『ここだけ学園都市のスレ とリンク』
ドンドンドンドンドン!
私はPCの前で固まっていた。
ありえない、こんなのありえない、あるはずがない。
この学園の掲示板に侵入し、覗くだけでなく一瞬で居場所まで割り出すなど。
「う、嘘でしょ・・・そんなこと出来るのって超電磁砲ぐらいじゃ・・・!?」
私は所詮瞬間移動のLV3だ。もしも外にいるのがあの最強の能力者と同格だとすれば・・・自分の命はない。
ありえない、こんなのありえない、あるはずがない。
この学園の掲示板に侵入し、覗くだけでなく一瞬で居場所まで割り出すなど。
「う、嘘でしょ・・・そんなこと出来るのって超電磁砲ぐらいじゃ・・・!?」
私は所詮瞬間移動のLV3だ。もしも外にいるのがあの最強の能力者と同格だとすれば・・・自分の命はない。
ド ン ド ン ド ン ド ン ド ン ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「・・・ぅあ・・・」
震える手でそこにあるシャーペンを手に取り、いつでも跳ばせるように準備して、掲示板で助けを―――
「ああ、それは困る参る困る。そのシャーペンは却下です」
言葉と共に赤い光が走った。PCはドアは吹き飛び、窓ガラスは割れ、私も椅子から転げ落ちる。
「ああ、威力が強すぎたぞ。参った困った参った。けどいらないことしなければ私もこんな手は使いませんでした」
現れたのは三人組。明かりが消された為、姿は確認できない。
震える手でそこにあるシャーペンを手に取り、いつでも跳ばせるように準備して、掲示板で助けを―――
「ああ、それは困る参る困る。そのシャーペンは却下です」
言葉と共に赤い光が走った。PCはドアは吹き飛び、窓ガラスは割れ、私も椅子から転げ落ちる。
「ああ、威力が強すぎたぞ。参った困った参った。けどいらないことしなければ私もこんな手は使いませんでした」
現れたのは三人組。明かりが消された為、姿は確認できない。
――――けど
「おお、これはこれは・・・レディでしたか。しまった失敗しまった。計画では男だけ狙うつもりだったのに。・・・仕方ない」
――――なんとなく。自分はココで死ぬのではないだろうかと思ってしまった。
「それではリトルレディ。さよなら、さよなら、さよなら」
先頭の男の指先が赤く光り、その光りが私を貫い・・・
「・・・な分けないんだよ!!」
「それではリトルレディ。さよなら、さよなら、さよなら」
先頭の男の指先が赤く光り、その光りが私を貫い・・・
「・・・な分けないんだよ!!」
轟!!
と、男に炎一線・・・いや、違う。それは線ではない。その炎は・・・
「おい、ステイル!何で一発でキメねぇ!?」
「君が叫んだ所為で攻撃がばれたんだろうがこの素人!!」
現れたのは神父の格好をした大男と・・・なんと、ちまたで有名な無能力者だった。
「おい、ステイル!何で一発でキメねぇ!?」
「君が叫んだ所為で攻撃がばれたんだろうがこの素人!!」
現れたのは神父の格好をした大男と・・・なんと、ちまたで有名な無能力者だった。
「ち、思ったより動きが速かったようですね。誤算、誤算、大誤算ですよ」
「ふざけんなよテメェ・・・土御門をどこにやった!?」
「おや?そんなの、掲示板を見て分からないのですか?全く、痴呆、阿呆、ド阿呆ですね」
「・・・っ!っこの、ふざけんな!!」
襲い掛かる人型の炎と無能力者。あの距離ならば男達に逃げ場は無い・・・!
「おっと、次の書き込みがありました。それではさよなら、さよなら、ごきげんよう♪」
「・・・な・・・!?」
正に拳が触れる直前、男達はその場から姿を消した。
「ふざけんなよテメェ・・・土御門をどこにやった!?」
「おや?そんなの、掲示板を見て分からないのですか?全く、痴呆、阿呆、ド阿呆ですね」
「・・・っ!っこの、ふざけんな!!」
襲い掛かる人型の炎と無能力者。あの距離ならば男達に逃げ場は無い・・・!
「おっと、次の書き込みがありました。それではさよなら、さよなら、ごきげんよう♪」
「・・・な・・・!?」
正に拳が触れる直前、男達はその場から姿を消した。
「・・・ステイル。これは・・・どういうことだ?」
「つまり君が邪魔しなければとっくに決着は付いていたということだ」
「な、仕方が無いだろうが!!あんな場面で―――」
「つまり君が邪魔しなければとっくに決着は付いていたということだ」
「な、仕方が無いだろうが!!あんな場面で―――」
男二人は言い争っている。私は今の状況が把握しきれずに頭の中がパンクしていた。
「あ、悪い。大丈夫だったか?」
「・・・・え、あ、は、はい!」
「そっか。悪かったな、もっと早くに駆けつけられたら・・・」
「おい、小僧。速く行くぞ」
無能力者に神父がいらだたしげに声をかける。
「おい、ちょっと待てよ!女の子が怪我してるって言うのに・・・」
「だったらここにいろ、この素人!奴等は次の獲物に向かっていったのだぞ!?
僕達が行かないと第2第3の犠牲者が出るだろうが!そんな事も分からないのか貴様は!!」
無能力者はぐっと黙り込む。
「あの、その・・・も、もうすぐ風紀委員達も来ると思うので私に構わず行ってください」
無能力の少年は一瞬驚き、何か言おうとしてそのまま言葉をかみ殺した。
ふっと私の手が怪我しているのを見て、ハンカチを取り出し、
「・・・ごめんな。すぐにあいつ等とっちめてくる。約束だ」
―――私の、血だらけの手をそっと拭ってくれた。
「あ、悪い。大丈夫だったか?」
「・・・・え、あ、は、はい!」
「そっか。悪かったな、もっと早くに駆けつけられたら・・・」
「おい、小僧。速く行くぞ」
無能力者に神父がいらだたしげに声をかける。
「おい、ちょっと待てよ!女の子が怪我してるって言うのに・・・」
「だったらここにいろ、この素人!奴等は次の獲物に向かっていったのだぞ!?
僕達が行かないと第2第3の犠牲者が出るだろうが!そんな事も分からないのか貴様は!!」
無能力者はぐっと黙り込む。
「あの、その・・・も、もうすぐ風紀委員達も来ると思うので私に構わず行ってください」
無能力の少年は一瞬驚き、何か言おうとしてそのまま言葉をかみ殺した。
ふっと私の手が怪我しているのを見て、ハンカチを取り出し、
「・・・ごめんな。すぐにあいつ等とっちめてくる。約束だ」
―――私の、血だらけの手をそっと拭ってくれた。
「・・・行くぞ、小僧」
「分かってる。・・・あいつらの幻想・・・何が何でもぶっ殺す!!」
言うと二人は駆け足で飛び出していった。私はそのまま・・・PCにかじりついた。
「分かってる。・・・あいつらの幻想・・・何が何でもぶっ殺す!!」
言うと二人は駆け足で飛び出していった。私はそのまま・・・PCにかじりついた。