とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 9-111

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匿名ユーザー

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(まったく、次から次へと……超ついてませんね今日は)

入院中の滝壷に海外直買のお見舞い品でも買ってやろうと薄暗い骨董屋に入ったのが運の尽き。
滝壷の喜びそうなウサギのヌイグルミを学園都市に手渡された少量の英国通貨で買出して、一歩
店の外へ出れば柄の悪そうなスーツ姿のオジサン達に囲まれ、人目の付かない路地裏に連行され
た。何だろう強姦だろうか。(スーツ姿というのが若干引っ掛かるが)正直、絹旗の能力であれ
ば『外』の人間等数秒で片が着く。が、単なる歩道で騒ぎを起こすのもアレなので、わざわざ暗
い路地裏まで誘導『させた』だけなのだが。

(超面倒臭いですね。とっととブチのめして、おさらばしましょうか)
移動終了後、薄暗い路地にて絹旗を囲む男達の中でリーダー格と思われる長身の男が前に出て来
た。その肩には何やら組織的な、十字に斜めの一本線の入った紋章のようなシンボルを貼り付け
ている。やがて、渋くて整った顔立ちが言葉を発した。

「Please pass the thing has in your hand. I don’t want to mimic it …bluntly...」

(……『それをこちらへ渡せ』……超そんな意味ですかね?)
適当な英語しか翻訳できない絹旗でも何となく理解できる。日本人の絹旗に対してわざわざ解り
易い英語を使ってきたのは彼等為りの配慮なのだろうか。そう考えると悪い人達では無いような気がした。

それを踏まえた上で絹旗は、
「超お断りですね。これは知り合いに渡すために買った見舞い品ですので」
手にあるヌイグルミを抱えなおして、理由を聞かずにキッパリと断った。日本語で。
それに対し男は、
「……そうか。それは残念だ」
日本語で返してきた。日本語喋れるじゃん、と絹旗は少しムッとする。
男は表情を崩さない。やがてこう言った。

「……If so, don’t you care though carry out and hang in deprivation power? 」
その言葉は彼女にも雰囲気で何となく通じた。
完全に超裏関係の人達ですね、と確信して臨戦体勢に入る絹旗。
男はゆっくりと近づいてくる。

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