(番外)
翌日スーパーマーケットに立ち入った上条は牛乳パックを睨み付ける御坂美琴を見かけた。
翌日スーパーマーケットに立ち入った上条は牛乳パックを睨み付ける御坂美琴を見かけた。
「よっ、御坂。奇遇だな?牛乳でも買うのか?」
「私は……別に。あっ、アンタこそ何よ。こんな所に」
「私は……別に。あっ、アンタこそ何よ。こんな所に」
振り向いた御坂美琴は両手で胸を隠すように腕を組みながら上条に問い返した。
「ん?どうしたんだ。御坂?」
「きょ、今日はあの女(ひと)達は一緒じゃないの?」
「当たり前だ!いつも一緒な訳あるか。
それより昨日はなんで急に泣いて帰ったりしたんだ。
吹寄が顔を出したとたん御坂が泣き出したもんだから、吹寄のヤツも心配してたぞ」
「きょ、今日はあの女(ひと)達は一緒じゃないの?」
「当たり前だ!いつも一緒な訳あるか。
それより昨日はなんで急に泣いて帰ったりしたんだ。
吹寄が顔を出したとたん御坂が泣き出したもんだから、吹寄のヤツも心配してたぞ」
「なっ、何でもない!っていうか、あの巨乳女は吹寄っていうの?」
「こら、女の子が巨乳なんて言うもんじゃありません。
お前、少し変だぞ……………………あっ!
ひょっとしてお前、胸にコンプレックスがあるのか?」
「なっ、何バカなこと言ってんの。アンタは!」
「そうか、それで牛乳パックと睨めっこしていたのか。うんうん」
「ちょっと、人の話を聞かないでなに一人で納得してんのよ!」
「こら、女の子が巨乳なんて言うもんじゃありません。
お前、少し変だぞ……………………あっ!
ひょっとしてお前、胸にコンプレックスがあるのか?」
「なっ、何バカなこと言ってんの。アンタは!」
「そうか、それで牛乳パックと睨めっこしていたのか。うんうん」
「ちょっと、人の話を聞かないでなに一人で納得してんのよ!」
「でもな御坂。牛乳を飲むと胸が大きくなるっていうのは実は大嘘なんだぞ」
「え”っ…………そうなの?」
「実は牛乳より豆乳の方が良いんだぞ。なんでも大豆イソフラボンが効くそうだ」
「じゃあ、私バカみたいじゃない……って、なんで男のアンタがそんな情報を知ってんの?
はっ!ひょっとしてあの巨乳女から教えてもらったの?
そうなんでしょ!ほら。観念してさっさと白状なさい!」
「え”っ…………そうなの?」
「実は牛乳より豆乳の方が良いんだぞ。なんでも大豆イソフラボンが効くそうだ」
「じゃあ、私バカみたいじゃない……って、なんで男のアンタがそんな情報を知ってんの?
はっ!ひょっとしてあの巨乳女から教えてもらったの?
そうなんでしょ!ほら。観念してさっさと白状なさい!」
「バカ野郎!胸元握って頭を揺するんじゃない。
全く、そんな訳あるはずないだろ。
俺のダチからそういう話を聞いただけだ。
この前そいつがネットに『豊乳には牛乳』ってデマを書き込みやがったんだよ。
それを見た俺にそいつがだな、
『カミやん。俺がこのデマをばらまくのには崇高な目的があるんぜよ。
いいか、全ての女性は神様からロリという美を授かって生まれてくるんだよ。
ロリこそ人類にとって至高の美なんだ。
だから、女性が胸を大きくしようなんて行為はいわば神への冒涜なんぜよ。
俺の使命は巨乳という災厄から全ての女性の美(ロリ)を守ることぜよ』
なんてことをぬかしやがったんだよ」
「なっ、なんてバカなの?そいつ。
誰なのそいつは?教えなさい!後でキッチリ焼いてやるんだから!」
「まっ、待て!御坂。殺人は犯罪だぞ!だから落ち着け!まずは深呼吸だ!」
「スーッ、ハァーッ、スーッ、ハァーッ…………ふーーっ、
しっかし、アンタの友達ってロクなヤツがいないわね」
全く、そんな訳あるはずないだろ。
俺のダチからそういう話を聞いただけだ。
この前そいつがネットに『豊乳には牛乳』ってデマを書き込みやがったんだよ。
それを見た俺にそいつがだな、
『カミやん。俺がこのデマをばらまくのには崇高な目的があるんぜよ。
