(ブローチが………ない)
身体中から脂汗を流して固まるステイル。
(落とした?いつ?まさか………少女とぶつかった時に?まずい、まずいぞ)
インデックスに渡せないこともまずいが、何よりそのことを神裂に伝えた時に自分の身がどうなっているかを想像して身震いする。
と、
身体中から脂汗を流して固まるステイル。
(落とした?いつ?まさか………少女とぶつかった時に?まずい、まずいぞ)
インデックスに渡せないこともまずいが、何よりそのことを神裂に伝えた時に自分の身がどうなっているかを想像して身震いする。
と、
「あのー!」
大通りの方から二人の少女が駆けてきた。
先程ステイルがぶつかった少女達だ。
そして頭に花を生やした少女の手には――
「これ、落としましたよー!」
綺麗に包装された小さな箱があった。
(おぉ、神よ!)
ステイルは心の中で神に感謝の意を捧げ、少女達に駆け寄ろうとする。
「あぁ、ありがとう君達!本当に……」
その時。
大通りの方から二人の少女が駆けてきた。
先程ステイルがぶつかった少女達だ。
そして頭に花を生やした少女の手には――
「これ、落としましたよー!」
綺麗に包装された小さな箱があった。
(おぉ、神よ!)
ステイルは心の中で神に感謝の意を捧げ、少女達に駆け寄ろうとする。
「あぁ、ありがとう君達!本当に……」
その時。
ステイルと少女達の間の路地からカエルが飛び出してきた。
「は?」
そしてカエルはあろうことか
「ふぇ…?」
ブローチを持った花の少女を軽々と抱え上げると
「ふぇぇぇぇぇぇ!?」
一目散に路地を突っ切って消えていった。
「は?」
そしてカエルはあろうことか
「ふぇ…?」
ブローチを持った花の少女を軽々と抱え上げると
「ふぇぇぇぇぇぇ!?」
一目散に路地を突っ切って消えていった。
「う、初春!?」
残った少女が驚きに声を上げ、
「な、何だと……!?」
ステイルが絶望に声を荒げた。
残った少女が驚きに声を上げ、
「な、何だと……!?」
ステイルが絶望に声を荒げた。