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結局おんぶして帰った。
彼は相当疲れたようだ。
なんとか青髪ピアスには見つからなかったが、
御坂妹と打ち止め(ラストオーダー)に見つかってしまった。
『あなたはここで一体何をしているのですか、とミサカは目つきを変えて尋ねます』
『ねーねー、何してるのかミサカにも教えてー、ってミサカはミサカは同じように目つきを変えて尋ねてみたり』
その横には、
『なンだ? お、これはおもしれェやつが彼女といるじゃねーか』
こんな反応を見せる一方通行(アクセラレーター)が珍しい。
それに対して上条は、
『べ、別に何でもねーよ。ただ、こいつがおんぶしてくれってうるさいからやったっただけだ』
と言うと後ろから美琴が、
『してくれーじゃなくてしてよぉーだよぉー。間違えないでね、と・う・ま』
と言うので、上条は慌てて、
『と、とにかくこいつを連れて変えらなあかんしな。それに、お前ら、うち来る?』
と適当に言うと、
『今後の様子が気になるので、とミサカは行きたいと別の表現を使って言います』
『ミサカも行くー、ってミサカもミサカも行きたいと言ってみる』
『おれはいいぜェ、お前ンちなど行く気がしねェー』
『えーー、じゃあ、ミサカも行かなーい、ってミサカはミサカは仕方なく断念してみる』
というわけで、来るのは御坂妹だけということになった。
『じゃ、行くか』
彼は相当疲れたようだ。
なんとか青髪ピアスには見つからなかったが、
御坂妹と打ち止め(ラストオーダー)に見つかってしまった。
『あなたはここで一体何をしているのですか、とミサカは目つきを変えて尋ねます』
『ねーねー、何してるのかミサカにも教えてー、ってミサカはミサカは同じように目つきを変えて尋ねてみたり』
その横には、
『なンだ? お、これはおもしれェやつが彼女といるじゃねーか』
こんな反応を見せる一方通行(アクセラレーター)が珍しい。
それに対して上条は、
『べ、別に何でもねーよ。ただ、こいつがおんぶしてくれってうるさいからやったっただけだ』
と言うと後ろから美琴が、
『してくれーじゃなくてしてよぉーだよぉー。間違えないでね、と・う・ま』
と言うので、上条は慌てて、
『と、とにかくこいつを連れて変えらなあかんしな。それに、お前ら、うち来る?』
と適当に言うと、
『今後の様子が気になるので、とミサカは行きたいと別の表現を使って言います』
『ミサカも行くー、ってミサカもミサカも行きたいと言ってみる』
『おれはいいぜェ、お前ンちなど行く気がしねェー』
『えーー、じゃあ、ミサカも行かなーい、ってミサカはミサカは仕方なく断念してみる』
というわけで、来るのは御坂妹だけということになった。
『じゃ、行くか』
ということで、結局3人で寮に到着。
部屋に入った瞬間に御坂妹は言った。
「意外ときれいね、とミサカはびっくりした顔で言ってみる」
これで何回目だろうか、と上条は考える。
それに、時間が時間。
(晩飯つくらな……)
「おーい、ビリビリー?」
「な、なによ」
「晩飯何食べたい?」
「べ、別に何でもいいわよ」
「ふーん」
仕方ない。
「ミサカもなんでもいい、とお姉様(オリジナル)と同じことを言います」
めんどくせー、野菜炒めでも作るか。
部屋に入った瞬間に御坂妹は言った。
「意外ときれいね、とミサカはびっくりした顔で言ってみる」
これで何回目だろうか、と上条は考える。
それに、時間が時間。
(晩飯つくらな……)
「おーい、ビリビリー?」
「な、なによ」
「晩飯何食べたい?」
「べ、別に何でもいいわよ」
「ふーん」
仕方ない。
「ミサカもなんでもいい、とお姉様(オリジナル)と同じことを言います」
めんどくせー、野菜炒めでも作るか。
結局夕食中は一言も話さなかった。
テレビがついているが、イケメンの一一一(ひとついはじめ)がいるだけだ。
テレビがついているが、イケメンの一一一(ひとついはじめ)がいるだけだ。
終わると同時に彼女が、
「ねえ、デザートとかないの?」
当然あるわけない。インデックスが全部食ったのだから。
「ねーよ」
「サ-ビス悪っ」
「うっさい。つか太りそうだとか気にしねーのか?」
「そ、それは、く、黒子だけよ」
言いたくない美琴。
御坂妹を送って、どこで寝るか考える上条。
(どうする? 風呂はティシューの無駄遣いだしなー)
「そういえば、お前どこで寝るんだ?布団とかないし」
「ベッド?」
「それは俺だよ」
顔が赤い。
「べ、別にアンタとならいいかも……」
「うぇっ」
(げーまさか御坂さんと一緒なんて上条さんはどうかしてるー、どうしよどうしよ、寮監の番号知らないし)
