結局ずっとレッカー車を追って走り続けた雷電は、住処とするマンションに戻ってきた。
部屋はどうやら一日で珠理が片付けたらしく、もう既に新しいソファーも用意されていた。
新しいソファーにバタンッと倒れた雷電のもとに風呂上りなのか頭をタオルで拭きながら珠理がやって来た。
部屋はどうやら一日で珠理が片付けたらしく、もう既に新しいソファーも用意されていた。
新しいソファーにバタンッと倒れた雷電のもとに風呂上りなのか頭をタオルで拭きながら珠理がやって来た。
「どうしたの?」
「……バイクが国家権力に連れて行かれそうになって…助け出しに行ってた」
「………………レッカー移動は国家権力じゃないと思うけど…」
「……バイクが国家権力に連れて行かれそうになって…助け出しに行ってた」
「………………レッカー移動は国家権力じゃないと思うけど…」
普通なら何を言っているか理解できないだろうが、さすがに長い付き合いだと理解できるのか
今日、雷電に何があったのか即座に判断することができた。そんな雷電に興味がないのかキッチンの冷蔵庫から
牛乳を取り出した珠理は寝ている雷電に。
今日、雷電に何があったのか即座に判断することができた。そんな雷電に興味がないのかキッチンの冷蔵庫から
牛乳を取り出した珠理は寝ている雷電に。
「そういえば、当麻は?」
「んー会ってない」
「そう……あっ、そうだ、なんか聞いた話だと、最近、学園都市に数名の侵入者が出たんですって…」
「ふーん……敵か?」
「いや…知らないけど…とりあえず分かってるのは、赤髪の大男に、あとなんか変わった服装の女らしいけど」
「………新婚旅行にでも来たんだろ…」
「…そんなに疲れてんの?」
「メンドイ…」
「んー会ってない」
「そう……あっ、そうだ、なんか聞いた話だと、最近、学園都市に数名の侵入者が出たんですって…」
「ふーん……敵か?」
「いや…知らないけど…とりあえず分かってるのは、赤髪の大男に、あとなんか変わった服装の女らしいけど」
「………新婚旅行にでも来たんだろ…」
「…そんなに疲れてんの?」
「メンドイ…」
そんな雷電にあきれたのか、飲んだ牛乳を捨てて部屋から出て行こうとした珠理に、雷電は報告した
「そういや……木山に会った」
「えっ!?そう……元気だった?」
「どうかな…昔の無愛想な面に戻ってぞ…」
「そうか…」
「えっ!?そう……元気だった?」
「どうかな…昔の無愛想な面に戻ってぞ…」
「そうか…」
やっぱりね、と珠理が呟いたことを雷電は聞き逃さなかった。もう雷電に起き上がる気がないのを悟った珠理は確認を取った。
「………毛布持ってくる?」
「頼む…」
「頼む…」
雷電の返事を聞いて珠理が部屋を出た後、雷電は自分のポケットに手を突っ込み、あることに気付いた
(……携帯なくした)
まぁいいか、と珠理が毛布を持ってくる前に寝てしまった。
(……携帯なくした)
まぁいいか、と珠理が毛布を持ってくる前に寝てしまった。