―― 村には夜、悪魔が現れる。
その風聞をどこで聞いたのか。
近隣の村ぐらいしか名も知らぬような小さな山村に客人が訪れた。
その風聞をどこで聞いたのか。
近隣の村ぐらいしか名も知らぬような小さな山村に客人が訪れた。
「イギリス清教の専門は『魔女狩り』の筈ですが……」
何故私が? という疑問を飲み込んで、彼女――神裂火織は村に足を踏み入れる。
何故私が? という疑問を飲み込んで、彼女――神裂火織は村に足を踏み入れる。
それが、終わらぬ夜の始まりだった。
* * *
シャドウと言う名の獣と対峙する神裂。
鋼糸による斬撃はことごとくが不発に終わり、残された攻撃手段は七天七刀による『唯閃』のみ。
しかし、ふと湧く疑問。
鋼糸による斬撃はことごとくが不発に終わり、残された攻撃手段は七天七刀による『唯閃』のみ。
しかし、ふと湧く疑問。
この長刀から放たれる『唯閃』は、果たしてこの獣に効くのだろうか――?
「――その刀(エモノ)じゃソイツは殺せねぇよ。お嬢さん」
疑問に答えるようにして聞こえた声。
それと重なるように、獣の咆哮にも似た銃声が夜の闇に響き渡った。
それと重なるように、獣の咆哮にも似た銃声が夜の闇に響き渡った。
* * *
客人は二人。
”必然悪の教会”の魔術師、神裂火織。
便利屋<Devil May Cry>のダンテ。
”必然悪の教会”の魔術師、神裂火織。
便利屋<Devil May Cry>のダンテ。
聖人と悪魔の息子が、今ここに出会う。
もうだめ、ムリぽ……