とある都市のまたとある学区。
第七学区の隣の学区にその少年と少女……いや。
彼女を少女と呼ぶのにはやや抵抗がある。まあ大人の魅力というやつである。
第七学区の隣の学区にその少年と少女……いや。
彼女を少女と呼ぶのにはやや抵抗がある。まあ大人の魅力というやつである。
「え、神裂学園都市に居たの?」
「あ……いえそのー……」
「あ……いえそのー……」
歯切れが悪い彼女を見て首をかしげる上条。
お礼をどうすればいいのか悩んでいたのだが、上条にはわからない。
むしろ、そんなものどうでもいいといえる人間である。
お礼をどうすればいいのか悩んでいたのだが、上条にはわからない。
むしろ、そんなものどうでもいいといえる人間である。
「あ、この間五和にあったぞ」
「え……あ、あの子に?」
上条はちょっとため息をついていった。
「え……あ、あの子に?」
上条はちょっとため息をついていった。
「なんか雑草みたいって言われたよ……」
「ああ、それはそうですね」
「え。ちょヒドイデスヨお姉さん!」
「ああ、それはそうですね」
「え。ちょヒドイデスヨお姉さん!」
そのたとえはぴったりだと思うのだが、と神裂は首をすくめた。
(だって、あなたは何も気にしない野の草のようではないですか)
(だって、あなたは何も気にしない野の草のようではないですか)
彼と彼女は楽しそうであった。
「Weed」神裂編Fin
「Weed」神裂編Fin