とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 6-183

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匿名ユーザー

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「お姉さま~」
突然黒子が話しかけてきた。
(……一応返事しておこうかな)
「何よ黒子?」
「今日が何の日かわかりますの?」
初春さんと佐天さんもいる。
(……二人に訊くか)
「ねぇ、今日って何の日かわかる?」
先に答えたのが初春さんだった。
「し、知りませんよ。普通の日じゃ」
そこで佐天さんが答える。
「ずいぶん前にも訊かなかったっけ」
(ん?どういう意味なの?)
「私たちが出会って1週間たった日。」
(ってまさかっ)


 「とある美琴の他寮生活<アウトドア>」


「今日でその日から5ヶ月くらい経ったんじゃない」
「そうですわよ、お姉さま。お忘れになられたのですか」
「い、い、いやー、そんなわけ……」
「お顔が赤いですわよ」
「さーお姉さま。今日こそこのわたくしと決着を……」
ズドーーーーン!!と電撃が。
「黒子の愛を受け入れていただけないのでしたらわたくしと戦ってくださいまし」
「黒子ーーーっ、うっ」
(……寮監っ)
「どうしましたの、お姉さ……」
「寮則第9条、寮内での能力の使用は、これを固く禁ずる。よもや忘れたわけではあるまい白井、ん」
「ここここれはご機嫌麗しゅう、寮監様。これには深ーい理由が」
「なーるほど。よんどころない事情というやつか。」
「そ、そうなんですの」
「だが、」
黒子の首から、グキリッ!!という音がする。
「ひっ」
としか言えない美琴。
「そんな事情を詮索していては寮の規律を守ることはできん。規則破りには罰が必要だ。そうは思わんか、御坂」
「は、はい」
「これで何度目だ。何度ドアを壊した」
後ろを見る美琴。そこには木っ端微塵にされた上、電撃で丸焦げになった灰の塊しかない。
「そ、それは」
「寮を出て行ってもらおうか」
「そ、それだけは」
(いやに決まってる。だって、行くところが……、ないわけでもないか。)
「調べさせてもらったぞ、御坂。お前はとある高校生によく会ってるらしいじゃないか」
「それはそれで」
「事前に連絡はしている。早く荷物を片付けな、御坂」
「す、すぐにっ」
(何でこうなるのよ? よりにもよってアイツの部屋かよ)
「何を思っている、御坂」
「な、何でもありませんっ」
「引越し屋が来ているんだ、早く頼むぞ、御坂」
こうして、上条と御坂の不幸な生活が始まる。

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