第一章〜錬金術師と魔法使いなディープブラッド〜
「あつい…」
「…あついな」
炎天下の中、シスターと少年は歩いていた。
今日は補習無しになったので、ちょっと街の探索に出掛けることにしたのである。
「…あついな」
炎天下の中、シスターと少年は歩いていた。
今日は補習無しになったので、ちょっと街の探索に出掛けることにしたのである。
インデックスは誘わない方が良かったんじゃ…。
「とうま、あれ」
…インデックスが指したのは、アイスクリーム店だった。
別にお金は無くもない。で、食べたいのかと聞くと——。
…インデックスが指したのは、アイスクリーム店だった。
別にお金は無くもない。で、食べたいのかと聞くと——。
この後上条当麻は正直者と優しい人は別だという事を知るが、それはまた別の話。
そして、『今の』上条当麻にとって、とっても恐ろしい言葉がかけられる。
「あ、カミやん…!?なんやのその子は!?」
「…えーと…」
上条当麻はこいつと友達だったんだ〜…。
「(なあ、インデックス、コイツにはどうやって言えばいいんだ?)」
「(うーん…つちみかどーって人の方がはなしやすかったかも)」
「(うーん…つちみかどーって人の方がはなしやすかったかも)」
「あ、とうま、あそこで話すことにしない!?」
インデックスが指したのは、とあるファーストフード店。
シスターと青髪ピアスと巫女さんと不幸な少年が座っていた。
上条当麻はおなかのすいたインデックスにシェイクをおごらされた。
三つも。
むしろそんなにたくさん食べられるのか。あれすっげえ甘いのに…。
三つも。
むしろそんなにたくさん食べられるのか。あれすっげえ甘いのに…。
それは置いといて、
「えーと、君、おれの知り合いなんだよね?」
「えーと、君、おれの知り合いなんだよね?」
巫女さんと相席になってるが、まずそっちは置いといて。
とりあえず、この青い髪の二次元星人から片付けよう。
とりあえず、この青い髪の二次元星人から片付けよう。
「は?何いうてますのん、カミやん。記憶喪失みたいなことは言わんでええから「それだよ」
青髪ピアスが首をかしげた。
「それは不思議系でんぱ「だから本当に記憶喪失なんだよ」
ちょっと黙る。インデックスがシェイクをチューチューすする音だけが聞こえる。
ふと、巫女さんが何か言ってることに気付く。
ふと、巫女さんが何か言ってることに気付く。
「く、」
あ、やばいデジャヴだなんかこんなこと前にもあったような——!?
「食いだおれた」
あ、やばいデジャヴだなんかこんなこと前にもあったような——!?
「食いだおれた」
…聞かなかったことにしよう。
「で、青髪ピアス、なにか聞くことあんのか?」
「いや、話しかけられたら返事はするもんやで、カミやん」
「で、青髪ピアス、なにか聞くことあんのか?」
「いや、話しかけられたら返事はするもんやで、カミやん」
そうは言われても不思議すぎる…。
「ほら、とうま話しかけてみてよ」
「いや、待ってください…」
「どうせじゃんけんやってもカミやんが負けんのやろ?だったら最初からカミやんが…」
「いや、待ってください…」
「どうせじゃんけんやってもカミやんが負けんのやろ?だったら最初からカミやんが…」
不幸な上条当麻はじゃんけんで勝ったことはほとんどない。
(勝ったら掃除当番の場合は勝つ)
(勝ったら掃除当番の場合は勝つ)