ばれない様、気をつけてついてきていたインデックスは今の話を聞き。
…自分が追い詰めた?
…自分が追い詰めた?
——ふっと誰かを探すように——
…とうまを傷つけたかも…。
…とうまを傷つけたかも…。
——あの子といる資格があるのかな
…ちがう。私がとうまと居たかったの。
…ちがう。私がとうまと居たかったの。
とうま、ごめん。でも、とうまはとうまだよ?
記憶があってもなくてもとうまは変わらないんだよ…?
今のとうまも、昔のとうまも同じとうまだよ。
だから、お願い。
だから、お願い。
どうか、私の前から消えないで。
「さあ、無駄話はここまでだ。行くぞ」
はっと気付くと、言わなくちゃならない事はもう伝えた様子の魔術師が、
とうまと一緒に三沢塾に入って行くところだった。
とうまと一緒に三沢塾に入って行くところだった。
「む…?これは…マナが…消えている?」
三沢塾前に立ってそれを見据えたインデックスが首をかしげた。
世界にある、力——それが目の前のビルに存在しない。
これでは『魔塔』だ。
三沢塾前に立ってそれを見据えたインデックスが首をかしげた。
世界にある、力——それが目の前のビルに存在しない。
これでは『魔塔』だ。
「外敵から身を守るための結界でなく、内に入り込んだ敵を逃さないための殺界。
——むむ、モデルケースはエジプトのピラミッドっぽいんだよ…」
彼女は自動ドアから中へとはいった。
——むむ、モデルケースはエジプトのピラミッドっぽいんだよ…」
彼女は自動ドアから中へとはいった。