姫神の上て゛二人の少年が言い争っている。何かを通して聞いているように聞き取りずらかった。体から力が抜け落ちていくように感じた。
「……もう一度だ……ぞ、全てをか……ければ、ここをまたいでいけ」
最後の部分だけはっきりと聞こえた、そんなのやだと姫神は言おうとした。けれど、ただ一言言うだけだのに体は動いてくれない。
「俺は……め神についている、先……てくれす……い付く」
彼がそう言ってくれた時とても嬉しかった。もう一人の少年は唇を噛み締めて「……このド素人が」と吐き捨てて走っていく。それを目の隅で感じてると彼がしゃがみ込んで私の手を握ってくれた、とても温かい手だった。
「もうす……急車が来ますか……までがんばっ……い姫神ちゃ…」
小萌先生がもう片方の手を握って語りかけてくれている。彼は顔をあげて小萌と二言三言話すと小萌は頷いてここから離れていった。
上条はだんだん冷えていく姫神の手を握りしめて呟いた。
「すまない、俺らの戦いに巻き込んで」
「……君のせいじゃ……ないよ……」「!?」
上条はもう意識はとんでしまっていると思っていたので姫神からの返答におどろいた。
「しゃ、喋れるのか無理はするな小萌先生は路地からでて救急車をまっている」
上条は少しだけ緊張を緩めた、助かるという希望の光が見えたと彼は考えた。けれど、彼女はその幻想をぶち殺す。
「……もういいの……私はもう長く……もたないから……」
上条はその言葉に怒りを覚えてさけんだ。
「もういいなんて言うな!?お前は一度助かってるんだ今回も助かる!!だからもうしゃべるな!!」
けれど姫神には伝えたいことがあった。既に目は見えなくなっている、タイムリミットまでもうすぐ、ゆえに彼女はとまらない。
「……最後に……言いたいこと……がある……」
力を振り絞り震える手を上条の顔に触れさせた。
「……君のことは……好き……だった……もう少し……君と……一緒に……い……た……か…っ……た…………な……」
手から力が抜ける。瞼は閉じられ一筋の涙が流れた。上条は慌てて脈をとる。しかし、彼女には血の鼓動はなかった。
「姫神、おい姫神、死んだふりかんかをしてんじゃねぇよ起きろよ」
上条は姫神の体を揺するが反応はない。彼は自分の眼から涙が流れているのに気付かず彼女に話し掛ける。
「おい姫神まだ大覇星祭は終わってないんだぜ、そうだこの事件が終わったらみんなでパレードを見にいこうな、だから……だから起きてくれよひめがみーーーーーー!!」
「……もう一度だ……ぞ、全てをか……ければ、ここをまたいでいけ」
最後の部分だけはっきりと聞こえた、そんなのやだと姫神は言おうとした。けれど、ただ一言言うだけだのに体は動いてくれない。
「俺は……め神についている、先……てくれす……い付く」
彼がそう言ってくれた時とても嬉しかった。もう一人の少年は唇を噛み締めて「……このド素人が」と吐き捨てて走っていく。それを目の隅で感じてると彼がしゃがみ込んで私の手を握ってくれた、とても温かい手だった。
「もうす……急車が来ますか……までがんばっ……い姫神ちゃ…」
小萌先生がもう片方の手を握って語りかけてくれている。彼は顔をあげて小萌と二言三言話すと小萌は頷いてここから離れていった。
上条はだんだん冷えていく姫神の手を握りしめて呟いた。
「すまない、俺らの戦いに巻き込んで」
「……君のせいじゃ……ないよ……」「!?」
上条はもう意識はとんでしまっていると思っていたので姫神からの返答におどろいた。
「しゃ、喋れるのか無理はするな小萌先生は路地からでて救急車をまっている」
上条は少しだけ緊張を緩めた、助かるという希望の光が見えたと彼は考えた。けれど、彼女はその幻想をぶち殺す。
「……もういいの……私はもう長く……もたないから……」
上条はその言葉に怒りを覚えてさけんだ。
「もういいなんて言うな!?お前は一度助かってるんだ今回も助かる!!だからもうしゃべるな!!」
けれど姫神には伝えたいことがあった。既に目は見えなくなっている、タイムリミットまでもうすぐ、ゆえに彼女はとまらない。
「……最後に……言いたいこと……がある……」
力を振り絞り震える手を上条の顔に触れさせた。
「……君のことは……好き……だった……もう少し……君と……一緒に……い……た……か…っ……た…………な……」
手から力が抜ける。瞼は閉じられ一筋の涙が流れた。上条は慌てて脈をとる。しかし、彼女には血の鼓動はなかった。
「姫神、おい姫神、死んだふりかんかをしてんじゃねぇよ起きろよ」
上条は姫神の体を揺するが反応はない。彼は自分の眼から涙が流れているのに気付かず彼女に話し掛ける。
「おい姫神まだ大覇星祭は終わってないんだぜ、そうだこの事件が終わったらみんなでパレードを見にいこうな、だから……だから起きてくれよひめがみーーーーーー!!」
つづく?