とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 1-881

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匿名ユーザー

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木原にボロボロにやられ、反射すら使えない程に傷ついた一方さん
そこへ向けられる無数の銃口
「『最凶』であるお前が他人を守れるわけねーだろバーカ」
「木・・原ァ・・・!」
「実験動物(モルモット)が気やすく俺の名前を呼ぶンじゃねーよ。
回復されてもやっかいだ、さっさと殺っちまえ」
「チ・・クショウ・・・」
そして―――、引き金が引かれた
ガギガガガギガガガガ
だが、一方通行には一撃も当たらなかった。
反射が使えるようになったわけではない、一方通行の目の前に現れた岩の壁に全て弾かれたのだ。
「ああ?誰だコイツを助けたバカは?」
「俺だよ。」
一方通行の後ろから現れたのは、眼帯をした高校生ぐらいの少年。
「テメェは・・・、石渡か?」
「覚えててくれたか。久しぶりだな一方通行(アクセラレータ)」
「石渡、テメェ実験動物の分際で俺に逆らおうってのか?」
「実験動物だからって暴れちゃいけない理由もないだろう?」
「置き去り(チャイルドエラー)だったお前を拾って育ててやったのも忘れたか」
「拾ったのも育てたのもお前じゃない。お前は俺の身体で実験しただけだ」
「そこに居るのはお前の片目を奪った奴だぞ?」
「確かに俺の右目はアクセラレータと戦って奪われた。だが戦わせたのはお前だ」
木原はため息をつき、
「まったく、次から次へと面倒事が起きやがる。相手すんのもイイ加減疲れた。
おい、こいつらの始末は任せた。俺は打ち止め(アレ)の様子を見てくる」
「待・・ちやがれ・・・」
「しつけェなあ、その身体のお前と石渡一人で何ができるってんだよ」
「うるせェ!テメェは俺一人でも殺してやンよォ!」
「熱くなるなアクセラレータ、味方は一人じゃないんだから」
「あンだと?」
その時には木原も気付いた、周りを取り囲むように人の群れが出来ている事に。
「これは・・・、全員『置き去り(チャイルドエラー)』か?」
「どォいう事だ?」
一方通行は周りを取り囲む人の大半に見覚えがあった。
(コイツ等は俺と戦った事がある奴らか!)
彼らは木原のいた研究所で実験として、アクセラレータと戦わされた人達だ。
だからこそ一方通行は戸惑う、一方通行と戦う度に彼らは震えていた。その彼らが何故自分を助けるのかと?
「私たちは確かにあなたが恐かった」
いきなり石渡の横に居た少女が話し掛けてきた。まるで一方通行の心を読んだように。
「私は読心能力だからね。でも無理矢理あなたと戦わされたこともある。あなたは手加減しなかったけど。
皆が恐れたわ、相手がどんなものでも容赦しないあなたに」
そして石渡が続ける
「だが、憧れもした。我らのような実験動物相手であろうと、
研究所相手であろうと関係無しに攻撃するおまえに。おまえならいつかこの状況をどうにかしてくれると」
「ケッ・・・、俺がそんなことをしてくれる善人だとでも思ってたか?」
「思ってなかったさ、あの時はな。だが今のお前は知らん。お前にも守るものができたんだろう?」
「・・・ッ!?」
「俺たちだって情報無しに行動はしないさ」
「情報があるからってヤツに勝てると思ってるのか?」
石渡は難しい顔をして、
「無理だな、俺じゃ勝てない。」
「やッぱり能力者(モルモット)じゃ研究者には勝てねェってか」
「ああ、だから学園都市最強(おまえ)に協力して欲しいんだよ。
最強の能力者でもなく最強の実験動物(モルモット)でもなく学園都市最強に」
「まさかテメェに教えられるとはなァ・・・」
「肩書きってのは自分じゃわからないさ。ま、回復までの時間稼ぎはする、木原は頼んだぞ、『学園都市最強(アクセラレータ)』!」

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