とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

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とある二人の一日


第一章 Five&Zero
午後十時四十五分


そもさん
「なンで俺がこいつと一緒にいなきゃなンねーのかそこんとこわかンねーンだけどよォ」
「いやそれは俺も聞きたいっていうかこの状況はなんなんですかはいちょっと説明しなさいそこのちっこいムスメさん!」
と学園都市最強の超能力者と学園都市きっての旗男がわめく。
せっぱ
それに対するとある幼女のお答え。
「その後の二人がちょっとだけ仲良くなってみてほしいかなーと思ってたことを実行に移してみたんだけどとミサカはミサカはにっこり笑顔で説明してみる」
欠陥電気の少女曰く。
「一体どうなるかというのは私自身とても興味がありますとミサカは期待を込めてあなた方を見ます」
続けて白い修道服少女が言うには。
「あれ?とうまったらいつの間に男の人を命がけで救ったの?いっつも女の子ばっかりだから珍しいんだよ」
「いや、いやいやいやいやちょっと待ってくださいインデックスさん!?その激しく誤解を招きやすい発言はどうかとカミジョーさんはこれ以上変な誤解を招いてたまるかと必死の思いを込めながら告げますのことよ?」
ていうかそれ以上誤解を招くような発言しないできちんとお行儀良く静かにしていてください!と女性陣の針のような視線にさらされながら上条が叫ぶ。
「なンだなンだなンだァ、こいつ随分と愉快な口調で喋るじゃねェかってこのクソお子様さん!一杯面白かろうとテメェ様の言語能力取り上げなさって遊ばないでないんじゃねェとのたまい申し上げてんですよ!」
疾く口調を元にお戻しやがりなさってください!とおかしい口調のまま一方通行が叫ぶ。
響き渡る二つの珍口調。互いにそれを聞きながらも、二人は何故こんなことになったか、ほんの四十分程前を思い出していた―――



午前十時五分 上条宅
「とうまーとうまー私お腹減ったかも」
「朝御飯に三杯もおかわりしたのにもうお腹減ったと言いますかこの食欲シスター!あなたは『居候 三杯目には そっと出し』という至高の名言をご存じないのか!っていうかそろそろ上条さんちの台所事情が火の車であるということをわかって欲しい!」
月末となると変わらず繰り返されるお馴染みの会話である。さらにこの後、『食欲シスター』という音波兵器により凶暴化した空腹強襲エンゲル係数急上昇怪獣シスター・インデックスと最終食費防衛人型決戦兵器上条・当麻との壮絶な戦いが繰り広げられるのだが、今回は多少違ったようである。
ピンポーン
と、ちょうどインデックスが上条の頭に食らいつこうと身構えた直後に、インターフォンが鳴る。この機会を劣勢であった上条統合幕僚会議が逃すはずはなく、決戦兵器上条の一時撤退を満場一致で決定する。
「ほら、インデックスお客さんだお客さん。というわけで家主さんはちょっとその対応に出ますのことよ?」
食欲少女の凶暴化も一時沈静、だがその体内にまだ怒りが超新星爆発並みに溜め込められているのは一目瞭然であり、これから与えられる頭皮へのダメージを考えつつも一筋の希望にすがって上条はドアを開ける。そこにいたのは。
「こんにちは、とミサカは誠意を込めて挨拶します」
御坂妹であった。

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