とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 2-61

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匿名ユーザー

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1 Festival of large star IF「途中抜き話シリーズその1:とある昼食のラブコメ」  

 喫茶店に入るとやたらと元気な声をさせて長髪のウエイトレスが飛んできた。 
「いらっしゃいませぇー。 お二人様ですねー? こちらへ―」
「いや、俺は人と待ち合わせしていて、先に来ているはずなんだけど?・・・ん?二人?」
 早速席へ案内しようとするウエイトレスを手で制して店内を見渡そうとしてウエイトレスの発言になにかが引っかかる。
上条はこの喫茶店に一人で来たはずなのにウエイトレスが案内しようとしたのは2人。 疑問に思ってウエイトレスに聞いてみる。
「いま二人って言った? 俺一人で入ってきたはずなんだけど――おわぁ!白井!?いつの間に後ろにいやがる!」
「あらら、その反応は女性を対してかなり失礼ですわよ。 ナイーブなわたくしのハートは結構傷つきますの。それからいつの間に、じゃありませんわ。
番号を教えてあるのに待てど暮らせど連絡は無いですし!私が殿方に番号をお教えするなんてことは本当に珍しいのですわよ。
あんまり連絡が無くて半分諦め気味に軽く散歩でもして常盤台中学の応援にでも行こうかなー、とか思ってブラブラしてたらこの
喫茶店に入るあなたが見えたので空間移動(テレポート) して背後に移動、それで今に至るって感じですわ」
 上条の背後にはスポーツ車椅子に乗ったツインテールお嬢様―白井黒子が居た。 その顔はにこにこと笑ってるように見えるが良く見るとこめかみのあたりに青筋が見える。
連絡していなかったのを怒っているみたいだ。
上条はバツが悪そうに視線を泳がせて白井を見て
「あ゛~、その、なんだ・・・。 いまから親父達と一緒に昼メシなんだけど・・・その、よかったらお前も一緒に来るか?」
鼻の頭をカリカリと掻きながら白井に言ってみた。
「ええ、ご一緒させていただきま―――ッ!?」 快く承諾の意を上条に伝えようとした白井が突然言葉を切って固まる。
ん?、と思って白井の視線を辿ってみるとその先にはなにやら不機嫌そうにテーブルに頬杖を突いて座る御坂美琴の姿があった。
「白井?もしかしてあの人は、アレかな?俺と会うたびに10億ボルトの電撃を撃ってくる中学生かな?」
上条のその言葉を聞いて白井は顔を蒼白にしてガタガタと震えだす。 しばらくそんな状態を続けた後に
「と、殿方さん、申し出は嬉しいのですがわたくし、い、いまはダイエット中でして、その昼食は
控えておりますの、やはり痩せてるほう魅力的ですわよね。というわけで失礼します!!」
早口でそんな事を言いながら上条の「お、おい?」という言葉もスルーして来た時と同じように空間移動(テレポート)を発動させて白井黒子は消えてしまった。
 案内を止められたままのウエイトレスが事の一部始終を見ていたが全く動かなくなってしまった上条の対応に困っておろおろとしていたが丁度そこへ店内の一席
から声を掛けられた。 
 「おーい、当麻。こっちだこっち、さぁ早く来なさい。 母さんが楽しみにしてるだろう」
「あらあら刀夜さんったら。 本当は自分が一番楽しみにしている癖に」
おろおろするウエイトレスにその席を指差して「待ち合わせ相手はあそこの席みたいだ」と告げると
「はい、かしこまりましたー。 ではお席の方へご案内いたします」と言って満面の営業スマイルをくれた。
先を歩いていくウエイトレスについて店内を歩いて声の主と同じボックス席に座る。
「あんまり大声で騒ぐんじゃねぇよ。他のお客さんとか見てんだろ」
「あらあら当麻さんったら恥ずかしがり屋さんなのかしら。 刀夜さんどうしましょう?」
「こら当麻。あんまり恥ずかしがるんじゃ無い! 母さん困ってるだろ」
向かい側に座る上条の両親 上条刀夜と上条詩菜は大声などあまり気にしてない様子で話を続ける。 それを見るとまたかよ。と言う気持ちになるがこの夫婦は
いつでもこうなのだ。 いまさら息子の注意なんて気にも留めないだろう。 際限なくラブラブぷりを発揮する上条夫妻をいい加減にしろと手で制して

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