絹旗を戦闘不能にした雷電は今、廊下を走っている。さっきの爆発で北の階段は使い物にならなくなってしまったので
別の階段に行くためにわざわざ遠回りしなければ行けないのだ。しかし
(そろそろいいだろ、当麻もバイクのところに着いただろうし……もう飛んじまうか)
雷電の心中としてはまずレベル5と出会わないこと、戦わないことが一番の目的であった。そのため、
レベル5と戦わないようにするためできる限り早く決着をつけてきたが、時間は十分に稼ぐことができた
ここまで来たら無理して時間を稼ぐ必要がないのだ。
東西の階段へ繋がる十字になっている廊下に差し掛かった時に、
(レベル5に会わなくてすんだのはラッキ…っ!?)
ゾクッと今までに感じたことの無い殺気を感じた。何が起こっているか分からなかったが、ただ一つだけ
この場に居たら死ぬということだけが伝わってきた、雷電はとっさにさっき通った廊下の方へと跳んだ。
次の瞬間雷電が居たところが上から降り注いだ光ね当たり消えてなくなった、
と言うよりはまるで溶かされたように廊下の天井と床が綺麗になくなって5階と6階が繋がる穴が開いた
別の階段に行くためにわざわざ遠回りしなければ行けないのだ。しかし
(そろそろいいだろ、当麻もバイクのところに着いただろうし……もう飛んじまうか)
雷電の心中としてはまずレベル5と出会わないこと、戦わないことが一番の目的であった。そのため、
レベル5と戦わないようにするためできる限り早く決着をつけてきたが、時間は十分に稼ぐことができた
ここまで来たら無理して時間を稼ぐ必要がないのだ。
東西の階段へ繋がる十字になっている廊下に差し掛かった時に、
(レベル5に会わなくてすんだのはラッキ…っ!?)
ゾクッと今までに感じたことの無い殺気を感じた。何が起こっているか分からなかったが、ただ一つだけ
この場に居たら死ぬということだけが伝わってきた、雷電はとっさにさっき通った廊下の方へと跳んだ。
次の瞬間雷電が居たところが上から降り注いだ光ね当たり消えてなくなった、
と言うよりはまるで溶かされたように廊下の天井と床が綺麗になくなって5階と6階が繋がる穴が開いた
「どうやら二人ともやられたようねぇー」
廊下の天井から二人の女が降りてきた。片方は良く知らないがもう一人は会いたくなかったレベル5であった。
「フレンダの方に行ったときはもう私が戦うことはない思っていたけど、まさか絹旗まで倒しちゃうなんてねー」
「俺も出来れば君とは会いたく無かったよ」
「まぁまぁそう言わずに……私のストレス発散玩具のなってよ…」
「っ!?」
「俺も出来れば君とは会いたく無かったよ」
「まぁまぁそう言わずに……私のストレス発散玩具のなってよ…」
「っ!?」
先程と同じ殺気を感じ横の部屋に跳び込む雷電、しかし、ドゴンッ!と音と共に部屋の壁のほとんどは消えてなくなった。
「いやーいいねぇーさっきのはマグレじゃなかったんだねー」
「マグレで生き残れるほど簡単な世界じゃないでしょうが」
「それもそうねーじゃあどうする?もう少し私のストレス発散に付き合ってくれる?
それとも、さっさとあきらめてそのおかしなコスプレの仮面を取ってあげようかー?
声を聞く限りはなかなかの男前っぽいし」
「人に見せられるような顔面はしてねーぞ、それとあんまりこの格好を貶さないでくれ結構気に入ってんだ…これ」
「あらそう、じゃあ……もう少し苦しんでもらうことになるわね」
「………どうかな?」
「んー?どうかした?」
「君が十分に強いことは知っている…だから加減なしだ!!」
「マグレで生き残れるほど簡単な世界じゃないでしょうが」
「それもそうねーじゃあどうする?もう少し私のストレス発散に付き合ってくれる?
