とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 6-682

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匿名ユーザー

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ミニマム当麻


「ふう、なんとか逃げ切ったか…」

ここは第七学区の大通り、現在当麻は、学校でのリアル鬼ごっこから逃げ切り、下校中である。
(ふははは!逃げることに関して、この上条さんに勝てるとでも思ったか!)
などと、心の中で何かほざいている当麻だが、もちろん逃げ切れたのは、
ほぼゴジラのように暴れまくった吹寄のおかげだった。
(それにしても、まさかあのタイミングで吹寄が出てくるとは思わなかったな……たぶんあいつら、
 明日は顔面に包帯巻いて学校に来るだろうな。お気の毒に……)

そんな感じで当麻が機嫌よく下校している時、学校では制裁という名の八つ当たりが行われていた。

「にゃ、にゃー!ふ、吹寄様、そろそろお怒りを静め―――」
土御門の額に吹寄のおでこDXがたたき込まれる!
「うるさい!あんたたち!今日という今日は勘弁ならないわ!!」
「吹寄はん!?そないやったら上やんもグルギョバ!」
右ストレートがクリティカルヒット!
「黙れ!あんたたちに発言する権利なんてないのよ!それにあんたたち、あたしにちっちゃい子を殴れって言うの!?」
吹寄の怒りはとどまることを知らず、土御門達が発言をするたびに、
攻撃力が上がっていく。
もちろん馬鹿な男たちにわかるはずがなく、どんどん発言をしていくやつから、なぎ倒されていった。
「「上やん!覚えとけよおおぉぉおぉお!!」」

「うお!?なんだ?急に寒気が……」
風邪でも引いたかな?そう思っていた矢先後ろから

「おや?あの少年によく似た子供ですね。とミサカは話しかけてみます。」
「あ?なんだ、御坂妹(10032号)か。」
「何でミサカのことを知っているのですか?とミサカは質問します。」
「あぁ、この姿じゃわからねえのも無理はねえか。俺は上条当麻さんですよ~」
「そうですか、とミサカは納得してみます。」
(あり?そんなに驚いてねーな。はっ!もしや、俺はそんなことも気にならないほどどうでもいいやつなのか!?」
そんな風に、いろいろなことを考えている当麻をよそに、
御坂妹はミサカネットワークで緊急会議を行っていた。

~緊急会議、当麻さんの異変について~

(と、突然ですが、今から緊急会議を行います!とミサカ10032号は他のミサカを呼びかけます。まず、この映像を見てください!)
(一体何の会議ですか?とミサカ10045号は――な、何ですかこれは!?とミサカはこの映像に驚愕してみます!)
(この子は当麻さんに弟か何かですか?とミサカ10123号ははミサカ10032号に説明を要求してみます)
は、早く説明を!この子は誰ですか!などと、いろいろな意見がとびかっている。
(静かにしてください!とミサカ10032号は落ち着きながら呼びかけます)
一瞬でネットワークが静かになった。
(この子供は、当麻さん本人のようです。とミサカは事実を述べてみます。)
(な、なんですって!?この子供が当麻さんですか?とミサカ10082号はこの事実に驚きを隠せません!)
(なぜ、当麻さんが子供の姿に?とミサカ10045号は当然の質問を問いかけます)
(いや、そんなことよりも、このかわいさは反則でしょう!とミサカ10231号は自分の母性本能を必死に押さえてながら発言します)
(とにかく落ち着いてください!とミサカ10032号は他のミサカ達に訴えます)
他のミサカ達の興奮が収まってきたころ、ミサカ10032号はミサカ達に意見を求めた。
(とりあえず、これからどうしましょう?とミサカは意見を求めてみます)
((((様子を見てみましょう))))
ミサカ達の意見がまとまったので、会議はとりあえず終了となった。

~緊急会議、一時終了~


「おーい、御坂妹?」

御坂妹の反応がなかったので、気になって話しかけてみた当麻である。
話しかけられた御坂妹は、体をビクッ!と震わせたあと、
「何ですか?とミサカは平静を装いながら、質問に答えます」
このとき、ミサカは顔が少し赤かったりするのだが、鈍感な当麻は気付かない。
「いや、なんか反応がなかったから少し気になってな。」
熱でもあるのか?と当麻は御坂妹の頭へ手を当てようとしたが……届かない
手を当てようと、がんばって背伸びなどをするが、やはり届かない。
しかも、その様子を間近くで見ていた御坂妹は、自分の母性本能を必死に押さえようと頑張っている
(この激しい攻撃をやめてください!とミサカは心の中で叫んでみます!)
届かないと理解した当麻は、無駄な努力をやめ、御坂妹との会話に戻ろうとした、が
御坂妹が顔を後ろに向けて、両腕を握りながら、必死に何かを堪えている。
「ど、どうした御坂妹?やっぱり体調が悪いんじゃ……」
「だ、大丈夫ですから、これ以上ミサカを攻撃しないでください。とミサカはお願いしてみます…」
「まあ、とりあえず何の用だ?」
「ムッ!とミサカは少々不機嫌になってみます。何か理由がなければあなたに会ってはいけないのですか?とミサカは質問し返してみます。」
「い、いやっ!そういう意味で聞いたわけじゃないんだが……んじゃ、どっか遊びにい――」
遊びに行こうと言おうとした直後に、後ろから声をかけられた

「あれ?アンタこんなところで何してんの?」

そう声をかけてきたのは、常盤台の超能力者、そして御坂妹のオリジナル、御坂美琴である。
「おや、奇遇ですね。とミサカはお姉さまに挨拶をしてみます。」
「治療は順調に進んでる?って隣のその子誰?」
「ああ、この人は当麻さんですよ。とミサカは当たり前のように説明してみます」
「えぇ!?この子があのバカァ?あはははは、そんな訳ないじゃない。ねえ?」
「悪かったな、バカで。俺は本物の上条さんでせうよ。」
「へ?ええぇえぇぇ!!」
「お姉さま、驚きすぎです。とミサカは耳を押さえながら抗議してみます」
「そうだぞ!俺に失礼だ。」
「いや!そんな堂々と言われても、普通驚くでしょうが!?」
「まあ、そんな事はともかく、これ――」
「ちょっと待ちなさいよ!アンタ、どうしてちっちゃくなったの!?」
「なんか朝起きたらちっちゃくなってたんだよな。」
もう何度も同じ質問をされているので、てきとーに答える当麻である。
「まあ、お姉さまは放っておいて、早く遊びに行きましょう。とミサカは当麻さんをせかしてみます」
「んあ?そうだな。御坂も一緒に行かねえか?」
「へ!?アタシ?ア、アタシはひ、ひまだから、いい一緒にいってもいいわよ!」
そう言いながらも、美琴の顔は真っ赤に染まっていく。
しかし、ここでも当麻は気付かない。
「よし!じゃあどこに行くんだ?」
「「ショッピング!!」」
「ショッピングー?俺金ねーぞ?」
「いいからショッピングにしなさい!」
「ミサカもショッピングという案には賛成です。とミサカは強く指定します!」
「はあー、しゃあねえ、じゃあ行くか……」
(ショッピングに賛成したってことは、この子も同じこと考えているのかしら?)
(ショッピングにしたということは、お姉さまも同じ考えですか……)

((この人(このバカ)を着せ替えよう!))

そんなことを知らない上条さんは、ショッピングセンターまで重い足取りで歩いて行く。

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