻の右腕を掴み背負い投げをしたのだ。
仰向けの当麻に男はしゃがみ込み話かける

「なるほど・・そういう力か・・・おもしろいな
だけど、使い方はイマイチだな。そんな風にただ向かってくる敵を
闇雲に殴るだけの拳なんて持ってても無駄だ」

そう言うと男は倒れている当麻の顔を覗き込む
この時、初めて当麻は男の顔を見ることが出来た。
しかし、一番印象に残ったのは顔ではなく、路地裏にわずかに差す
夕日の色に染まった綺麗な銀髪だった。

「俺がもっといい使い方を教えてやるよ」

そう言った彼の顔はこんな路地裏には似合わないくらいの笑顔だった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー