とある美琴の他寮生活<アウトドア> 第2章
「おっすー、ビリビリ」
インターホンから聞こえてきた声はアイツだった。
「ま、間違いないよね、と、とうま」
「ああ、そうだけど、アンタって言わないって珍しいな」
「そ、そんなことはないわよ、入るわよ。」
「どうぞ、それと、管理人さんに挨拶しときなよ。」
「え、あ、挨拶?」
「変なこと言ったら2メートルの日本刀で追っかけまわされるぞ」
「う、ウソーーーー」
「嘘。今はいねーよ。とにかく入ってこい」
荷物は引越し屋にまかせて、彼女は階段で上がってくる。
ガチャッ!と音を出してドアが開く。
「意外ときれいなんだね」
上条は馬鹿にされたみたいだ。
「あったりめーだろ。お前が来るっていうから急いで片付けたぜ」
彼女はあることが気になった。
「ねえ、アンタ。銀髪シスターは?」
「イギリス」
即答。
「管理人の名前、神裂っていうんだけど、そいつと一緒に行った」
「え、じゃあ、土御門はいるの?」
「あの二人も行った」
「えーーー」
「メイド研修だってさ。サングラスはインデックスと一緒に」
「ふーん、じゃ、仕方ないか」
(何をしよう? あ、そうだ、携帯をカップルで登録したらゲコ太もらえるキャンペーンが)
「ね、ねえ、アンタ、携帯をカップルで登録したらゲコ太もらえるキャンペーンやってるんだけど、しない?」
「あー、暇だし、行くか」
ピーンポーン!と音が鳴る。
「上条さんのお部屋はこちらでよろしいでしょうか?」
「はい」
「御坂さんのお荷物をお持ちしました。今から届けるので、よろしくお願いします」
(……え、まさかここに大量の荷物が?)
「わ、わかりました」
インターホンから聞こえてきた声はアイツだった。
「ま、間違いないよね、と、とうま」
「ああ、そうだけど、アンタって言わないって珍しいな」
「そ、そんなことはないわよ、入るわよ。」
「どうぞ、それと、管理人さんに挨拶しときなよ。」
「え、あ、挨拶?」
「変なこと言ったら2メートルの日本刀で追っかけまわされるぞ」
「う、ウソーーーー」
「嘘。今はいねーよ。とにかく入ってこい」
荷物は引越し屋にまかせて、彼女は階段で上がってくる。
ガチャッ!と音を出してドアが開く。
「意外ときれいなんだね」
上条は馬鹿にされたみたいだ。
「あったりめーだろ。お前が来るっていうから急いで片付けたぜ」
彼女はあることが気になった。
「ねえ、アンタ。銀髪シスターは?」
「イギリス」
即答。
「管理人の名前、神裂っていうんだけど、そいつと一緒に行った」
「え、じゃあ、土御門はいるの?」
「あの二人も行った」
「えーーー」
「メイド研修だってさ。サングラスはインデックスと一緒に」
「ふーん、じゃ、仕方ないか」
(何をしよう? あ、そうだ、携帯をカップルで登録したらゲコ太もらえるキャンペーンが)
「ね、ねえ、アンタ、携帯をカップルで登録したらゲコ太もらえるキャンペーンやってるんだけど、しない?」
「あー、暇だし、行くか」
ピーンポーン!と音が鳴る。
「上条さんのお部屋はこちらでよろしいでしょうか?」
「はい」
「御坂さんのお荷物をお持ちしました。今から届けるので、よろしくお願いします」
(……え、まさかここに大量の荷物が?)
「わ、わかりました」
10分後
「やっと全部ね」
「意外と少ないな」
「ほっといてよ。アンタが多いだけでしょうが」
「意外と少ないな」
「ほっといてよ。アンタが多いだけでしょうが」
30分後
「やっと片付いたわ」
「んでさ、御坂。どこで寝る気だ?」
「え、そ、それは」
顔が赤くなる。
「ベッドか?」
「アンタはどこで寝てんのよ」
「風呂。」
「え?」
ベッドをインデックスに取られていた。
やっとベッドで寝られると思った上条さんは
(また風呂か?)
と一瞬思うのだった。
「そ、それはともかく、さ、行きましょう、ほら」
上条の腕を掴んで引っ張る美琴。
彼女の顔は笑顔だった。
「んでさ、御坂。どこで寝る気だ?」
「え、そ、それは」
顔が赤くなる。
「ベッドか?」
「アンタはどこで寝てんのよ」
「風呂。」
「え?」
ベッドをインデックスに取られていた。
やっとベッドで寝られると思った上条さんは
(また風呂か?)
と一瞬思うのだった。
「そ、それはともかく、さ、行きましょう、ほら」
上条の腕を掴んで引っ張る美琴。
彼女の顔は笑顔だった。
「ここでいいかしらね」
(大丈夫なのか? ま、こいつとのメールと電話が無料になるらしいしな)
さっそく店に入る。
たまたま同じ会社なのか、上条はMNP(Mobile Number Portabilty)で他社に変える必要がなかった。
「それでは、この書類に記入してください」
そこには、郵便番号、住所、氏名、年齢、携帯電話番号など、たくさん記入するところがあった。
「はい、結構です。えーっと、御坂様に、上条様ですね。」
「はい。」
「あっ、もしかして、以前こちらに登録しに来ましたか?」
「え、あ、そうですけど」
(おーいビリビリ、黙ってんじゃねーよ)
「やはり」
「あのときはすいませんでした、勝手に出て行くなんて」
「いえいえ、今日登録するのであれば、大丈夫ですよ」
「スイマセン」
(店員の顔を見るとまだ何かありそうだな。なんなんだ?)
