とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

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ryuichi

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とある美琴の他寮生活<アウトドア>第4章

「じゃあ、また後でな」
「うん、じゃ、あとでね」
そういって彼は学校に入っていく。
「上条ちゃん、あの常盤台の制服を着た人は誰なのですか?先生気になります」
「ああー、あいつは常盤台に頼まれて泊めてるだけだけど」
「実は常盤台から連絡を受けたのがこの私なのですー」
「え?月詠センセ?」
「そうなのですよー、上条ちゃん。でも、可愛かったですよねー」
「そういってくれるとうれしいんじゃないかな、あいつは」
担任が連絡を受けたなんか聞いてねーぞ。
なんとか丸くおさめて教室に入る。
「おっすーカミやん。昨日はなにしとったんやー?」
「なにって、別に」
「ほら、電話したやろー、カミやんでんかってー、何回かかけたんやけどなー、何しとったん?」
携帯の着信記録を確認する。
時間は、21時13分。
ちょうど美琴と帰っている最中。
「それでカミやんの部屋まで見に行ってん、そしたらカミやん、知らん子と2人で歩いてんねん。誰やったん?」
またか。
「ああー、あいつか?」
「誰や誰や?」
そこに顔が2つ加わる。
「誰。あの子? 私。窓から見てた」
「あなたは一体何をしていたのか、健康グッズあげるから吐きなさい」
「姫神と吹寄、なんで」
「「「いいから早く!!」」」
久しぶりに怒鳴られたような気がする。
「あれはな、常盤台に頼まれてうちに泊めとる。前から仲はよかったんやけど」
「「「あ、あのお嬢様学校?」」」
「そうです。文句は?」
「「「うちにつれてきてください、お願いします、上条様!!!」」」
「やーだ」
「最低。夢。壊された」
姫神の髪が浮き、目が赤くなる。
「あなたは私の血を吸って死にたいの?」
「怖ー、やめてください、すみません姫神様!!!!」
2人は気絶。
結局説教させられて廊下で1時間、バケツを持って立たされることになった。
「ま、上条ちゃんだからできることなのですよー」
教室からは恐ろしい言葉が聞こえる。
「もうこれくらいにしてやるのですよ、上条ちゃん」
「よかったー」
「もっとしたいのですか?」
「したくないです! 教室に戻らさせてくださいーー!!」
普通どおりの時間だったみたいだ。
授業が終わると、
「さーて、朝の続きでもするかー」
と上条の席を3人が見た瞬間、
「用事があるんだーーーーーーーーー」
と言って走って出て行った。
(やばい、青髪ピアス追ってこねーか?)
と心配しながらも逃げる上条だった。


学舎の園まで走ってきた上条は息切れしまくりである。
(まだかなー、お、来た来た、ってあれ、なんか多くないか?)
よく見ると常盤台が2人、柵川が2人いる。
(何でだ?)
自動改札のようなゲートを出ると彼女はこちらを見るなり、
「あ、いたいた、待ったー?」
「いや、着いたばっかだけど、その2人は?」
「ああ、こちらが柵川中学1年の初春さんと佐天さん。こっちはわかるよね?」
「ああ、白井さん、だっけ?」
「覚えてくださったのですねー、この黒子、幸せものですの、ってお姉さま、なんでこの人がいるのですの?」
「あー、ちょっとね」
横で、
「この人前見ましたよね、佐天さん」
「あー見た見た。御坂さんと一緒に居た人でしょう。かっこいいとは思ってたのよねー」
「へ、一一一(ひとついはじめ)はどうしたんですか?」
「そっちのほうがいいに決まってんでしょー」
「そうですよね」
あははは、と笑う2人。
美琴を見て変な顔をする白井。
それを見ている上条は、「どうすれば……」と思うことしかできなかった。

16:00

そろそろ行くか、と彼が思ったのは午後4時のことであった。
美琴が言った。
「じゃあ、黒子。わたし用事があるからここで」
と言うのを聞いた黒子は、
「お姉さまがそう言うのでありましたら、仕方ないですわね」
と。ここで上条が言う。
「そこに駅があるだろ。そこで乗るか」
この提案に美琴は、
「そうね。それじゃあ、バイバーイ」
それから、2人は第23学区へ向かった。

五和を迎えに行ってクタクタになった2人はすぐに部屋に入る。
「あー、何もする気がしねーな」
と彼が言うのに対して、
「そうね、このまま寝る?」
風呂が壊れているのは仕方が無い。
でも、このままとは……
「じゃあ、寝るね」
そういってすぐに美琴は寝てしまった。

それから1年数ヶ月

「もう春か」
「早いわね」
2人がいるのは上条の学校。
常盤台に高校があったにもかかわらず、こっちを選んだ美琴。
そして、上条は言う。
「この学校には3年が1年と手をつないで入学式会場に入場するというしきたりがるんだけど」
という上条を見て、赤く、ならない美琴は
「そうなんだ。じゃあ」
と言って2人は入学式会場に向かった。
彼は悩んでいた。
彼の両親である上条刀夜と上条詩菜、それに美琴の母親である御坂美鈴がいるためだ。

写真撮影の時間。
するとすぐに刀夜が走ってきた。
「当麻、メキシコの土産はいるか?」
「とうさん!何でそんなものがあるんだよ!!」
とそこに2人が加わる。
「あらあら、当麻さん的にはその人と一緒にいるのがいいのね」
母さん(詩菜)かよ。
「あんたは美琴ちゃんが好きなのかい?」
美鈴かよ。
結局仲良く写真とって終わり。
それだけだった。

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