まず、固定電話がない。ケータイオンリーの上条は番号をメモらない。
五和とかステイルはその場で登録したわけであり、『常盤台に電話することなんかねーよ』という上条さんは本当に何も知らない。
「とりあえず、風呂っていいたいとこなんだが、インデックスが壊しちゃってるから」
「え、そんなの……、うそでしょ」
「銭湯行くか」
警備員(アンチスキル)に見つからないか心配だが、行くしかない。
お湯が出ないのに風呂と言えるかっ。
冬です。学園都市は冬です。雪は降っていないけど冬です。
『樹形図の設計者』(ツリーダイアグラム)は12月の後半から2月の前半までが厳しい寒さになるという結論を出した。
といっても、『樹形図の設計者』(ツリーダイアグラム)はすでになぞの攻撃で撃墜されている。
そのため、学園都市は2号機を打ち上げたというわけだ。
演算処理速度の向上、コアの数を2倍にした2号機は、スーパーコンピュータとの技術の差をさらに開いた。
それで、カエル顔の医者は一方通行(アクセラレーター)のために、『樹形図の設計者』(ツリーダイアグラム)接続用のチョーカー型電極を開発。
これにより、妹達(シスターズ)の負担を軽くし、延命させることができる。
御坂妹は上条と長く一緒にいることができると思っている。
当然、このことは上条は知らない。
「ねえ、デザートとかないの?」
当然あるわけない。インデックスが全部食ったのだから。
「ねーよ」
「サ-ビス悪っ」
「うっさい。つか太りそうだとか気にしねーのか?」
「そ、それは、く、黒子だけよ」
言いたくない美琴。
御坂妹を送って、どこで寝るか考える上条。
(どうする? 風呂はティシューの無駄遣いだしなー)
「そういえば、お前どこで寝るんだ?布団とかないし」
「ベッド?」
「それは俺だよ」
顔が赤い。
「べ、別にアンタとならいいかも……」
「うぇっ」
(げーまさか御坂さんと一緒なんて上条さんはどうかしてるー、どうしよどうしよ、寮監の番号知らないし)
まず、固定電話がない。ケータイオンリーの上条は番号をメモらない。
五和とかステイルはその場で登録したわけであり、『常盤台に電話することなんかねーよ』という上条さんは本当に何も知らない。
「とりあえず、風呂っていいたいとこなんだが、インデックスが壊しちゃってるから」
「え、そんなの……、うそでしょ」
「銭湯行くか」
警備員(アンチスキル)に見つからないか心配だが、行くしかない。
お湯が出ないのに風呂と言えるかっ。
冬です。学園都市は冬です。雪は降っていないけど冬です。
『樹形図の設計者』(ツリーダイアグラム)は12月の後半から2月の前半までが厳しい寒さになるという結論を出した。
といっても、『樹形図の設計者』(ツリーダイアグラム)はすでになぞの攻撃で撃墜されている。
そのため、学園都市は2号機を打ち上げたというわけだ。
演算処理速度の向上、コアの数を2倍にした2号機は、スーパーコンピュータとの技術の差をさらに開いた。
それで、カエル顔の医者は一方通行(アクセラレーター)のために、『樹形図の設計者』(ツリーダイアグラム)接続用のチョーカー型電極を開発。
これにより、妹達(シスターズ)の負担を軽くし、延命させることができる。
御坂妹は上条と長く一緒にいることができると思っている。
当然、このことは上条は知らない。
銭湯に着いた美琴はあるものをじーーーーーっと見る。
『カップルで入浴したペアにはもれなくゲコ太ストラップをプレゼント。詳しくは受付又は係員まで』
これに気づいた上条。
「え、まさかこれって」
「ゲコ太もらうわよ」
そう言って彼の腕を掴んで受付めがけて走っていった。
『カップルで入浴したペアにはもれなくゲコ太ストラップをプレゼント。詳しくは受付又は係員まで』
これに気づいた上条。
「え、まさかこれって」
「ゲコ太もらうわよ」
そう言って彼の腕を掴んで受付めがけて走っていった。
受付係は、
「混浴になりますが」
上条は、
「う、嘘だろ」
「では、ツーショットの写真でも」
「そっちで」
彼は早速見せる。
「はい、ゲコ太ストラップです。では、ごゆっくり」
渡したすぐ後に
「うわーーーーゲコ太ーーーーー」
「おーい、帰ってこーい」
これで本当にいいのか。
上条は考えた。
「混浴になりますが」
上条は、
「う、嘘だろ」
「では、ツーショットの写真でも」
「そっちで」
彼は早速見せる。
「はい、ゲコ太ストラップです。では、ごゆっくり」
渡したすぐ後に
「うわーーーーゲコ太ーーーーー」
「おーい、帰ってこーい」
これで本当にいいのか。
上条は考えた。