とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 9-715

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ryuichi

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4日目 18時 上条当麻の部屋

「・・・・・・・ああ!もう!何で1日に何回もこんな意味不明の怪奇現象が起きるんだよ!!おまけに今日は今までの比じゃない、三十分以上のが2回もだ!」
 そこには怒りと気持ち悪さで激震する上条当麻がいた。隣では銀髪シスターがテレビを見ている。
「ん?当麻~、どうしたの?」
「オイ、インデックス。ほんとに魔術で時は止められないんだな?」
「うん。そもそも時間をとめるって言うことは、『ソウタイセイリロン』で絶対に無理って証明されてるもん。」
「・・・おまえ、そんな情報どこで仕入れたんだ?」
「このまえやってた、2時間クッキングの前にやってた。っていうか、学園都市のほうでそういう能力者が現れたんじゃないの?」
「んなわけねーだろ。科学的に不可能なことは超能力では無理だろ。第一、もしそんな能力者が生まれたら学園都市中が大騒ぎだっての。」
「ふーん。・・・あとね、当麻。最近スフィンクスの様子がおかしいの。この部屋をくるくるくるくる歩き回って、何かを探し回っているって言うか、なんていうか・・・」
たしかに、最近スフィンクスの挙動はおかしい。しかもおかしくなりはじめたのがこの現象と同じタイミングだ。しかし、別にたいしたことはないだろう。
「なんだ?だったらその探し物を手伝ってやればいいじゃねーか。言っとくが、俺はスフィンクスを動物病院に連れて行くような金は持っていないぞ。」
「むー。ケチ。」
「まったく・・・不幸だ・・・」
上条当麻の頭は破裂寸前だ。


5日目(日) 10時 風紀委員 第一七七支部

「どうして、ですの!」
白井黒子が、固法美偉を怒鳴っている。
「私だってわからないわ。だって、いきなり風紀委員本部がこの調査をやめるよう指示してきたんだもの。」
「・・・やっと・・・やっと、やつらの居場所がわかったのに・・・」
「白井さん・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

4日目(白井黒子の回想) 21時 白井黒子の部屋

白井黒子は固法たちに、風紀委員狩りの居場所を伝えた。
「ん、わかったわ。風紀委員本部にもこのことは伝えとくわね。」
「お願いしますわ。」
電話は切れた。

_________________________________

5日目 10時 風紀委員 第一七七支部

「まさか・・・本部はあのことを知って、パトロールを中止した?」
「間違いとは言えないわ・・・。」
「いったいなぜ?学園都市上層部がなにかを隠していますの?」
「幻想御手絡みかしら・・・」
「そういえば、あれはすべて回収されましたの?」
「・・・初春さん、幻想御手のルートと本当に全て回収されたかどうかを調べて。裏ルートも含めてね。」
「はい!わかりました!」
「紅茶でも淹れておきますわ。」

30分後

「わかりました。幻想御手は表向きでは全て回収済み。しかし裏ルートではまだ流通しているようです。」
「それと、キャパシティーダウンの携帯版についても調べてくださいな。」
「はい・・・・・・・・・・・・・・・あった、3つリンクがある、これかな?」



『You are an idiot! Ahahahahahaha!!ahahahaha!You are an idiot! Ahahahahaha!!』



「なんですの?このふざけたものは?」
「・・・って、ああ!白井さん!それ消しちゃだめです!!」
「・・・え?」

『YYou are an You are an idiot! AhahYou are an idiot! AYou are an idiot! Ahahahahahaha!!ahahahahadiot! Ahahahahahaha!!ahYou ar You are an idiot! Ahahahahahaha!!ahahahaha
You are an idiot! Ahahahahahaha!!ahahaYou are an idiot! AYou are an idiYou are an idiot! Ahahahahahaha!!ahahahahaot! Ahahahahahaha!!ahahahahahahahahahaha!!ahahahahahaha
ouYou are an idiot! AhahahYou are an You are an idiot! AhahahahahaYou are an idiot! Ahahahahahaha!!ahahahahaahahahaahahaha!!ahahahaha are an idiot! Ahahahahahaha!!aha
YoYou are an idiot! AhahahahahahYou are an idiot! Ahahahahahaha!!ahahahahaa!!ahahahahau are an idiot! Ahahahahahaha!!ahahahahaYou are an idiot! Ahahahahahaha!!ahahahaha・・・・』


「ひぃぃ!な、何なんですのこ、これは?」
「ブラウザクラッシャーですよ・・・。もうこれでこのパソコンは使えませんね・・・。」
「でも、キャパシティーダウンの携帯版はほんとにあるようですわね。」
「はい、こんなブラクラを置いてあるんですから、何か隠したいでもあるんでしょうね。」
「とにかく、根城に行きますわよ!」
「ちょっと待ちなさい。」
「固法先輩・・・でも、やっと根城を掴んだんですよ?どうして白井さんを止めるんですか。」
「・・・別にやめろとは一言も言ってないわ。ただ、絶対に無事で帰ってきて。これだけは約束して。後で増援も送るから。」
「はいですの!」

 白井黒子はビックスパイダーの元根城(けっせんのばしょ)に向かった。


5日目 11時 ビックスパイダー元根城

「(まったく二度もこんなところにくるなんて。・・・にしても。)」
白井黒子が根城に着いたときには、まったくひとがいなかった。
「(何で人が一人もいませんの?)」
白井黒子は、根城の中に入っていった。そのうち、奥のほうからの声を聞いた。
「上層部のほうに圧力はかけたか?」
「はい・・・あの人の権力で風紀委員のパトロールも中止にさせました。」
「よし・・・狩りもそろそろやめにして、次の段階へいくぞ。」
「(計画?段階?あの人?一体全体何なんですの?)」
「・・・・・・それと、そろそろ出て来い。」
「(!ばれた!?)」
「おまえ、風紀委員の人間だな?おい、今お前と連絡をとっているのは誰だ?第何支部所属だ?」
「(やはりこうなりますのね)」
「取り押さえろ!!」
どこからともなく現れてきた不良たちが一斉に白井黒子を襲った。不良たちの手には、ナイフ、バール、パイプ、そしてキャパシティーダウンが握られている。
総数は、30人はいる。
「(クッ!多い!)」
次々と飛んでくる攻撃をうまくよけて増援が来るまでの時間稼ぎをする。不良たちもそのことがわかったらしく、キャパシティーダウンに手をかけた。
『ピィィィィィィィィィィン』
なんともいえない不協和音が、根城全体に響いた。
「何度も同じ手に引っかかると思いまして?」
彼女の耳には、耳栓があった。
「だからどうした?この人数相手にどうするつもりだ?行っておくが、もう増援は来ないぞ。」
そのとき、無線が入った。
『し、白井さん。だめです。本部からもう増援は出せないって。い、いったん逃げてください。』
「初春?いったいなんですの?」
彼女は耳栓をはずし改めて聞こうとした。その行動があだになった。
『ピィィィィィィィィィィン』
「しまった・・・。」
激しい頭痛が彼女を襲った。
「ぐっ・・・う・・・痛い!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!」

彼女はその場にうずくまり。不良に腕を縛られ。足を縛られ。頭を殴られ気絶させられた・・・

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