いいか、全ての女性は神様からロリという美を授かって生まれてくるんだよ。
ロリこそ人類にとって至高の美なんだ。
だから、女性が胸を大きくしようなんて行為はいわば神への冒涜なんぜよ。
俺の使命は巨乳という災厄から全ての女性の美(ロリ)を守ることぜよ』
なんてことをぬかしやがったんだよ」
「なっ、なんてバカなの?そいつ。
誰なのそいつは?教えなさい!後でキッチリ焼いてやるんだから!」
「まっ、待て!御坂。殺人は犯罪だぞ!だから落ち着け!まずは深呼吸だ!」
「スーッ、ハァーッ、スーッ、ハァーッ…………ふーーっ、
しっかし、アンタの友達ってロクなヤツがいないわね」
「俺もそう思う。
しかし今時こんなデマに引っ掛かる女なんていないぞってヤツには言ったのに……
まさかお前が引っ掛かったなんてなーっ」
「…………バカにして。
……………………
どうせ私はAカップよ!ええ、そうよ。貧乳で悪かったわね!」
「何言ってんだ。お前!そんなことは関係ないだろ?」
「え?」
しかし今時こんなデマに引っ掛かる女なんていないぞってヤツには言ったのに……
まさかお前が引っ掛かったなんてなーっ」
「…………バカにして。
……………………
どうせ私はAカップよ!ええ、そうよ。貧乳で悪かったわね!」
「何言ってんだ。お前!そんなことは関係ないだろ?」
「え?」
「お前はまだ成長期なんだし、そもそも胸のサイズなんて女の魅力には関係ないぞ!
お前は今でも十分魅力的な女の子だぞ!」
「えっ?えぇぇーー?」
「世界中の奴らが違うと言っても、お前は魅力的だって俺が大声で言ってやっても良い」
「ほっ、本気で言ってんの?」
お前は今でも十分魅力的な女の子だぞ!」
「えっ?えぇぇーー?」
「世界中の奴らが違うと言っても、お前は魅力的だって俺が大声で言ってやっても良い」
「ほっ、本気で言ってんの?」
「俺がお前に嘘付いてどうするんだよ」
「ホントに?」
「ああ、本当だ」
「嬉しい…………、とう 「だから、きっとお前にも良い男(ヤツ)が現れるさ」 」
「ホントに?」
「ああ、本当だ」
「嬉しい…………、とう 「だから、きっとお前にも良い男(ヤツ)が現れるさ」 」
御坂美琴の最後の一言は上条当麻の言葉にかき消されてしまった。
「はぁ?アンタ今なんて……」
「きっとお前にも良い男(ヤツ)が現れるって言ったんだ。だから安心しろ」
「アンタってヤツは…………」
「ん?どうした御坂?」
「アンタってヤツは…………、アンタってヤツはああぁぁーーーーー!」
「きっとお前にも良い男(ヤツ)が現れるって言ったんだ。だから安心しろ」
「アンタってヤツは…………」
「ん?どうした御坂?」
「アンタってヤツは…………、アンタってヤツはああぁぁーーーーー!」
その夜、常盤台中学学生寮208号室にて
(今日は散々だった。アイツは無神経なこと言うし…………でも、
アイツ……私が魅力的だって言ったわよね。それに嘘じゃないとも……
…………と言うことは、私にも十分チャンスがあるって事なのかしら?
そうよね。
アイツが私のこと魅力的だって言って、私をその気にさせたんだから……、
その言葉の責任をアイツに取らせりゃ良いのよね。ふふっ、うふふふふっ……)
「おっ、お姉様。一体どうなさったんですの?
お姉様が山賊みたいな薄ら笑いを浮かべるなんて……
大丈夫ですの?黒子の言葉はお姉様に届いておりますの?お姉様ーーっ!」
アイツ……私が魅力的だって言ったわよね。それに嘘じゃないとも……
…………と言うことは、私にも十分チャンスがあるって事なのかしら?
そうよね。
アイツが私のこと魅力的だって言って、私をその気にさせたんだから……、
その言葉の責任をアイツに取らせりゃ良いのよね。ふふっ、うふふふふっ……)
「おっ、お姉様。一体どうなさったんですの?
お姉様が山賊みたいな薄ら笑いを浮かべるなんて……
大丈夫ですの?黒子の言葉はお姉様に届いておりますの?お姉様ーーっ!」