それとも、さっさとあきらめてそのおかしなコスプレの仮面を取ってあげようかー?
声を聞く限りはなかなかの男前っぽいし」
「人に見せられるような顔面はしてねーぞ、それとあんまりこの格好を貶さないでくれ結構気に入ってんだ…これ」
「あらそう、じゃあ……もう少し苦しんでもらうことになるわね」
「………どうかな?」
「んー?どうかした?」
「君が十分に強いことは知っている…だから加減なしだ!!」
そう言うと雷電はレベル5に走って近づく、傍からから見ればただの命知らずだが
麦野は驚いていたその命知らずはあきらかに普通と違う速度で近づいて来たからだ。
麦野は驚いていたその命知らずはあきらかに普通と違う速度で近づいて来たからだ。
「なっ!?」
反応に少し遅れたがすぐに反撃にその力を存分に揮う。
バゴンッ!バゴンッ!と嫌な光が音を立てて雷電に襲い掛かるがすべて綺麗にかわされた。
(なんなの!?この速度は!?)
驚く麦野をしり目に雷電は一気に間合いを詰めてパンチの射程に入ると容赦なくその拳を振るってくる。
普通なら避けるのは無理だろが、さすがは、暗部で生き残ってきたレベル5である。
うまいとは言えないギリギリであるが体を杼ねってそれをかわした。さらに即座にカウンターとして能力を使いビームを出した。
バゴンッ!バゴンッ!と嫌な光が音を立てて雷電に襲い掛かるがすべて綺麗にかわされた。
(なんなの!?この速度は!?)
驚く麦野をしり目に雷電は一気に間合いを詰めてパンチの射程に入ると容赦なくその拳を振るってくる。
普通なら避けるのは無理だろが、さすがは、暗部で生き残ってきたレベル5である。
うまいとは言えないギリギリであるが体を杼ねってそれをかわした。さらに即座にカウンターとして能力を使いビームを出した。
「うおっと!」
少し驚いたが雷電はそのカウンターもかわして、普通じゃない速度で間合いを取った。
一連の戦いで目の前にいるコスプレ男が只者でないことが分かった麦野は今までよりも真剣な眼差しで雷電を見つめた。
一連の戦いで目の前にいるコスプレ男が只者でないことが分かった麦野は今までよりも真剣な眼差しで雷電を見つめた。
「ふぅー、まさか能力者だったとわねー……そこまで早く走れるなんて肉体強化のレベル4以上ってとこかしらね」
「さぁどうでしょう?」
「でも、そこまで早いのは見たことがないわね、まさか……レベル5?」
「女の子質問には答えてあげたいけど、男っていうのは秘密があった方がかっこいいだろ?」
「…………違う」
「さぁどうでしょう?」
「でも、そこまで早いのは見たことがないわね、まさか……レベル5?」
「女の子質問には答えてあげたいけど、男っていうのは秘密があった方がかっこいいだろ?」
「…………違う」
急に、今までただ見ているだけだったピンクジャージを着ている見ただけで分かる脱力系少女が話しに入り込んだ
「はっ?違うって何よ?」
「この人は肉体強化なんて使っていない……」
「じゃあ何だって言うのよ!?」
「この人が使っているのは…空間移動(テレポート)」
「はぁ?だって走って…」 . . .
「走ってはいない……いや、正確には走っている…走りながら自分の一歩前に空間移動している」
「なっ!?」
「この人は肉体強化なんて使っていない……」
「じゃあ何だって言うのよ!?」
「この人が使っているのは…空間移動(テレポート)」
「はぁ?だって走って…」 . . .
