「行くよ。戦う理由が増えたみたいだ……っ!?」
インデックスが入ると、あの魔術師が死んでいる鎧——ローマ正教の十三騎士団に
背を向けて立ち上がった所だった。
「ど、どうして……」
「とうま、こんな危ない所はだめだよ。マナが切り取られた所なんて…」
ステイルと当麻は顔を見合わせた。
背を向けて立ち上がった所だった。
「ど、どうして……」
「とうま、こんな危ない所はだめだよ。マナが切り取られた所なんて…」
ステイルと当麻は顔を見合わせた。
「……帰れないよな」
「それに帰せないね」
当麻が頭を抱えた。ステイルは溜息をつく。
「それに帰せないね」
当麻が頭を抱えた。ステイルは溜息をつく。
「まあ、一緒に来るより手は無いな……」
「待てよ危なすぎるだろ」
「いや、でも帰す方法は無いしここでぽつんと立っていても——」
「待てよ危なすぎるだろ」
「いや、でも帰す方法は無いしここでぽつんと立っていても——」
というわけで。
三人でよいしょよいせと階段を上っているけれど。
けれども。
「く、くっ……。いてぇ!」
三人はもうへとへとだった。
三人でよいしょよいせと階段を上っているけれど。
けれども。
「く、くっ……。いてぇ!」
三人はもうへとへとだった。
——裏にいる者は、表にあるものに触れる事は出来ない。
この場合の裏とは魔術を知り、ここが何だか知っている人間。
そして触れられないという事は、歩いた反動が自分の足に跳ね返る。
そして触れられないという事は、歩いた反動が自分の足に跳ね返る。
「敵も……同じ条件であることを祈るしかないね……」