「それで、カップルだという証拠にツーショットの写真を……」
「またかいっ」
「いつもそうでございますが」
(仕方ねー。撮るか)
「ちょっと撮ってきます。ほら、ビリビリ、行くぞ」
「えっ、ちょっと」
ある意味無理やりだが、店の外へ引っ張っていく。
(大丈夫なのか? ま、こいつとのメールと電話が無料になるらしいしな)
さっそく店に入る。
たまたま同じ会社なのか、上条はMNP(Mobile Number Portabilty)で他社に変える必要がなかった。
「それでは、この書類に記入してください」
そこには、郵便番号、住所、氏名、年齢、携帯電話番号など、たくさん記入するところがあった。
「はい、結構です。えーっと、御坂様に、上条様ですね。」
「はい。」
「あっ、もしかして、以前こちらに登録しに来ましたか?」
「え、あ、そうですけど」
(おーいビリビリ、黙ってんじゃねーよ)
「やはり」
「あのときはすいませんでした、勝手に出て行くなんて」
「いえいえ、今日登録するのであれば、大丈夫ですよ」
「スイマセン」
(店員の顔を見るとまだ何かありそうだな。なんなんだ?)
「それで、カップルだという証拠にツーショットの写真を……」
「またかいっ」
「いつもそうでございますが」
(仕方ねー。撮るか)
「ちょっと撮ってきます。ほら、ビリビリ、行くぞ」
「えっ、ちょっと」
ある意味無理やりだが、店の外へ引っ張っていく。
「じゃ、撮るぞ」
「ちょっと、近いって」
「画面にはいんないし」
「えっ、うそ」
「撮るぞー」
パチーン!という音とともに彼女は目を瞑る。
「なんか無理やりって感じだな。次お前が撮ってくれ」
「あ、あたし!?」
顔が赤い彼女は今にも倒れそうな感じだ。
(こいつ、オーバーヒートしねーよな?)
「撮ったらいいんでしょ、ほら」
上条に寄ってきた。
これでいいのか?
そこに上条の手が彼女の肩に触れ、引き寄せてくる。
パチーン!と今度は彼女の携帯から音が出る。
「これでいいか」
「ちょっと、近いって」
「画面にはいんないし」
「えっ、うそ」
「撮るぞー」
パチーン!という音とともに彼女は目を瞑る。
「なんか無理やりって感じだな。次お前が撮ってくれ」
「あ、あたし!?」
顔が赤い彼女は今にも倒れそうな感じだ。
(こいつ、オーバーヒートしねーよな?)
「撮ったらいいんでしょ、ほら」
上条に寄ってきた。
これでいいのか?
そこに上条の手が彼女の肩に触れ、引き寄せてくる。
パチーン!と今度は彼女の携帯から音が出る。
「これでいいか」
「はい。了解です。では、ゲコ太ストラップ、最後の2つですよ」
「あーーーー、ゲコ太ーーーー」
「おーい、帰ってこーい」
今度こそ無理やり店から引っ張り出した。
店員さんは笑うしかできないようだ。
最後の2つと言っていたゲコ太。
よくみると、同じ種類のゲコ太ではないようだ。
上条のはスーツを着ているが、彼女のは頭にもう一匹の蛙が乗っている。
それを見た彼女は、
「それ欲しいなー」
といきなり態度を変え、デレデレモードに突入。
「ん」
渡すしかできない上条さん。
彼女はいつもの自販機で『ちぇいさー』をし、怪しげなドリンクを飲んでからまた上条に甘える。
「ねーおんぶしてー」
上条の右手は『幻想殺し(イマジンブレイカー)』。でも、さすがにデレデレモードからは脱出させられない。
(一応触れとくか)
変化なし。
「ねーとうま、はやくぅー」
ここまで来ればもうするしかない。
(白井と青髪ピアスはいねーよな?)
風紀委員(ジャッジメント)の白井黒子とクラスメートの青髪ピアスを気にする上条。
仕方なく、周りを気にしながらおんぶしてかえる上条さんであった。
「あーーーー、ゲコ太ーーーー」
「おーい、帰ってこーい」
今度こそ無理やり店から引っ張り出した。
店員さんは笑うしかできないようだ。
最後の2つと言っていたゲコ太。
よくみると、同じ種類のゲコ太ではないようだ。
上条のはスーツを着ているが、彼女のは頭にもう一匹の蛙が乗っている。
それを見た彼女は、
「それ欲しいなー」
といきなり態度を変え、デレデレモードに突入。
「ん」
渡すしかできない上条さん。
彼女はいつもの自販機で『ちぇいさー』をし、怪しげなドリンクを飲んでからまた上条に甘える。
「ねーおんぶしてー」
上条の右手は『幻想殺し(イマジンブレイカー)』。でも、さすがにデレデレモードからは脱出させられない。
(一応触れとくか)
変化なし。
「ねーとうま、はやくぅー」
ここまで来ればもうするしかない。
(白井と青髪ピアスはいねーよな?)
風紀委員(ジャッジメント)の白井黒子とクラスメートの青髪ピアスを気にする上条。
仕方なく、周りを気にしながらおんぶしてかえる上条さんであった。