とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 1-522

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
おそらく貰えないほうが期待されると勝手な判断
           「の、残り物でよかったら……」
瞬間、教室が沸いた。
「またか!またなのか!?」「おのれぇ上条属性!」「女生徒のお弁当だなんて、なんて羨ましい」「むしろ狙ってやってるやろ!そうとしか思えへん!」「そうやって同情心煽るなんて最低よ上条当麻!」
外野が何を言おうが上条は怯まない。今はこの空腹から逃れるのが最優先事項ですとばかりに少女に確認する。
「いいのか?これ貰っふごっ!?」
しかし最後まで言えずにはがいじめにされて口を塞がれる。
「いいわけありませんっ!たまにはこっちの気もわかってもらわへんと」
「ふごふぐふがふが!」
「何言ってるのか解りまへんなー。日頃の恨み晴らさでおくべきかてやつやね」日頃のっておれ何もしてねぇよ!と迫りつつある男子の輪の中心で無駄な抵抗を続ける。


昼休みが残り四半分になる時、まだ教室では死闘がくりひろがっていた。
しかし終わりは唐突に訪れる。教室の扉が開かれ、月読小萌が表れた。そして言う。
「上条ちゃん少し手伝ってくださいー」
「なんで俺!?」
「誰も面倒は嫌ですよね?誰かにきてほしい私としてはじゃんけんを提案するですよね。そしたら」
皆まで言わんでください悲しくなりますと上条はうなだれながら、お弁当提供を申し出た少女を見る。
そこでは他の女子に上条の危険性について説教されていた。
相変わらずの扱いに上条はうなだれているのに係わらず、小萌は無慈悲に告げる。
「さぁちゃきちゃき行くですよ」
「ええやん小萌先生と二人限りやでー」
「ならかわってくださいと切に願います」
やはり青髪ピアスはそれを無視し、小萌はもうあるきはじめていた。
空腹は更にひどくなっている。昼休みは終りそうで、つまり放課までなにも食えない。
「不 幸 だ ー !!」

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