「走ってはいない……いや、正確には走っている…走りながら自分の一歩前に空間移動している」
「なっ!?」
それを言われた雷電は驚いてはいない、ただ心の中で
(ほう…やるな)
とジャージ少女にただ感心していた。
(ほう…やるな)
とジャージ少女にただ感心していた。
「一歩前って、どうして?」
「多分、能力がばれないようにするため…麦野みたいにいろんな能力者と戦ってきたレベル5なら
能力がばれればすぐにその能力に対する戦闘スタイルに変えられると思ったから…最初は肉体強化と思わせて
それ専用の戦闘スタイルになったら一気に空間移動で後ろとって仕留めるつもりだったんだと思う」
「でもっ!そんな!?」
「ちょっと待ちなよ、お譲ちゃん」
「多分、能力がばれないようにするため…麦野みたいにいろんな能力者と戦ってきたレベル5なら
能力がばれればすぐにその能力に対する戦闘スタイルに変えられると思ったから…最初は肉体強化と思わせて
それ専用の戦闘スタイルになったら一気に空間移動で後ろとって仕留めるつもりだったんだと思う」
「でもっ!そんな!?」
「ちょっと待ちなよ、お譲ちゃん」
今度は雷電が二人の会話に入り込む
「一歩前なんて無理があるんじゃないかな、普通テレポーターは一回能力を使ってまた能力を使うには
どんなに早くても1~2秒のロスが生まれる、もし、走りながらなんて使ったら0.1秒いや
それ以下なっちゃうだろ、それをどうやって何度も空間移動するって言うんだい?」
どんなに早くても1~2秒のロスが生まれる、もし、走りながらなんて使ったら0.1秒いや
それ以下なっちゃうだろ、それをどうやって何度も空間移動するって言うんだい?」
雷電は敵である少女に問いかけた。実際にその問いは敵である麦野自身も疑問に思っていた。しかし
「そう…だから、それを使っている」
とジャージ少女は廊下に落ちているある物を指差した。その指差した物の名を麦野が言った。
「手裏…剣?」
「そう…」
「いつのまに?」
「この階に降りてきて初めに攻撃した時」
「これがなによ?」
「これからは、わずかだけどAIM拡散力場を感じる…」
「えっ!?」
「普通、物からはAIM拡散力場が発生することはない…けど、能力者が持ったり、使ったり、出した物には
能力者が離れた後でも少しの間AIM拡散力場が残ったりする……この人はその手裏剣にAIM拡散力場を
を残してそれを目印として飛んでいる、だから、普通の空間移動と違って飛ぶまでのロスが以上に短い…」
「そう…」
「いつのまに?」
「この階に降りてきて初めに攻撃した時」
「これがなによ?」
「これからは、わずかだけどAIM拡散力場を感じる…」
「えっ!?」
「普通、物からはAIM拡散力場が発生することはない…けど、能力者が持ったり、使ったり、出した物には
能力者が離れた後でも少しの間AIM拡散力場が残ったりする……この人はその手裏剣にAIM拡散力場を
を残してそれを目印として飛んでいる、だから、普通の空間移動と違って飛ぶまでのロスが以上に短い…」
今までまったく喋らなかった少女はスラスラと疑問に対する答えを述べていった。
その答えに対して雷電は
その答えに対して雷電は
「はははっ…やるなーまさか一回で見破られるとはな…やっぱりお譲ちゃんが感知タイプか」
「正確には能力追跡(AIMストーカー)、私は能力者が放つAIM拡散力場を感じることができ
記憶すればその能力者がどこにいるか分かることが出来る…」
「言いのかい?そこまで教えちゃって?」
「別に……大したことじゃない」
「そうかい………まったく…嫌なのに当たっちまったね~」
「正確には能力追跡(AIMストーカー)、私は能力者が放つAIM拡散力場を感じることができ
記憶すればその能力者がどこにいるか分かることが出来る…」
「言いのかい?そこまで教えちゃって?」
「別に……大したことじゃない」
「そうかい………まったく…嫌なのに当たっちまったね~」
雷電は何時になく真剣な顔をしながら、予想以上の強敵に素直な感想を述べた。