とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

EX-01

最終更新:

index-ss

- view
だれでも歓迎! 編集
「ミサカ、巫女と美琴」予告

その日学園都市のとあるビルに呼び出された5人がいた。
彼らは計器類の蛍光だけに照らされた薄暗い部屋に通された。
突然室内の照明があがると彼らは驚愕の声を上げた。

「アッ、アクセラレータ!何で、お前がこんな所にいるんだ」
「テメェはあの時の無能力者。テメェこそ何でいやがる?」
「なんでアンタ達が?アンタ達も呼びつけられたクチ?」
「一方通行にお姉様にあの方まで。この組み合わせに何か作為を感じますと
 ミサカは他人事のようにつぶやきます」
「…………」
「ひっ、姫神。お前もいたのか?」
「どうせ私は影の薄い女。所詮料理に添えられるパセリ程度の存在。ふふっ」

突然彼らの正面の壁が左右に開くと大きなイスに座った人物が登場した。

「諸君!私が総司令だ!とミサカはミサカは威厳たっぷりに宣言してみたりー」

あまりといえばあまりの展開に頭を押さえる上条達。
その中で唯一口を開くことができたのは一方通行であった。

「おい、クソチビ!テメェが死ぬ前に一つだけ聞いておきたいことがある」
「一つだけで良いの?とミサカはミサカはあなたのコメカミに浮き出た青筋に
 少し身の危険を感じつつ口調だけは冷静に尋ねてみる」

「こいつァ何の茶番だ?」
「今、学園都市は未曾有の危機に直面している。それを救えるのは諸君だけだ!
 とミサカはミサカはまるで台本を棒読みするみたいに答えてみる」
「つまり、そんなくっだらねェ事のために呼び出されたのか?
 もう殺す(やる)気も無くなった。オレァ帰るぞ!」

一方通行が帰った後の気まずい沈黙を破ったのは御坂美琴であった。

「私達も帰っていいかしら?」
「えっ?お姉様に何の不満が?とミサカはミサカはまるでオリジナルの返事が予想外
だったみたいに尋ねてみる」
「当たり前でしょ!何なのよこの服。レオタードみたいで身体の線が丸見えじゃないの。
 こんなの着せられるこっちの身にもなりなさいよ」

上条達は特撮戦隊物に出てくるボディスーツを着込み手にはヘルメットを持っていた。
ちなみに美琴は赤、ミサカ10032号は青、上条は黒、一方通行は白だった。

「大丈夫!
 そんなこともあろうかとお姉様のスーツにはちゃんと2枚胸パットを仕込んであるもん
 とミサカはミサカは部下思いの上司を演じつつ、その秘密をここに暴露してみたり」
「そうでしたか。お姉様の胸がミサカより大きくなったわけではないのですね。
 とミサカは自分の胸と比べつつ安堵の声を上げます」
「よっ、余計なことは言わなくていいの!アンタもなに人の胸元見てんのよ!」
「あっ……その……なんだ。お前もまだ成長期だ。心配するな!」
「だから何の話してんのよ!」

3人が騒ぐ中、姫神秋沙がポツリと呟いた。

「なぜ。巫女装束?」
「そうしないとあなたはインパクトに欠けるから
 とミサカはミサカは言葉をオブラートに包むことなくズバリ核心を言ってみる」
「なぜ。私だけ素顔?」
「どうせあなたの顔は誰も憶えていないから大丈夫!
 とミサカはミサカは慰めにもならないだめ押しをしてみたり」
「こうして古いキャラは数合わせに使われて消えていくのね。ふふっ」

「こんな茶番、私達に何のメリットがあんのよ!」
「そんなことないのにとミサカはミサカはオリジナルの浅はかさに呆れつつ説明を続けてみる」
「うっ、うるさいわね」
「貢献した人はブラック(上条)との1日デート権をゲットなのとミサカはミサカは
 驚きの提案をしてみたり」
「おい!なんだそりゃ。当事者の意向は無視か?」
「昼食券50枚綴り!
 とミサカはミサカは食料事情の切迫したあなたに魅力たっぷりの交換条件を出したりして」
「くっ、(それがあれば年末まで生き延びれる)その話。乗った!」

「お姉様達のご返事は?とミサカはミサカは分かっている答えをあえて尋ねてみる」
「素直でないお姉様は色々理由を付けてこの話には乗ってこないはず。
 そうすれば自ずとあの人との1日デートはミサカのもの。
 ふふっ、この勝負はミサカがいただきです。
 とミサカは思わず出そうになった本音を必死に隠します」
「あのね。全て聞こえてるんだけど。私と勝負しようって言うの?それなら買ってあげるわよ。
 それとアンタ!これはアンタとデートしたいから受ける訳じゃないの。
 この子が私にケンカを売ってきたから買うだけなの。
 いい!勘違いしないでよ!」

そんな訳で上条とのデートを賭けてミサカと巫女と美琴の戦いの火ぶたが切って落とされた。
姫神秋沙のつぶやきを残して

「私の返事は……要らないのね……ふふっ」


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー