とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 9-207

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匿名ユーザー

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パート6

ここに姿形、能力ほぼ全く一緒の学園都市第一位が対立する。
 それぞれが放つ殺気は計り知れないものであろう。
 一人の第一位は、殺し、さらなる高みを目指す。
一人の第一位は、守り、自分自身にけじめをつけに。
 姿形が同じでも目的が違う一位同士は拳を交えない。
 だが見えないところで勝負は、始まっていた。心理戦や読み合い。
 一方(過)「(なんだァ?妹達を応用して統括理事会が俺のDNAマップで
       クローンを作ったってかァ?提供したかァ?ンな覚えはねェ
       まァ殺しちまえば一緒かァ。どォーすっかねェ?)」

一方(現)「(まァ流石の俺でもご本人とォーじょォーには少なからず揺さぶったはずだ
       問題は時間…仮にも最全期の俺だからなァ…
       無理な演算をせずバッテリー消費をできるだけ抑えてェ)」
 ここで一方通行(現)は、チョーカーに手を伸ばす。カチリという音と共に
 膨大な量のベクトル演算が可能となる。
 風を切っていきなり小石を音速で飛んでくる。当たれば体は一瞬で穴が開くだろう。
 というか小石は既に衝撃で崩れ空気衝撃だけ飛んできている。
 一方(過)「腕試しだァ?どォーする?」
 一方(現)「ハッ!どォーもしねェよ」
一方通行(現)は、その場を動かず反射をした。
一方(過)「おォ!この程度なら反射できる!ンじゃァ反射合戦かァ?クローン君?」
一方(現)「クローンじゃねェし、なめンなここにいるのは正真正銘一方通行ですよォ!」
片方が石を飛ばせばその衝撃を跳ね返し、
近接戦になれば反射し合いお互いダメージはゼロ。膠着状態となっていた。
最悪のパターンだと一方通行(現)は思う。制限時間のある者にとって、
持久戦とは、今にも落ちそうな崖を自ら削っているようなものだ。
一方(現)「チッ、なンかねェーのかァ?いっそ木原真拳でもやってみっかァ?」
一方(過)「おいおいィ!早漏れは相手を楽しませねェぞォ!!もっと粘って見せろォ!」
そこで一方通行(過)は風のベクトルを操り始めた。あの幻想殺し倒した風を。
一方(過)「かかきけけくききくかかけくきけかかけけかかかかかきいきくきうくくか」
一方通行(過)は更に風を集め一方通行(現)にも見覚えのある高電離気体へと
姿を変えていく。


一方(現)「クソッ!(風もベクトル操作でかき乱すことはできるが…あまりバッテリー       
           を使いたくねェ…消費がでかすぎる!)俺がやられた時はどォしたっけェ?」

そこで思い出す。妹達が発電機を回し風を阻害したことを。
一方(現)「超電磁砲!!いンだろォ!!」
  そこで唐突に甲高い女の声が響く。
美琴「なんなのよ!!何で二人も居んのよ!!ワケ分かんないわよ!!」
一方(現)「後で話す!だから妹達に言えェ!!発電機回してあいつの演算阻害しろォ!
      あれは風を操ってるからァ自然風じゃねェ風力発電機回しゃァ阻害できる」
  美琴「大体なんであんたの言うこと聞かなk「うっせェ!!妹達助けたいんだろ!」
  美琴「!!わかったわよ」タッタッタ
一方(現)「早くしろォ…」

裏路地?にて
美琴「アンタにやって欲しいことがあるの。ううん、
        アンタにしかできないことが事があるの!」
美琴「お願いだから、アンタの力でアイツらの夢を守ってあげて!」
  御坂妹「何故だか、その言葉はとても響きました、
                  とミサカは率直な感想を述べます」
  御坂妹「しかし…御坂は御坂は御坂はミサカはミサカはミサカは・・・・・・・・」
   美琴「ちょっと!!どうしたの!?」
  御坂妹「ミサカは上位個体の命令により偽一方通行の撃退を優先します。」
   美琴「!!…」

                          ~続く~

パート7

  美琴「何でよ!!そんなのしたらあのバカもアンタ達も死んじゃうじゃないの!!」
 御坂妹「上位個体は絶対ですとミサカは意志を曲げません。」
  美琴「なによ!!アンタ達を殺さないためにあのバカも一方通行も必死なのに!
     …いいわアンタ達が刃向かうなら私も全力でアンタ達を止める!」

 戦場?にて
一方(過)「行くぜェェェェェもォ死んじまいなァァァァァァ!!」
一方(現)「間に合わねェェェ!クソッ!!」
高電離体が一方通行(過)の手を離れる摂氏一万度を超える塊が飛来する。
そこら中の物体を溶かしながら
一方(現)「(熱量を外側にベクトル変換変換変換
      イオンと電子のベクトルを変換変換変換よって結合ォォォ原子にィィィ
          クソッ演算が間に合わねェェェェ)」
 ズザッと大地を踏む音が聞こえた。
 ???「何で二人かわかんねぇけど…俺は…お前も御坂も妹達も俺は助ける…」
一方(過)(現)「!!??」
  上条「お前が御坂や妹達それにこの一方通行もくるしめんなら…
おまえを倒さなければならない…」

 高電離体の前に上条が立ち幻想殺しを構える。とびっきりの力を込めて
上条「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉおおおおおおおお!!」
 高電離体が…消えた…
一方(現)「乗れェ三下ァァァ!!」
   上条「おぁ!!」
そう言って上条を掴んだ一方通行(現)が一方通行(過)へ一気に間を詰める。
 一方(過)「チィ!!」
 一方(現)「遅ェェ!!いっけェェェ!!」
   上条「歯ぁ食いしばれよ、最強…俺の最弱は、ちっととばっか響くぞ」
瞬間。
上条当麻の拳が一方通行(過)が右頬に突き刺さる。
そして幻想殺しはまだ一方通行(過)を右頬を捉えている。
 一方(現)「テメェも守るもンを見つけろォ…そしてそいつの前では…  
            最強でいろォ!!」
一方通行(現)の拳が左頬に突き刺さる。
そして最強は、崩れた。

エピローグ

上条「本当に襲わないでせうか?」
一方「あァ…」
上条「でもでも上条さんもボロボロでして…本当に取って食ったりしないでせうか?」
一方「くわねェよ…」
上条「けどやっぱり上zy「うるせェーンだよ!!こっちもボロボロなんですゥ!!!」
上条「はぁ…不幸じゃない…」

奥から御坂達の声も聞こえる。
「そろそろ面倒だからなァ」と思いだまって出て行こうとする。
それを上条が引き止めた。そして言う。

上条「ありがとな!!お前がいなきゃ勝てなかった!!」
一方「勝ってんだよォおめェは…」ボソッ
上条「ん?どうした?」
一方「何でもねェよ…じゃァなァ三下ァ!!ストレス解消にはなったぜェ!!」
上条「はい?」

そう言って白い男は闇の中へ消えていった。
                 守るものを守って。


終わり

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