とある学園都市の第七学区。
そこに、ノイズのような少女が佇んでいた。
彼女の能力名は「正体不明」。彼女は人間の心を持ちながら人間ではない者。
ある日、その少女は自分を消してしまえる少年に出会う。
そこに、ノイズのような少女が佇んでいた。
彼女の能力名は「正体不明」。彼女は人間の心を持ちながら人間ではない者。
ある日、その少女は自分を消してしまえる少年に出会う。
「あ、あの……お久しぶりです」
「ああ、元気だったか?」
その少年、上条当麻はその少女、風斬氷華の数少ない友達である。
「ああ、元気だったか?」
その少年、上条当麻はその少女、風斬氷華の数少ない友達である。
「ええと、あの……」
「インデックスなら家にいるよ、会いに行くか?」
風斬の親友、インデックスは今日は当麻のそばにいない。
当麻は学校帰りなのである。
「インデックスなら家にいるよ、会いに行くか?」
風斬の親友、インデックスは今日は当麻のそばにいない。
当麻は学校帰りなのである。
「いい、です。今日は……また今度、ふらりと会える時を楽しみにしてます」
そう言って微笑んだ少女にノイズのような現象が起こる。
いつ消えるか分からない。でも、今にも消えそうだ。
そう言って微笑んだ少女にノイズのような現象が起こる。
いつ消えるか分からない。でも、今にも消えそうだ。
「そっか、またいつでも来ていいからな?」
「はい……」
そう言われた風斬はとてもうれしそうで。
「はい……」
そう言われた風斬はとてもうれしそうで。
「あなたは、雑草みたいです……」
「え、いや、あの?」
「え、いや、あの?」
当麻が言葉の意味を聞こうとしたその瞬間に少女は消えてしまった。
(強い……雑草は誰に見られることがなくてもただそこにある。見られなくてもどうでもいいと言ってるように)
風斬は少年がいなくなったその場所にまた立っていた。
彼と親友を思い出して顔をほころばせて。
風斬は少年がいなくなったその場所にまた立っていた。
彼と親友を思い出して顔をほころばせて。
少女は、人間かどうかなど関係ないと言ってしまえる二人に出会えて幸せだった。
あの二人と過ごした時間は何にも変えられない宝物だ。
あの二人と過ごした時間は何にも変えられない宝物だ。
「Weed」風斬編 Fin