そこにあったのは上条当麻の友人[青髪ピアス]の姿だった。
ジョーカーは上条当麻らと素顔で接する。
それは仲間として認めているとかではなく、その右手にある。
幻想殺し(イマジンブレイカー)。ありとあらゆる異能の力を無効にするその右手の前で超能力を使うのは危険だ。
勿論、口調を変える、性格を変える、目を細めるなどの偽装はしている。(口調の方はあまり上手くいってないが)
よく見ると今の彼の見開かれた瞼には冷たくも凶暴な熱さを持つ眼が覗き、口も邪悪に引き裂けている。
もしかするとアレイスターは素顔で接する友人を与えることで自分を制御しようとしていたのかもしれない。
それは仲間として認めているとかではなく、その右手にある。
幻想殺し(イマジンブレイカー)。ありとあらゆる異能の力を無効にするその右手の前で超能力を使うのは危険だ。
勿論、口調を変える、性格を変える、目を細めるなどの偽装はしている。(口調の方はあまり上手くいってないが)
よく見ると今の彼の見開かれた瞼には冷たくも凶暴な熱さを持つ眼が覗き、口も邪悪に引き裂けている。
もしかするとアレイスターは素顔で接する友人を与えることで自分を制御しようとしていたのかもしれない。
(だが、“それがどうした?”)
彼は何も感じない。善でも悪でもないから。
(その程度で俺を御そうなんてなまぬるいにも程がある)
そんな事を考えながら路地裏に足を踏み入れる。
彼は何も感じない。善でも悪でもないから。
(その程度で俺を御そうなんてなまぬるいにも程がある)
そんな事を考えながら路地裏に足を踏み入れる。
路地裏を進んだ先には3人の不良がいた。
3人とも一様に白刈崎高校の制服を着ている。
「オラこっから先は立入り禁止だ、さっさと家帰って寝てろ」
黒ニットを被った不良が怒鳴ってこっちを睨んだ。ボタンを外した制服の下にはドクロのシャツを着ている。
残りの2人も大真面目な顔でこっちを見つめている。
ジョーカーは無視して足を進める。
黒ニットがこめかみに血管を浮かばせながら立ちはだかる。
「聞こえなかったのか?テメェに言ってんだよ!黒焦げにしてやろうか?!」
そう怒鳴ると掌から火の玉を出した。
どうやら発火能力者(パイロキネシスト)らしい。強能力(レベル3)といったところか。
ジョーカーは足を止めた。
次の瞬間、黒ニットの懐に入り蹴り飛ばした。2人の間は5mはあいていた、というのにだ。
狭い路地裏でかわせるはずもなく、案の定黒ニットは直撃して10m先に"グシャッ"と音をたてて落ちる。
残りの2人も能力をつかおうとしたが、それより先に両手で頭を掴み、壁に叩きつける。
3秒にも満たない時間で3人を黙らせた。
3人とも一様に白刈崎高校の制服を着ている。
「オラこっから先は立入り禁止だ、さっさと家帰って寝てろ」
黒ニットを被った不良が怒鳴ってこっちを睨んだ。ボタンを外した制服の下にはドクロのシャツを着ている。
残りの2人も大真面目な顔でこっちを見つめている。
ジョーカーは無視して足を進める。
黒ニットがこめかみに血管を浮かばせながら立ちはだかる。
「聞こえなかったのか?テメェに言ってんだよ!黒焦げにしてやろうか?!」
そう怒鳴ると掌から火の玉を出した。
どうやら発火能力者(パイロキネシスト)らしい。強能力(レベル3)といったところか。
ジョーカーは足を止めた。
次の瞬間、黒ニットの懐に入り蹴り飛ばした。2人の間は5mはあいていた、というのにだ。
狭い路地裏でかわせるはずもなく、案の定黒ニットは直撃して10m先に"グシャッ"と音をたてて落ちる。
残りの2人も能力をつかおうとしたが、それより先に両手で頭を掴み、壁に叩きつける。
3秒にも満たない時間で3人を黙らせた。
発条包帯(ハードテーピング)。
装着者の身体能力を10倍にまで高める学園都市の兵器。
通常ならばとてつもない負担がかかる代物だ。
だが彼は自らの能力で自身の体を最も適したものに作り変え、負担を最小限に抑えていた。
装着者の身体能力を10倍にまで高める学園都市の兵器。
通常ならばとてつもない負担がかかる代物だ。
だが彼は自らの能力で自身の体を最も適したものに作り変え、負担を最小限に抑えていた。
ジョーカーは気絶した2人を地面に放り棄てた。
口を凶悪に歪めて笑う。
「さぁ、楽しい喧嘩(パーティー)の始まりだ」
口を凶悪に歪めて笑う。
「さぁ、楽しい喧嘩(パーティー)の始まりだ」