とある女子寮の狂想曲
さて、話が変わるがこの女子寮には和室が存在する。
実質使用しているのは神裂のみなのだが、日本人の客のどをもてなす時などにも活用される。
そんな障子で仕切られた部屋に正座する人間が二人、片方は日常的にこ部屋を使用する神裂であり、ここまでは何の違和感も無い。
さてもう一人。
今世界中で巻き起こる紛争及び戦争の超中心人物であり超平凡な高校生、その名は。
「何でここにいるのですか上条当麻!!」
「ええぇぇぇェェェっっっっ!?別にまだ上条さん怒られるようなことしてませんのことよ!?別に今日は変な魔術師の団体に命狙われてねぇし!!」
「ちょっと待ってください、だってもう学園都市の外にいる時点でイレギュラーでしょうに!!しかも何故ここ!?」
「知らないもん!何か担任の先生に「上条ちゃんは馬鹿なので外国で修学旅行なのです…?」とか変な疑問形で言われただけだもんね!!」
実際には学園都市の長アレイスターによる「プラン」省略のための布石だったりするのだがそんなことを超平凡な高校生が知る筈もなく。
「で、何かローラさんとかいう人が面白そうだから此処に泊まれって。」
「馬鹿ですかあの女狐ェェェェェェェっっっっ!!!」
何時に無く荒れる神裂にビビりまくる上条、当の本人は知らないがここは女子寮である。そこにこの人間を泊まらせるとなると……、
「い、いったい何人修道女を辞めなければならなくなるのでしょうか……」
「どういうこと!?アナタの目には私は貪欲な変態魔神に見えてるのでせうか!?」
「そこの障子から何人かが興味深そうに覗いてる時点でもう危ないんですこの旗男が!!!」
どぴっしゃーーーん!と聖人の力をフル活用して障子を閉める神裂に震えまくる上条はでっかい鞄から包みを取り出し
「かかかかかか神裂さん!?ここは一つお土産で気を落ち着かせてくれませぬか!?」
「……日本人が日本のお土産を貰うのはどうなんでしょう」
そう言いつつもやっぱりちょっと嬉しそうにしてしまう神裂、それを見た上条は
(ありがとう土御門!お前から渡されたお土産で俺の命は救われた!)
「開けてもいいですか…?」
「どーぞどーぞ」
(何でしょう、触ったところ何か服のような物でしょうか…?)
曲がりなりにも上条当麻からの贈り物ということで若干ドキドキしてしまう神裂火織十八歳。
色々と期待しながら包みを解いていく彼女が見たものとは、
派手なピンクの衣装とそこに張られた「女子高生ツンデレメイド」の文字だった。
「上条当麻ァァァァァァァァァァぁぁぁッッッッ!!!!」
「なっ、何なんでせうかってオイ!何持たせてんだよ土御門!?…神裂さん!?これは土御門のアホンダラが仕掛けた愉快なハニートラップであり上条さんは何一つ悪くないのでありましてですねーーッ!!?」
そんな血なまぐさい光景をオルソラやアニェーゼなど幾百人ものシスターが覗いていたのはまた別の話。
続く
さて、話が変わるがこの女子寮には和室が存在する。
実質使用しているのは神裂のみなのだが、日本人の客のどをもてなす時などにも活用される。
そんな障子で仕切られた部屋に正座する人間が二人、片方は日常的にこ部屋を使用する神裂であり、ここまでは何の違和感も無い。
さてもう一人。
今世界中で巻き起こる紛争及び戦争の超中心人物であり超平凡な高校生、その名は。
「何でここにいるのですか上条当麻!!」
「ええぇぇぇェェェっっっっ!?別にまだ上条さん怒られるようなことしてませんのことよ!?別に今日は変な魔術師の団体に命狙われてねぇし!!」
「ちょっと待ってください、だってもう学園都市の外にいる時点でイレギュラーでしょうに!!しかも何故ここ!?」
「知らないもん!何か担任の先生に「上条ちゃんは馬鹿なので外国で修学旅行なのです…?」とか変な疑問形で言われただけだもんね!!」
実際には学園都市の長アレイスターによる「プラン」省略のための布石だったりするのだがそんなことを超平凡な高校生が知る筈もなく。
「で、何かローラさんとかいう人が面白そうだから此処に泊まれって。」
「馬鹿ですかあの女狐ェェェェェェェっっっっ!!!」
何時に無く荒れる神裂にビビりまくる上条、当の本人は知らないがここは女子寮である。そこにこの人間を泊まらせるとなると……、
「い、いったい何人修道女を辞めなければならなくなるのでしょうか……」
「どういうこと!?アナタの目には私は貪欲な変態魔神に見えてるのでせうか!?」
「そこの障子から何人かが興味深そうに覗いてる時点でもう危ないんですこの旗男が!!!」
どぴっしゃーーーん!と聖人の力をフル活用して障子を閉める神裂に震えまくる上条はでっかい鞄から包みを取り出し
「かかかかかか神裂さん!?ここは一つお土産で気を落ち着かせてくれませぬか!?」
「……日本人が日本のお土産を貰うのはどうなんでしょう」
そう言いつつもやっぱりちょっと嬉しそうにしてしまう神裂、それを見た上条は
(ありがとう土御門!お前から渡されたお土産で俺の命は救われた!)
「開けてもいいですか…?」
「どーぞどーぞ」
(何でしょう、触ったところ何か服のような物でしょうか…?)
曲がりなりにも上条当麻からの贈り物ということで若干ドキドキしてしまう神裂火織十八歳。
色々と期待しながら包みを解いていく彼女が見たものとは、
派手なピンクの衣装とそこに張られた「女子高生ツンデレメイド」の文字だった。
「上条当麻ァァァァァァァァァァぁぁぁッッッッ!!!!」
「なっ、何なんでせうかってオイ!何持たせてんだよ土御門!?…神裂さん!?これは土御門のアホンダラが仕掛けた愉快なハニートラップであり上条さんは何一つ悪くないのでありましてですねーーッ!!?」
そんな血なまぐさい光景をオルソラやアニェーゼなど幾百人ものシスターが覗いていたのはまた別の話。
続く