とある河童の居る世界
☆プロローグ
春の幻想郷
花が咲き乱れて鮮やかな色の山奥に、周囲から浮いている雰囲気の建物がある。
花が咲き乱れて鮮やかな色の山奥に、周囲から浮いている雰囲気の建物がある。
幻想郷では珍しく鉄筋やコンクリートで作られた建物。
ただし原料が足りなかったのか、柱の一部は木造だったりして妙にアンバランスである。
ただし原料が足りなかったのか、柱の一部は木造だったりして妙にアンバランスである。
これは河童達が作った水力発電所。
技術を求める河童達の執念の結晶である。
技術を求める河童達の執念の結晶である。
「しかしこれは一体、何が起こったのかな?」
技術部兼建設部総責任者である河童の河城にとりは
外の世界からの必要な部品を調達してきて帰ってみると、
河童たちは発電所から追い出されて、得体のしれないドラム缶や鉄の鳥が闊歩闊空しているので
唖然としてしまった。
外の世界からの必要な部品を調達してきて帰ってみると、
河童たちは発電所から追い出されて、得体のしれないドラム缶や鉄の鳥が闊歩闊空しているので
唖然としてしまった。
幻想郷は外部と博麗大結界で隔たれている。簡単に外には出られない。
そこでこの数か月幻想郷や人里を飛び回り、
妖怪から人間まで、あらゆる人脈を駆使して部品を取り寄せたのであった。
そこでこの数か月幻想郷や人里を飛び回り、
妖怪から人間まで、あらゆる人脈を駆使して部品を取り寄せたのであった。
「人間は何してるんだい。職務怠慢だな。」
にとりは愚痴るが、この程度のことではあの怠惰な腋巫女は動かないのかもしれない。
「しょうがない。河童の技術力による強制奪還といくか。」
にとりはお手製の光学迷彩スーツを着込み、自作の兵器をバッグに詰め込んで
発電所へと乗り込んでいった。
にとりはお手製の光学迷彩スーツを着込み、自作の兵器をバッグに詰め込んで
発電所へと乗り込んでいった。
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発電所のメインとなる巨大なタービンを回す大部屋
電気を生み出すための大きなプロペラが停止している
電気を生み出すための大きなプロペラが停止している
そこに「彼女」はいた。
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●川城にとり
幻想郷に住む技術屋の河童。
新兵器の「ペットボトルミサイル」を抱えていざ出発。
幻想郷に住む技術屋の河童。
新兵器の「ペットボトルミサイル」を抱えていざ出発。
能力:「水を操る程度の能力」
●「彼女」
とりあえずラスボス
とりあえずラスボス
能力:?????
スペルカード:?????
スペルカード:?????