一万を統べる者
周りには警備員が気絶して倒れていた。
そして、その中心に立つ、この事態を引き起こした張本人は、美琴の姿を確認した。
そして、その中心に立つ、この事態を引き起こした張本人は、美琴の姿を確認した。
「御坂美琴、か。学園都市にも7人しかいない超能力者(レベル5)………」
充血した眼を向けて、木山春生は言う。
「私のネットワークに超能力者は含まれていないが、いくら君でも私のような相手と戦ったことはあるまい?」
美琴は何が起きても対応できるよう身構える。
木山はそれを特に気にした様子も見せない。
木山はそれを特に気にした様子も見せない。
「君に、一万の脱ぎ女を統べる私を止められるかな?」
そう言うと、木山は服のボタンに手をかけた…………。